日々感じたこと

今日の本

昨日と打ってかわり寒い一日です。
今日の本は、京都伏見のあやかし甘味帖(月にむら雲、れんげに嵐)です。
柏てん著、宝島文庫から出ています。
シリーズ化されせいる第3弾で、さまざまな京都和菓子の紹介もあります。(シリーズ化されていること知らなかったですが…)
タイトル通りあやかしがでてきますが、主人公は東京で仕事と恋に破れた女性のれんげが、色々なあやかしに出会うことでトラブルに巻き込まれるお話です。
今回は、れんげが、天狗の恰好をした赤ん坊に出会うことで、またトラブルに巻き込まれます。どうやらその赤ん坊は、日本で有名な武将の生まれ変わりあることがわかります。赤ちゃんの世話に慌てふためきながら、相棒であやかしの子狐と一緒に赤ちゃんをつれて京都のゆかりの地を訪ね歩きます。一方、れんげと同居している和菓子好きの虎太郎も大学卒業を前に進路に悩むようになります。物語を読み進めるにつれ、時を超えた現世においても、武将と家来の主従の絆を感じるととともに、れんげと子狐のコンビにも似た絆を感じることができました。
このお話でも、れんげと虎太郎の仲も進展しないまま、れんげが京都から旅立つ日が近づき、この先二人の仲にどのような展開になるのか楽しみになりました。
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