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アマルフィのドゥオーモ拝観もいよいよ大詰め、順路の最後は、ドゥオーモの本堂ともいうべき大聖堂(正真正銘の「ドゥオーモ」)へと至りました。
イエスの使徒の名を冠する聖堂に相応しい、荘厳にして洗練された麗しさに満ちた空間は、この場を訪れた者の心を等しく「大いなるもの」の存在に触れさせて、穏やかな安らぎを与えてくれるように感じました。
<アマルフィ>
<アマルフィ(Wikipedia)>
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地下礼拝堂(クリプタ / Cripta)から続く階段を上がりきると、「閉じられた空間」であった地下礼拝堂とは対照的に、高い天井が精神の解放を象徴しているような、大聖堂の空間となりました!
イエスの生誕の場面を再現したプレセーピオ(Presepio)も、流石に大きく、精巧な造りとなっていて、技巧的にも凝っています。
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祭壇も、大がかりで壮麗な装飾が施されています。
この日も、拝観者向けに開放される時間の前までは、こちらで信徒向けにミサが執り行われていました。
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祭壇を正面から見ると、その壮麗な輝きが一層の迫力を以て迫ってくるようです。
精緻な装飾は、見事という他ありません!
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祭壇とはちょうど対称の位置にある、大聖堂の出口方向。
静謐な祈りの場という、落ち着いた雰囲気に満ちています。
窓から射す光が逆光となって、渋く輝く黄金の天井が素晴らしい!
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その天井の絵画と装飾。
絵画のテーマは、私には分かりませんでしたが、教会の絵画は聖書の内容を描いているものなので、この絵も恐らく聖書の一場面なのでしょう。
それにしても、この高い天井にどの様にして、このような精巧な装飾を施したのでしょうね。
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大聖堂の一番端、パイプオルガンのパイプの真上にあたる部分の天井。
何かの紋章のような装飾です。
見れば見る程、その細やかさに見入ってしまいます…。
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大聖堂の端から、祭壇を眺めて。
祭壇へ近付く程、明るくなっていきます。
右側に電飾で照らされている部分が、地下礼拝堂から上がってきて最初に見た、プレセーピオです。
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拝観者も、カトリックをはじめクリスチャンの方が多いのでしょう、ベンチに腰掛けて、しばらくの間神との心の対話を行なっているかの如く、静かに佇む姿を多く見掛けました。
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アマルフィのドゥオーモ(Duomo di Amalfi)に葬られている、聖アンドレア(Sant'Andrea Apostoro)の胸像。
漁をしている時にイエスから声を掛けられ弟子となったとされていることからか、魚を手に提げています。
聖アンドレアは、X字型の十字架に磔となって殉教したことから、このX字型の十字架をキリスト教では、「聖アンドレア十字(聖アンデレ十字)(Croce di Sant'Andrea)」として、十字架を模したシンボルの1つとしています。
スコットランドの国旗やロシア海軍旗等、聖アンドレアを守護聖人に戴く国や組織等の旗や紋章等にも、この聖アンデレ十字のデザインが多く採用されています。
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真珠で作られている十字架。
エルサレムから運ばれてきたそうです。
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見る角度によって光の当たり方が変わって、雰囲気も変幻自在の、神秘的な大聖堂。
前後左右に移動しては腰を下ろして眺め入り、その度素晴らしい眺めに感嘆していました。
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プレセーピオの上部は青い光で照らされ、それがまた幻想的な光景の演出に一役買っていました。
天使が数多く舞っていました。
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ベンチの方向は、明るい光で満たされた祭壇とは対照的に、深海の如く暗く静かな雰囲気の中で祈りを捧げるに相応しい、ストイックな空気に満ちた眺めでした。
パイプオルガンのパイプさえ、荘厳さを醸し出す装飾となっていますね。
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拝観者の靴音やざわめきのみが響く堂内。
