タイトル:本バスめぐりん。
著:大崎 梢
種川市という架空の地域を舞台にした巡回の図書バスで起こる心温まる謎解きのお話です。いくつかのお話で構成されていますが、図書バスを通して図書館含めた利用者を増やしたいという司書ウメちゃんと運転手テルさんのコンビが、バスにやってくる地域の利用者を巻き込みながら、図書バスでおこるちょっとした出来事を良い方向に導いていきます。
引っ越してきたばかりの女子中学生がある本を見て突然泣き出してしまうお話がとてもよかったです。地域の人たちと司書さん・運転手さんの優しさや気遣いが温かく感じられました。また、学生の頃の純粋な気持ちや不安定な気持ち、大切な本との出会いを思い出させてくれたような気がしました。
図書館好きな方には読んでほしい一冊です。
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kei
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