日にち薬

瀬戸内寂聴さんの言葉をタイトルにいただきました。
以前は「デルタ」をメインテーマに。今後は・・?

成果主義は「楽したがり」の表れだと思うのですが・・・。

2007-12-13 22:38:10 | いろ色
こんな記事を見つけた。

人と話すのが嫌いな若者たちは増えているのか


私の知人の職場では激務に嫌気が指し、1ヶ月病気休暇、またその職場の別の人は2ヶ月の病休を申請し、現在治療中だという。
私の職場でも似たような人がいなかったわけではない(激務ではなかったと思うが・・)。

要するに、おじさんとしては

根性足らん!

と、説教してしまいたくなる衝動が生まれる可能性もあるようなないような事例と言えるような事態であるかも、なんて・・・・・。


話したくないなら農業やればいいのに。
小規模で。
人手も借りずに頑張れば良いじゃん!

おれたち北海道民喜んであげようか?若者が来るなら!
歓迎されるのもいやだろうから、冷たくしてあげるのになあ。




少年団の子供の中に「試合で負けるのいやだから出たくない」という子がいた。
この子を出場させるために前回の大会は全員出場とした。



努力して報われないのだったら努力しない、ということなんだよ、なあ。それは。それは努力とは言えないんじゃないのかあ?なんて思うわけなんだよ、なあ。保護者はそんなわが子をどう思うんだろう?なあ?


報われている人は(そんな風に見える人も含めて)、押し並べて努力している!
報われようと思ったら努力しなければならないのだ。結果的に報われなくても努力を続ける事が努力家なんでしょう。

負けるから試合しない、わからないから勉強しない、振られるから恋人いらない、儲からないから仕事しない・・・。

○○△□□育成計画進行中!←自主規制


短期的な結果を親も子供も求めすぎなんじゃないだろうか?そしてそれは社会も。


このままでは成果主義で会社がつぶれる

日経の記事。アンケートの報告だ。
ここ数年の成果主義の横行に警告を鳴らしている。

いつの記事か忘れたが、教育に関する報告でも同様の勤務評価が教育の質を下げている、との記載があった。


社会も親も、「“ゆとり”のせいで学力落ちた!」って大騒ぎして、慌てて授業時間の増加を行う。
 そうして得られるものは、テスト結果を上げる事にのみ邁進する親と子と学校現場と、広い視野と長いスパンで物事を見ないクソマスコミ!が喜ぶ姿。
クソマスコミは次は「人間性の育成が求められている」なんて平気で書きやがるから、あいつらを信用してはいけない。


短期的な結果を求めるのも良いから、同時にそういうことを問わない分野も同様に用意しなければならない、と思う。


教育で言うなら、子供のいない自分は想像だけだが、短期的には勉強の結果を求め、長期的には友人とスポーツを通じての挫折と喜びを味わうことを求め、またそういったのと別に、突き放すときとべったり触れ合うときとを共存させながら子育てを楽しんで・・・なんて考えたりするわけだ。


人間を育てるのが何よりも手間がかかるしお金もかかるし、難しいというのはよくわかるつもり。
だけど、そういった人格者を育てることを努力しなければ、それこそ報われないかもわからないが、そういった人間の人格部分で社会も組織も親も努力をしなければ、精神面のみならず金銭面でも環境面でも、本当に何も報われない社会がやってくると思うんだが。


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