こんにちは。
関東で雪を見たのは久しぶりです。
オフィスの窓にも沢山の結晶がくっつき、
午後からはそれが雨で洗い流されました。
外も寒さ厳しく、外出禁止要請など
大変な局面に強いられていますね。
ストレスの溜まりやすい週末ですが
家の中で出来る、好きなことをして
少しでも実りある日曜日になりますように。
さて、今回のテーマは
バック・トゥ・ダートマス。
ダートマス大学の学生が教えてくれた
アワードジャケットの着こなしについて
迫ってみたいと思います。
アイビーリーグでは名門中の名門
ダートマス大学。
学校のスクールカラーはグリーンで
見栄えの良い色を使っていたことから
ラルフローレンのラグビー名義では
コットンレタードにダートマスグリーンという
色の名前で採用されたこともありました。
個人的にはカスタムブレザーを
作ったりなどもしていたほど、
思い入れがあり、特に好きな大学です。
そして本日紹介する
アワードジャケットもダートマスモノ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/c3/8b8f36c49572b94f08ef2b5ce7bbe5d0.jpg?1585457919)
(僕の愛用しているダートマスモノたち。)
ダートマス大学は
教養学部に優れており
全米の大学の中で13番目に設立された
アメリカ独立戦争以前からある9校のひとつ。
いわゆる、
コロニアル・カレッジという分類です。
ニューハンプシャー州は
ハーノーバー市に位置していて
アイビー映画「アニマル・ハウス」は
ダートマス大学の社交クラブが物語の舞台。
名前は忘れてしまいましたが
アメリカンフットボールの映画でも
ダートマスの実話を基に描かれた作品も
過去のアーカイヴにはありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/6b/62da032442fc08edbf7d09cf804cb388.jpg?1585458357)
(ダートマス大学が舞台のアニマル・ハウス)
ダートマス大学と言えば
クラブジャケットが印象的です。
アワードジャケットを背中で魅せるという
初めての感覚に感動しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/2d/a6f060c2ce177f101b51ba4a60f0eb46.jpg?1585458513)
(通学はアワードを愛用していた)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/53/6673150eeecb308d80f173e99a52855b.jpg?1585458513)
(理工学系の学生も愛用)
スタジャンといえば、
フルデコと言われるような
全面にワッペンやチェーンステッチで
豪華絢爛に装飾刺繍された
ジャケットばかりが目立ちますが
実際本場のアイビーリーガー達は
こういったミニマリズムの効いた
シンプルでクラシックなジャケットを
デイリーユースしていたのが判ります。
メッセージ性のあるアーチデザインが
とっても魅力的ですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/9c/56b55b29bfc2715f6a2a2665e32cc1af.jpg?1585458775)
(グレー地のダートマスジャケット)
僕が所有しているダートマスの
アワードジャケットも
同じアーチロゴにUNIVERSITYの文字まで
入ったデザインになっています。
グレー地で、文字は刺繍ではなく
フロッキープリント。
チャンピオンがトレーナーなどに多用した
プリント手法のひとつですが
このジャケットは、
アメリカ製ではなく日本製。
1970年代~1980年代にかけて
アメリカのアイビー文化を手本にして
各日本のメーカーがこぞって製作した
アイテムのうちのひとつになります。
恐らく本家はグリーンを多用していたので
グレー地というのは存在してないはずです。
でも、日本製は非常によく出来ています。
サイズ感も日本人向けなので丁度いい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/58/7d4c6b08002098b00a86520c17a5c287.jpg?1585459049)
(スナップボタン部分。40年以上昔のもの。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/51/b7df24af1719163ea980a197d278c58d.jpg?1585459086)
(リブの切返しとポケット。とにかく可愛い。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/55/9f8d708d9367ade80460db9a1a58d30c.jpg?1585459123)
(希少な日本製のダートマス)
製作・販売を手がけたのは
大阪のトラッド服飾店で有名な
メンズショップ大阪屋さん。
このアワードジャケットは
当時のデッドストックなので
状態も非常に保存が良くて、タグ付きです。
今のアイビーメーカーは
おかしな方向に舵を切っているので
まったく参考にはなりませんが
昭和のアイビーブランドはVANを代表に
アメリカを手本にした服作りを
テーマの主軸に置いて作っていたので、
アイテムにもそれが鮮明に反映されてます。
ダートマスのスタジャンを作ろう!という
意気込みがいいですよね。
やっぱり手本はアメリカなんだなぁと
改めて感じさせられる一着です。
大学ネタは他にもまだまだあるので
今後もブログで紹介していければと思います。
2020/03/29(日)
Kohei