「北極星に願いをこめて」 (右脳のひらめき)

I'm your polar star in the journey of life.

キッドナップ ~子供誘拐~

2012年02月27日 11時35分37秒 | 精神哲学 ~魂の筋力をつける朋塾~

こんにちは。

そもそも、私が子供をきちんとしつけようと思い出したのは、NYに行った頃でした。当時の主人の考えは、極めて、田舎で育てている感覚で、東京都の中で育てるというコトとの違いに、意外と抵抗感が大きかったんですよ。野放しにするとか、人に面倒を見てもらおうとか、そういう考えの主人だったんですね。

ところが、NYに移って、日本食のスーパーにて、やっぱり、彼氏があちこちに、息子を野放しにするんですよ。

息子は、モノを見れるだけで、もう興奮気味で、なんにでも手を出して、それを散らかしても、親である主人は、自分の買い物に忙しいので、気にしなかったんですね。流石に私が呆れて、

「あなたは、キッドナップって単語をご存知ですか。」

「あぁ、子供誘拐ね。知ってるよ。よくあるみたいだし。」

「今、この現在、あなたは息子がどこにいるか知っていますか。」

「うん、このスーパーの中。」

「見えていますか、監視していますか。」

「どうして?どうしてそんなことを聞くの?どうせ、この裏側にでもいるよ。」

「日本人の子供って高値で売れるんですってね。」

「・・・・・・・・・。いけない、僕子供をカートに乗せておかなくちゃ。」

 

結局、危機感がないと何もできない主人を説き伏せるには、キッドナップが一番いい単語でした。彼は、それ以来、子供の監視をし、あんまりよき遊び相手にはならないようなんですが、常に、子供を身近においておくことにしました。

日本では、社会で子供を育ててくれという割には、小さな子供がうろうろ一人ですることに関しては、なんの危機感も持たないんですよね。それが、すっと、社会で子育てってなると、全てが善人ではないわけですよ。明らかに危ない目的で近寄ってくる大人もいるわけです。ファミレスも、子供だけが行っていいレストランではないんですね。だけれど、なんでも子供にやらせて、その失敗に関して、失敗しそうだったから、「どこかのおじさんが、支えて手を持った」だけで、親切心で手伝ったおじさんは、変質者呼ばわりでしょう。矛盾が多くないですか。

子供は保護されるものであって、保護者は、親なんですよ。保護しなければ、この世界のことなど、分からないんですね。

実際に、中二病がどれ程痛いかと言えば、中二になった時に、俺って世の中の仕組みを知っちゃった?って感じに子供が受け取るんです。だけれど、何故、保護される身の上になっているかといえば、世の中の仕組みを知らないからですよ。ついでに言えば、大人になっても、世の中の仕組みを知らない人は一杯います。騙されて、たかられて、そんなこと、良くある事ですが、子供の頃、あれこれ、経験して親の経験も伝えておけば、大体は予測可能な世界になるでしょうよ。

だけれど、実際には、連れ去られる危機感が、あまりにあるアメリカでも、割と頻繁に、いなくなってしまうことがよくありまして、よく、報道に載せられていました。いなくなってから、見つけた人に懸賞金600ドルって出すより、手始めは、

世の中、いい人ばかりではないんだってことを、子供に教えておくことが大事なんだと思います。

 

世の中、いい人ばかりで、ニコニコ見守られて、そして育った子供は、確実に、思春期を向かえ、世の中の悪い人に捕まった時に、対応ができなくなります。今まで世の中はそういう人ばかりだった。だけれどね、違うのよ、ぼうや、よくお聞きなさい、世の中には、あなたの想像を越える人が沢山いるの。それは、悪い人もいるし、あなたより優れている人、あなたよりお金が少ない人も、お金が多い人もいる。

あなたは常に目を覚ましておきなさいって言ったのは、聖書かしら。

ちなみに、米国は、飛行機の中を子供がうろうろすることでさえも、極端なほど嫌います。笑顔を向けてくれる人ばかりではありません。子供がいるんだからという言い訳は、言い訳にもならないのです。だからこそ、子供の教育の為に、そういう存在がいることを教え、保護してあげてください。欧米では、小学生になっても、ホイホイついていってしまう子供がいるので、そこら辺はどうなんでしょうね。

帰ってこないところを見ると、その子はどうなったんでしょうね。

ピノキオの話にもあったでしょう。どこの世界も、自分の子供をしつけることは、大変だけれど、一定以上のことを教えておかないと、子供であった当人がのちのち苦労するってことは、もう分かっているんですよ。しつけは、親のためではなく、子供のためなんですよ。

 

 

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2 Comments

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私の ()
2012-02-27 15:48:48
子供時代は、だいたい皆、放し飼いだったので、随分見知らぬ大人に追われました<笑>まあ、だいたい、悪いのはこちらでしたが殺されると思って本気で逃げましたね。放し飼いの犬とバトルしたり、本物の幽霊から走って逃げたこともありました<笑>いろんなモノから逃げるのが得意になりました。多分、それで人生が狂ったんですねぇ・・残念です。
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くっくっくっく(大笑) ()
2012-02-28 13:58:06
知さま

いやぁ、あなたが脱兎なら、私も脱兎ですから、とっくに人生が狂ったんでしょうねぇ。私も、本来ありたかった姿と、かけ離れている現在に、啞然としておりますよ(笑)。

そもそも、昔って、もっと危険でしたよね。それこそ、昭和は、凄まじい混乱の象徴でしたからね。でも、今の子はさびしいですな。

ありがとう
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