Ivy Leaguer's Post

好きなことだけを好きなだけ綴ってます。

レタードセーターという魅力的な選択肢。

2020-03-15 16:15:13 | 日記

アイビーリーグと呼ばれる大学は
ブラウン、コーネル、コロンビア、
ペンシルベニア、プリンストン、
ダートマス、イェール、ハーバードの
全部で8校から構成されています。

しかしその認定理由は
"ツタ(アイビー)が絡まっていた大学"が
その由来と定説付けられているだけなので

単にファッションのフィルターで見るのなら
他所の学校にも興味深いものがあるのは
火を見るより確かなんです。
しかしほとんど、他の学校の話に関して
ファッション誌では伝えていないのも事実。


なので今回は、
その8つに属さないアイビーリーグの外側
ワシントン大学に特化した
レタードセーターの魅力に迫ります。


かの有名なジョージ・ワシントンを
起源とするワシントン大学。
ご存知、アメリカの初代大統領であり
ブルース・リーやボブ・サップも
同大学の卒業生として名を連ねています。


学生の姿を見て、胸打たれるのは
やはりスポーツウェア。
中でもワシントン大学の
レタードセーターに僕は注目してほしいです。
作りがすごくシンプルで丈夫。



(1948年ワシントン大学生徒の集合写真)



野球、アメリカンフットボールなどなど
クラブの競技によって着るアイテムの差は
あれど、ワシントンを示すWのワッペン
どのチームに於いても統一されていました。




(ワシントン大学野球チームのユニフォーム)



レタードセーターにも丸首・V字など
いつくかの種類がありましたが、
今回は可愛さという点で評価してみたい
V字のレタードセーターに着目しましょう。


1940年代から1950年代という
わずか10年間あまりの間にしか
V字のレタードセーターは存在してません。
じゃあその後は?となると、
レタードカーディガンに移行するわけです。



(ワシントン大学のレタードセーター)


雰囲気たっぷりのネイビーカラー。
タグの上にチェーンステッチで
名前を刺繍するのが当時のお決まりでした。



(Lasley Knitting社はCOOPの名門メーカー)



そして、僕の手持ちはブラック。
年代によって色を変えていたのかは
不明ですが、どうやら
複数の色が存在しているみたいです。



(黒に赤のレタードセーター)




(残念なことにネームがちぎれてます…)


主な着用方法としてはこんな感じで
ボタンダウンの上に被せてあげるのが
スマートな当時風の着こなし。

ニットは極厚に編んであるので
真冬もブレザーを上に重ね着すれば
その辺のニットより保温性は高くなります。


(半世紀以上経ってもほつれないワッペン)


生地もさることながら
ワッペンも相当肉厚なデザインで
しっかり縫い付けられているのが分かります。

動きやすさを重視して作られているので
重たそうに見えますが、実際着てみると
思ったよりも軽やかな感触に
驚かれると思います。


(1951年の子供はレタードカーディガン姿)
※しっかりワシントンのWが付いてます(笑)


レタードセーターの魅力を知ると
レタードカーディガンに対する理解度も
より深いものになっていくと思います。


たまにはアイビーリーグ以外の世界も
眺めてみるのもいいかもしれません。
思わぬ発見に出逢えるかも。




2020/03/15(日)
Kohei





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