長い歴史の中で、人々の様々な思いを祈りの形で聞き続けていた大聖堂は、この日も変わらずそうした幾多の祈りを、黙々とまた積み重ねているようでした。
この大聖堂の拝観を以て、順路は一巡。
壮麗な雰囲気を存分に感じ取ったと思うまで堂内に留まってから、ドゥオーモの外へと出ました。
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大聖堂正面の玄関中央にある、ブロンズ製の扉。
拝観の入口でいただいたパンフレット(何と日本語版も有り…それだけ日本人の拝観者も多いということか…)によれば、コンスタンティノープル(Constantinopolis / Κωνσταντινούπολις )からイタリア(Italia)へと運ばれた、最初のブロンズ製の扉、とのことです。
1060年に、アマルフィの有力貴族から寄附されたそうです。
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ドゥオーモの外へ出て、柱廊の玄関から再びドゥオーモ広場(Piazza Duomo)を眺めます。
拝観前には降っていた雨は、上がっていました。
それでも、いつまた降り出してもおかしくない空模様でしたが…;
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内部だけでなく、外観もまた壮麗さが際立つアマルフィのドゥオーモ。
1700年代前半のバロック建築で、それまでのロマネスク様式が隠されてしまっているとのこと。
建材は大理石で、色の違いの組み合わせによる縞模様もとても印象的で、独特のオリエンタルな個性が魅力的な聖堂です。
アマルフィ観光の中心的存在として多くの観光客が拝観すると同時に、聖人たる使徒の一人を祀る聖堂として世界中の信徒が巡礼に訪れる聖地としての顔を併せ持った、アマルフィのドゥオーモ。
「黄金のドゥオーモ」の異名は、その金色の装飾からだけではないと思わせる、特別に魅力的な個性に、カトリックならずとも大いに感化された聖堂の拝観でした!
このドゥオーモを擁しているという事実からでも、今日では南イタリアの小さな町に過ぎないアマルフィ(Amalfi)が、世界中から人々を惹き付ける魅力を備えている「大きな」町であり続けていることが良く分かった、ドゥオーモの拝観でした。
イエスの使徒の名を冠する聖堂に相応しい、荘厳にして洗練された麗しさに満ちた空間は、この場を訪れた者の心を等しく「大いなるもの」の存在に触れさせて、穏やかな安らぎを与えてくれるように感じました。
<アマルフィ>
<アマルフィ(Wikipedia)>
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地下礼拝堂(クリプタ / Cripta)から続く階段を上がりきると、「閉じられた空間」であった地下礼拝堂とは対照的に、高い天井が精神の解放を象徴しているような、大聖堂の空間となりました!
イエスの生誕の場面を再現したプレセーピオ(Presepio)も、流石に大きく、精巧な造りとなっていて、技巧的にも凝っています。
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祭壇も、大がかりで壮麗な装飾が施されています。
この日も、拝観者向けに開放される時間の前までは、こちらで信徒向けにミサが執り行われていました。
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祭壇を正面から見ると、その壮麗な輝きが一層の迫力を以て迫ってくるようです。
精緻な装飾は、見事という他ありません!
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祭壇とはちょうど対称の位置にある、大聖堂の出口方向。
静謐な祈りの場という、落ち着いた雰囲気に満ちています。
窓から射す光が逆光となって、渋く輝く黄金の天井が素晴らしい!
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その天井の絵画と装飾。
絵画のテーマは、私には分かりませんでしたが、教会の絵画は聖書の内容を描いているものなので、この絵も恐らく聖書の一場面なのでしょう。
それにしても、この高い天井にどの様にして、このような精巧な装飾を施したのでしょうね。
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大聖堂の一番端、パイプオルガンのパイプの真上にあたる部分の天井。
何かの紋章のような装飾です。
見れば見る程、その細やかさに見入ってしまいます…。
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大聖堂の端から、祭壇を眺めて。
祭壇へ近付く程、明るくなっていきます。
右側に電飾で照らされている部分が、地下礼拝堂から上がってきて最初に見た、プレセーピオです。
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拝観者も、カトリックをはじめクリスチャンの方が多いのでしょう、ベンチに腰掛けて、しばらくの間神との心の対話を行なっているかの如く、静かに佇む姿を多く見掛けました。
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アマルフィのドゥオーモ(Duomo di Amalfi)に葬られている、聖アンドレア(Sant'Andrea Apostoro)の胸像。
