１リットルの涙

「私は東高を去ります。身障者という重い荷物をひとりで背負って生きてゆきます。なあんてかっこいいことが言えるようになるには1リットルの涙が必要だった…」


話題になっているようです。「泣ける！」ということで。


見たくないなあと思っていたけど、ついに見てしまった。第７話で。

見た私は・・・・
涙は・・・・・
こぼれなかった。

これまでの放送を見ていないせいかもね。


原作は８６年に発表されたものらしい。
劇中で登場人物が障害に理解を示さないのもそのせいなのかな？

今はあそこまでひどくないと思うのですが、いかがでしょう？


知的障害の子を持つ親と話したことがあります。
「社会から隔離したくない」
という趣旨のことを言っていた記憶があります。

普通の人の障害者に対する理解って全くない。自分も含めて。
同様に病気に対する理解もない。

病気の彼女に言われました。
「なってみないとわからない。なっているもの同士しか理解し合えない」

んー

厳しいお言葉。
実際そうなんだろうけど、でも、理解するのは難しいなあ。

ドラマの中の台詞で「居場所」と言っていましたが、その居場所が普通の人にとって関係のない場所であるのがつらいと言うことなんだよなあ。

病気の人にとって、病院が居場所になってしまう。
病院は、健康な人の居場所ではないわけだから、やっぱり理解は難しいよなあ。



病院や施設に居ざるを得ない人々もたくさん居るわけですが、一方でほんの少し、手助けをしてあげれば自宅を居場所と出来る病気の人や障害者もいるわけで・・・。


私の彼女はいずれ退院して、自宅で暮らすようになりますが、自宅が居場所となるのはまだ幸せなほうだなと思います。

出来うる限り自立した生活をして欲しいなと願うばかり・・・・。