こんにちは。
帯状疱疹の診断が出る朝、こんな夢を見ました。
父親とわたしとで、旅館に来て、何か食べたらしい。記憶にはないのだけれど、おなかが一杯で、少し休ませてもらおうと、一室のコタツで寝た。さっと、起きてみると、コタツの向こうに父が寝てて、コタツの上には、きつねうどん。時間は、朝三時。
あぁ、お父さん、送ってかなくちゃいけないな、朝一番で送っていかないといけないから、5時位にもう一回起きて、それで、車の道を考えようかな。
きつねうどん、最近、丸亀食べてないな。美味しいのになぁ。冷たいほうがおいしいから、夏に行きたいのになぁ。ちょっと、食べてもいいかな。
・・・・・・いやいや、きっと、これは、お父さんが食べ残したんだろうから、取っておくか。
そんな夢を見て、帯状疱疹だと診断名を受けて、その夕方母に電話したら。
「あのねー、お兄ちゃんが、お父さんのお墓参りに連れてってくれて。」
「あれ、彼岸より早く行ったんだ。どうだったの?」
「草一つ生えてなくて、よかったよ。早く帰ってきた。」
「そうか。あのさぁ、きつねうどんたべた?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「いや、食べてないならいいんだけれどさ。」
「食べたわよ。お兄ちゃんと。」
「そっか。そういう落ちか。」
「なに、またお父さんのことでなんかあったの?」
「いや、朝方早くに、きつねうどんが、テーブルに出してあった夢を見たんだよ。」
「うちの?」
「ううん、出先の夢。お父さんとわたし、どこか二人で出かけて、食べてきた夢」
「ふーん。」
「ふーんってなによ。」
「いや、先日、お前たちと一緒に行ったでしょう。」
「うん。」
「あの時、CC君は、間違えて大人4人分のチケットを買ったときがあって。」
「あぁ、奴は自分の親父が生きているからその感覚じゃないの?」
「それで、他のお店でも、6名様?なんて言われて。」
「あぁ、言われたね。あの時は、おとうさん、ここに?って思ったけれど。」
「その夢、お前運転して、お父さんを家に帰したの?」
「帰さなかった。食べた食べたと思って、え?ここからどうやって帰るんだっけ?って悩んで終わった。」
「どうりで、墓にお父さんがいないわけだ。」
「え?」
「お父さんいなかったんだね、いない感じがしたんだよ。」
「んじゃ、また、盆くらいから、ひょっこり、遊び歩いているとか。」
「あんまり、お父さんに心配させないのよ?お父さんすぐ、お前のところに行く癖があるから。」
「うん、わかった。帯状疱疹は、お父さんにきっとばれているんだね。」
「まったく、亡くなってもあわただしい人だよ。きつねうどんも、とんかつも、しっかり戴きましたよ。」
「わかりました。」
そっか・・・・・。
うちの母親、最近少し、オカルト気味になってきたな。いや、昔からそうで、そう思わなかったのかもしれないけれど、やっぱり、どう考えても、うちって変だ。お父さんは、亡くなっても、相変わらず、遊び歩いてて、こんなんで、輪廻転生とかあって、大丈夫なんだろうか。
先日、とんかつ屋に入って、あまりのうまさに、母はすぐにとんかつをたいらげた。よく考えると、そういうものを食べたがらない母なのに、何であの時は、あんなに食べていたんだろう。なんか、そう言えば、あのとんかつ屋で、微妙になんか変だったな。母親の態度が、なんか変だった。
まぁ、お父さん。食べるなら、わたし使ってよ(苦笑)。お母さん、あの後、結構苦しんだようだから。
ところで、あなたは、何で、成仏しても、相変わらず、ふらふらしているわけ?。いや、お父さんは心配性とか、そういうことでごまかさなくていいから。
朋