◆6月26日(水)学校視察 第3日目
●Sacred Heart College (セイクリッド・ハート・カレッジ)
オークランド市内近郊にある名門男子高校で、1903年に創設されたという歴史ある由緒正しいカトリック系の高校です。
ニュージーランドの中学校・高校はほとんどが公立ですが、Sacred Heart Collegeはインテグレーテッドカレッジと言い、公立制度を取り入れる元私立校として運営されています。学校設備や敷地は公的資金、先生たちや学校スタッフは私的資金からの運用だそうです。
Year7~13年生(中学~高校生相当)の全約1200名(訪問当時は1270名)の生徒が在籍しており、うち約50名は留学生です。
学業、スポーツ、文化面でとても優秀な名門校であるため大変人気があり、地元学生でさえ入学するのが大変だそうです。
実際、学業では成績優秀者がスカラシップで名門大学に入学したり、ニュージーランドの国技であるラグビーでナショナルチームのキャプテンを務めた方が卒業生にいたりと、まさに文武両道のカレッジです。
●成績優秀者の掲示 ●歴代のスポーツチーム写真 ●講堂内(改装予定)
訪問時、Year13に在籍中の弊社のお客様とお話できる機会があり、サッカーが強いのでこの高校を選んだとおっしゃっていました。 一応日本の大学進学も含めて検討しているが、本当はニュージーランドの大学に進学されたいそうで、受験勉強とニュージーランドの大学進学を目指し、二刀流で頑張っていらっしゃいました。
カレッジには寮も完備されており、寮生活をされている生徒さんたちは、昼食も寮内カフェテリアで取るなど、寮での生活を中心として行動するように決められています。
●カフェテリア(寮内)1 ●カフェテリア(寮内)2 ●スチューデントラウンジ(寮内)
寮滞在は、約170名分収容できるようになっており、留学生はホームステイと寮滞在がおよそ半分ずつの割合となっているそうです。
基本的に相部屋となりますが、上級生になると個室が与えられるようになります(バスルームは共同)。
●図書室内1 ●図書室内2 ●留学生課ディレクターのTingさんと
男子校で、とても元気な男の子もいましたが、カトリック系の歴史ある由緒正しい学校ですので、生徒さんたちもきちんと挨拶ができる子たちばかりで感心しました。
学校内に寮もありますので、規則正しく生活できますし、寝食と共にすることで寮生同士の仲間意識、信頼関係の構築につながる大変良い環境だと思います。
留学課のスタッフもしっかりとサポートしてくれますので、安心ですね。
●MacLean College (マクレーン・カレッジ)
留学生数200名以上が在籍する大規模校のひとつで、オークランド郊外に立地する男女共学の公立校です。
アジア系移民が多く住むエリアで周辺の治安も良く、通学もバスで10~15分程度とのこと。
訪問時にお会いした日本人の留学生の方によると、ホストファミリーも親切な方が多くて滞在しやすいとのことでした。
●校内1 ●校内2 ●留学課のパトリックさんと校長Byronさん
ちなみに、こちらの学校では「House 制」を採用しており、朝礼や休憩時間にあるティータイム、学内対抗戦などがハウス単位で行われるそうです。
ハウスのメンバー同士で過ごす時間が多くなるので仲良くなりやすいし、留学生も同じようにハウス毎に振り分けられるので、友達を作り易いのだそうです。
ハリーポッターのような制度で、学校内の生活がより楽しくなりそうですね!
授業が終わったあとの夕方の時間帯に学校内を拝見させていただいたので、授業風景はあまり見れなかったのですが、ちょうど親御さんと先生との面談が行われていた日だったので、普段は学校内であまり見かけない親御さんたちがたくさん来ていらっしゃいました。
学内はとても広いでので、生徒さんたちが来校された親御さんたちを面談場所に丁寧に誘導していました。
親御さんは先生との面談とあって、少し緊張された顔つきの方が多かったですが、これはどこの国でも同じですね。
ホームステイ手配などをされている学校スタッフともお話させていただける機会があり、留学生数が多いことから学校スタッフも留学生の対応にとても慣れていらっしゃいますので、留学生ならではの悩みなども相談しやすい環境ですね。
◆◇◆◇◆学校訪問編~4日目~へ続く◇◆◇◇◆◇