X11は本来僕のバイクではなく、数年前に他界した友人の所有していたバイクである。
彼が他界した後、家族が乗り継ぐにも免許保持者が居なくて、知人に譲るにも、電気系統の配線がぐちゃぐちゃの追加配線があって、手に終えず自宅駐車場に居座ったままの状態だったのを引き取っていじり出したのが、事の発端だった。
電気配線を整理するのは、苦労する事ではなかった。
エンジンが掛からない事から僕とX11の付き合いは始まった。
最初のうちは、あまりお金をかけずに乗れるようにして、某オークションで売り飛ばして、費用を差し引いて
彼の家族へ送金するつもりでいた。
ところが、エンジン コントロール ユニットが逝かれている事が程なく判明する。
某オークションで、そのうちに誰かがパーツを出品するだろうとの淡い期待のもと現在に至る。
現在に至る迄の期間の中でも、いろんな思いで出品しようかと画策する度に、
なにがしかのトラブルが発生し、出品を断念し、修理を繰り返してきた。
いじる程に適当なタイミングで壊れるX11、愛着と言うか、腐れ縁と言うか、だんだんと意地でも走らせてやると言う思いで付き合い始めている気がする。
最初の頃は、太っちょデザインがいまいちだった、今では、それも個性と認め、ちょっとカッコいいとさえ思っている。
でも、 友に伝えたい。
やっぱり、僕は空冷4発が好きさ。 力が水冷と比べて弱くても、夏にバテやすくてもね。
ともあれ、試験走行するにも車検を取り敢えず通す事にしよう。
まだまだ僕には時間があるから。
まだまだ道半ば、再会(あの世で)したときのネタをためないと。。。
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