私が所有しているカメラやレンズ、アクセサリーの大半をこの本店、または10年くらい前に閉店した某デパートのテナントで入っていた店で購入した物です。
学校帰りや仕事帰り、休日通ったお店。私の青春が詰まっていると言っても過言ではないでしょう。
デジタルカメラが全盛を迎えた頃、まだ中古フィルムカメラ部門が利益を出していて好調だ、と言っていたこともありますが、昨年顔を出したときには、かなり厳しい、と話しておりました。
私も元業界人として、カメラ産業の衰退と、インターネット普及による価格競争で、地方企業がどんどん廃業していく様は非常に残念でならないです。
私が修理をしていた頃見慣れていた、某メーカーの修理票が付属した完成品がテーブルの上に置かれておりました。
かつて私が担当していた機種・・・。まだ札幌で直しているのでしょうか。最近元職場に行く機会が無いので状況は解りませんが。

たまたまショーウィンドウに、スクリューマウント時代のマグニファイアが格安で列んでいたので、購入して参りました。いつものようにバイヤーI氏価格で。
このマグニファイア。ASAHI PENTAX S3以降の、アイピースに溝の付いたスクリューマウント機と、Kシリーズ(フィルムカメラ時代のシリーズ)に使用が可能です。
写真はKXですね。
マグニファイアの有効性は、実はカメラ修理時代に実感しました。広角レンズや、ズームレンズのピント調整をする場合、肉眼だけでは判断が難しい場合があり、よく使っておりました。
その当時、PENTAXアクセサリーの異常な値上げの影響で、個人的にはおいそれと買えない状態になってしまいました。出来ればMシリーズ以降で使えるマグニファイアも、ちょっぴりほしいです。
話はそれましたが、日本国内の産業も下降線ですが、地方産業は壊滅しそうです。これではますます人口の流出、いや、流出した受け皿が無くなっていく状況はどうしたらよいものか。
本当にこの国はどうなってしまうのでしょうか。不安でなりません。