不定期日記ーねこ窓出張所(Ver.2)

写真用フィルムはどうなる??

 最近全くと言って良いほどフィルムカメラを使っていなかったので、現状をよく解っていなかったのですが、コニカミノルタの撤退、コダックの破産などで、気がつけば富士フイルム1社のみが写真用フィルムを供給(アグファもあると言えばあるが・・・。)状態になっている訳ですね。

 しかも単品販売はされず、5本パックのように、複数単位でなければ購入出来なくなっているのには驚きました。

 私のように、たまにはフィルムカメラも使いたいなぁ、位の考えで1本2本程度買うということが出来なくなってしまった訳です。

 久々に大型カメラ店のフィルムコーナーに行ってみると、何とも寂しい状況でした。

 昔はたくさんの冷蔵棚にぎっしりフィルムが列んでいたのに、今や1つの棚しかないのです。コダックは在庫品のみの供給なので、いずれ店頭から姿をけす事になるわけで、ますます状況は厳しくなるでしょうね。

 果たして富士フイルムはいつまで写真用フィルムを供給してくれるのでしょうか??

 今までかなりの数のフィルムカメラが世に出回ったとはいえ、今や新品で買える物はトイカメラだったり、一部の在庫品である中判カメラ程度でしょうか??

 デジタルカメラ全盛である以上、正直写真フィルムの存在意義としては35mm版はすでに無く、中判以上のフォーマットだと私は思っていたのですが、ハードウェア自体が新品で手に入らなくなってきたとなると、近い将来、フィルムが手に入らなくなる日が来るのでしょうか??

 私が修理やっていたころ、まさかフィルムカメラが無くなるとは思っていませんでした。

 今やスタジオでさえも、デジタルカメラですものね・・・。いやぁ、恐ろしい限りです。



 画像は久々に引っ張り出した、smcタクマー35mmF2.0です。中古で買ったものですが、私の手元に来たときからすでに、カメラに取り付けてファインダーを覗くと、画面が何となく黄色に見えます。

 このレンズはこういうモノなのか?と、ちょっとだけ思いましたが、どうやら当時使用された材質のせいで、レンズの色が黄ばむそうです。一般的にアトムレンズと呼ぶらしい・・・。

 そういえば放射性物質がレンズ生産で使われていた、という話は聞いたことあったのですが、まさに、このようなレンズのことだった訳です・・・。今更頭の中で一致しました。情けない・・・。

 デジタルカメラの場合、このレンズで撮影しても、ホワイトバランスをあわせてしまえば普通に取れちゃうので、あまり気になりませんね。問題はポジで撮る場合でしょうか?ブルーフィルター付ければ良いのかな??でも露出倍数かかっちゃうから、せっかく開放値F2.0のメリットが・・・。

 なぜ、フィルムの話をしたかというと、このレンズの事が原因でした。写真フィルム、どうなっちゃうんだろう~。
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