こんにちは。
関東で雪を見たのは久しぶりです。
オフィスの窓にも沢山の結晶がくっつき、
午後からはそれが雨で洗い流されました。
外も寒さ厳しく、外出禁止要請など
大変な局面に強いられていますね。
ストレスの溜まりやすい週末ですが
家の中で出来る、好きなことをして
少しでも実りある日曜日になりますように。
さて、今回のテーマは
バック・トゥ・ダートマス。
ダートマス大学の学生が教えてくれた
アワードジャケットの着こなしについて
迫ってみたいと思います。
アイビーリーグでは名門中の名門
ダートマス大学。
学校のスクールカラーはグリーンで
見栄えの良い色を使っていたことから
ラルフローレンのラグビー名義では
コットンレタードにダートマスグリーンという
色の名前で採用されたこともありました。
個人的にはカスタムブレザーを
作ったりなどもしていたほど、
思い入れがあり、特に好きな大学です。
そして本日紹介する
アワードジャケットもダートマスモノ。
(僕の愛用しているダートマスモノたち。)
ダートマス大学は
教養学部に優れており
全米の大学の中で13番目に設立された
アメリカ独立戦争以前からある9校のひとつ。
いわゆる、
コロニアル・カレッジという分類です。
ニューハンプシャー州は
ハーノーバー市に位置していて
アイビー映画「アニマル・ハウス」は
ダートマス大学の社交クラブが物語の舞台。
名前は忘れてしまいましたが
アメリカンフットボールの映画でも
ダートマスの実話を基に描かれた作品も
過去のアーカイヴにはありました。
(ダートマス大学が舞台のアニマル・ハウス)
ダートマス大学と言えば
クラブジャケットが印象的です。
アワードジャケットを背中で魅せるという
初めての感覚に感動しました。
(通学はアワードを愛用していた)
(理工学系の学生も愛用)
スタジャンといえば、
フルデコと言われるような
全面にワッペンやチェーンステッチで
豪華絢爛に装飾刺繍された
ジャケットばかりが目立ちますが
実際本場のアイビーリーガー達は
こういったミニマリズムの効いた
シンプルでクラシックなジャケットを
デイリーユースしていたのが判ります。
メッセージ性のあるアーチデザインが
とっても魅力的ですよね。
(グレー地のダートマスジャケット)
僕が所有しているダートマスの
アワードジャケットも
同じアーチロゴにUNIVERSITYの文字まで
入ったデザインになっています。
グレー地で、文字は刺繍ではなく
フロッキープリント。
チャンピオンがトレーナーなどに多用した
プリント手法のひとつですが
このジャケットは、
アメリカ製ではなく日本製。
1970年代~1980年代にかけて
アメリカのアイビー文化を手本にして
各日本のメーカーがこぞって製作した
アイテムのうちのひとつになります。
恐らく本家はグリーンを多用していたので
グレー地というのは存在してないはずです。
でも、日本製は非常によく出来ています。
サイズ感も日本人向けなので丁度いい。
(スナップボタン部分。40年以上昔のもの。)
(リブの切返しとポケット。とにかく可愛い。)
(希少な日本製のダートマス)
製作・販売を手がけたのは
大阪のトラッド服飾店で有名な
メンズショップ大阪屋さん。
このアワードジャケットは
当時のデッドストックなので
状態も非常に保存が良くて、タグ付きです。
今のアイビーメーカーは
おかしな方向に舵を切っているので
まったく参考にはなりませんが
昭和のアイビーブランドはVANを代表に
アメリカを手本にした服作りを
テーマの主軸に置いて作っていたので、
アイテムにもそれが鮮明に反映されてます。
ダートマスのスタジャンを作ろう!という
意気込みがいいですよね。
やっぱり手本はアメリカなんだなぁと
改めて感じさせられる一着です。
大学ネタは他にもまだまだあるので
今後もブログで紹介していければと思います。
2020/03/29(日)
Kohei