漁をしている時にイエスから声を掛けられ弟子となったとされていることからか、魚を手に提げています。
聖アンドレアは、X字型の十字架に磔となって殉教したことから、このX字型の十字架をキリスト教では、「聖アンドレア十字(聖アンデレ十字)(Croce di Sant'Andrea)」として、十字架を模したシンボルの1つとしています。
スコットランドの国旗やロシア海軍旗等、聖アンドレアを守護聖人に戴く国や組織等の旗や紋章等にも、この聖アンデレ十字のデザインが多く採用されています。
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真珠で作られている十字架。
エルサレムから運ばれてきたそうです。
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見る角度によって光の当たり方が変わって、雰囲気も変幻自在の、神秘的な大聖堂。
前後左右に移動しては腰を下ろして眺め入り、その度素晴らしい眺めに感嘆していました。
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プレセーピオの上部は青い光で照らされ、それがまた幻想的な光景の演出に一役買っていました。
天使が数多く舞っていました。
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ベンチの方向は、明るい光で満たされた祭壇とは対照的に、深海の如く暗く静かな雰囲気の中で祈りを捧げるに相応しい、ストイックな空気に満ちた眺めでした。
パイプオルガンのパイプさえ、荘厳さを醸し出す装飾となっていますね。
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拝観者の靴音やざわめきのみが響く堂内。
長い歴史の中で、人々の様々な思いを祈りの形で聞き続けていた大聖堂は、この日も変わらずそうした幾多の祈りを、黙々とまた積み重ねているようでした。
この大聖堂の拝観を以て、順路は一巡。
壮麗な雰囲気を存分に感じ取ったと思うまで堂内に留まってから、ドゥオーモの外へと出ました。
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大聖堂正面の玄関中央にある、ブロンズ製の扉。
拝観の入口でいただいたパンフレット(何と日本語版も有り…それだけ日本人の拝観者も多いということか…)によれば、コンスタンティノープル(Constantinopolis / Κωνσταντινούπολις )からイタリア(Italia)へと運ばれた、最初のブロンズ製の扉、とのことです。
1060年に、アマルフィの有力貴族から寄附されたそうです。
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ドゥオーモの外へ出て、柱廊の玄関から再びドゥオーモ広場(Piazza Duomo)を眺めます。
拝観前には降っていた雨は、上がっていました。
それでも、いつまた降り出してもおかしくない空模様でしたが…;
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内部だけでなく、外観もまた壮麗さが際立つアマルフィのドゥオーモ。
1700年代前半のバロック建築で、それまでのロマネスク様式が隠されてしまっているとのこと。
建材は大理石で、色の違いの組み合わせによる縞模様もとても印象的で、独特のオリエンタルな個性が魅力的な聖堂です。
アマルフィ観光の中心的存在として多くの観光客が拝観すると同時に、聖人たる使徒の一人を祀る聖堂として世界中の信徒が巡礼に訪れる聖地としての顔を併せ持った、アマルフィのドゥオーモ。
「黄金のドゥオーモ」の異名は、その金色の装飾からだけではないと思わせる、特別に魅力的な個性に、カトリックならずとも大いに感化された聖堂の拝観でした!
このドゥオーモを擁しているという事実からでも、今日では南イタリアの小さな町に過ぎないアマルフィ(Amalfi)が、世界中から人々を惹き付ける魅力を備えている「大きな」町であり続けていることが良く分かった、ドゥオーモの拝観でした。
イタリアの教会はドイツ・オーストリアの派手派手バロックとフランスの厳かな教会の中間(ちょっと派手派手寄り)に位置しているようですね。
コルドバのメスキータを思わせるようなオリエンタル風のアーチがいいですね。
今までにこんな装飾が施されたクリプトは見たことがありません。
今回スペインでは教会での写真撮影が禁止されているところが多かったのですが、写真OKの教会で撮ったものがボケボケで全滅に近い状態。
taろうさんの教会内の写真の鮮明さにビックリです。
お時間、環境の、ご都合の良いときにお越しいただければ、嬉しいです(^-^)
イタリアの教会は確かに、素朴さと華麗さの中間、バランスのとれたセンスが感じられるものが多いなぁ、と今回の旅で感じました。
アマルフィも、繁栄の源泉は東方との交易とのことなので、オリエンタルなイスラム風の様式を取り入れたのでしょうね。
アマルフィのドゥオーモのクリプタは、これだけ見に来ても良い位に、本当に見事な天井の装飾でしたよ!
見学時間はたっぷりあったので、薄暗い中でもゆっくり落ち着いて撮影できたことが、綺麗に写せた大きな理由であったのでしょうね^^