初投稿(ご挨拶を除いて)です。
再開にあたって、VHF・UHFのアンテナなら机上で工作できそうなので、144/430MHz帯のアンテナ系から始めてみようと思います。
先ずは同軸ケーブルを1/2λの整数倍で使うために切り出すことにします。
実用するケーブルを切り出す前に、試しに430MHz帯の中間435MHzの1/2λを切り出してみます。
使用する測定器は「nanoVNA」のみです。
【1】とりあえず435MHzの(真空中)半波長34.48cm(300÷435÷2)を切り出しました
コネクタの先端まで入れると約36.2cm。
片端を解放している時のインピーダンスを周波数を変化させて測定します。
この長さのとき、Rが無限大になる(片端開放なので)周波数は277.2MHz。
短縮率を計算してみます。
短縮率= 0.362 ÷ (300÷277.2÷2) = 0.669
【2】次に同軸ケーブルを2cmづつ切り詰め同様に測定します
2cmカット(288.9MHz)
4cmカット(313.3MHz)
6cmカット(331.1MHz)
8cmカット(350.1MHz)
10cmカット(373.1MHz)
12cmカット(399.3MHz)
14cmカット(430.6MHz)
ここから2mmづつ2回切り詰めました。
結果(435.4MHz) (他図と周波数のスケールが違います)
測定環境が悪いので測定精度は低いですが、このように切り出すことができました。
この時の物理長は約23.0cm。
短縮率を計算してみます。
短縮率= 0.230 ÷ (300÷435.4÷2) = 0.668
頭で覚えていることを実際に試してみたら結構楽しいものでした。
次は実用ケーブルを切り出します。