これを見てわかる人はかなりのマニアでしょうが(私もいきなり見せられても解らんでしょう・・・。)商品名VIPER-JET、80386SX搭載のコンピュータ用アップグレードCPUユニット基板です。
久々に倉庫から部屋に戻ってきたPC9801FS2ですが、なんか遅いなぁ、思っていました。そりゃ購入当時はそこそこ速かったとはいえ、今更386ベースのマシンですからね。
それにしても変だと思い、DOSベースのベンチソフトであるCPUBENCH(CPUの速さのみのベンチマークソフト)を走らせてみると、ノーマル状態とVIPER-JET搭載時では後者の方がウェイトかかっている分遅い結果に・・・。これは明らかにおかしい!ちゃんとキャッシュコントロールプログラムも起動しているのに。取説を引っ張り出して調べてみると、オプション設定が間違っていました。こりゃいかん。
必ず付けなければならない「/S」オプション忘れてどうするんだ、ということでCONFIG.SYSを書き換え、リセット。ワクワク・・・しかし、
メモリエラー!!
フリーズしました。ウェイト足りないのか??とも思いましたが、メルコのEMM386ドライバを使わなければ普通に起動しました。MELWERE Ver.5付属のものより新しいものに書き換えたら問題なく動きましたよ。
再度CPUBENCHで測定するとノーマル約11に対しVIPER-JET搭載時約45となりました。当時のカタログとほぼ同じ値を示したので一安心です。
Windows95も先日よりもかなり起動が速くなりました。まあ使おうなんて思うレベルではありませんけど。ついでにHDBENCH3.30で測定してみるとノーマルのPC9801FA2程度の性能が出ている様子。(CPU単体以外の性能は少々劣っているけど)
今回PC9801FA2とPC98FS2の入れ替えで気がついたのは、当時VIPER-JETの設定をウェイト無しにしたとき、FDDの読み書きが出来なくなるため仕方なくウェイトかけていたのですけど、改めてウェイト無し設定で使ってみたらFDDが読み書き出来ました。当時は専用スロット用SCSIボードを使用しており、これの転送方式がFIFOで、今はSMITのSCSI2ボードなのでその辺りで改善されたのでしょうか。
本当はSMIT転送はCPUに負荷がかかるらしいのでスペックの低いマシンにはバスマスタ転送の方が良いらしいけど、うちにある唯一のバスマスタSCSIボードはメルコのIFC-SCで、これを刺すと内蔵HDDの中身が認識しなくなったり、外付けのHDDが誤作動するため諦めました。おそらくこのボードでフォーマットし直せば使えるのですが、そんなことしたくないし。ちなみにファイルスロット機器等を活かしたいため、2000年頃出張で東京行ったとき探し回って玄人志向の二種盛り合わせカードを購入し使用しております。
しかしまあ、当時メモリなんて1MB当たり1万円していたのに、2GB位今なら買えますよねぇ。驚きです。
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