日々感じたこと

図書バスを利用したくなるお話

今日の本
タイトル:本バスめぐりん。
著:大崎 梢

本バスめぐりん。 - 大崎梢|東京創元社

本バスめぐりん。 本でつながる想いをのせて、本バスめぐりんは今日も走る。本屋、出版社など「本の現場」を描く著者が描く今度の舞台は、都会を走る移動図書館!ハートフル...

東京創元社

 


 種川市という架空の地域を舞台にした巡回の図書バスで起こる心温まる謎解きのお話です。いくつかのお話で構成されていますが、図書バスを通して図書館含めた利用者を増やしたいという司書ウメちゃんと運転手テルさんのコンビが、バスにやってくる地域の利用者を巻き込みながら、図書バスでおこるちょっとした出来事を良い方向に導いていきます。
 引っ越してきたばかりの女子中学生がある本を見て突然泣き出してしまうお話がとてもよかったです。地域の人たちと司書さん・運転手さんの優しさや気遣いが温かく感じられました。また、学生の頃の純粋な気持ちや不安定な気持ち、大切な本との出会いを思い出させてくれたような気がしました。
 図書館好きな方には読んでほしい一冊です。

コメント一覧

kei
さっそくに
http://blog.goo.ne.jp/kyoo-10nen
こんにちは。
ご紹介を拝読して、さっそく手に入れました。
デビュー作だとか、『配達赤ずきん』と一緒に。
選択の幅が決まってしまっているようなところに、参考にさせていただき風穴を開けたい~(笑)
読み始めています。ありがとうございます。

『モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語り』(内田洋子)が思いだされます。
本を待つ人のために本屋になった村人、本を届ける職人の姿が描かれています。
文庫化されてはいないかもしれません…。
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