SЁCRET GARDEN~シークレットガーデン

掃き溜め。書き綴って約20年。頑張ってましたが、抵抗虚しく完全に病みました。色々我慢するんじゃなかった。

いざ、忌むべき鎖を断ち切らん

2005年12月12日 | モノ思イ・心留メテ
いつのまにか。気がつくとワタシの側にそれはいた。

光と影だなんて、そんな格好のいいもんじゃない。まるで、赤いドレスと黒いドレスを纏っている様。
そう、残酷な赤と憂鬱な闇の黒。二人の私。相対する呪われたものの存在。

YESという私、NOという私。
強さと弱さ、明るさと暗さ、冷たさと優しさ、非情と慈愛の存在。

牙を向くのに、耳を伏せる。爪をたてるのに、尾を隠す。
現実主義者で理想家。
我が強いのに危ういほど脆い。
切り捨てるのは平気なのに、手を差し伸べようとする。
クールでストイック。
一人が嫌なのに一人になりたがる。
群れは嫌だといいながら、誰かと一緒に居たがる。
自分が嫌いなのに他人だけは愛そうとする。
自分を愛したいのに愛せない。
自分の本質を見たくて血を流しては、ため息をつき、泣き叫びたくとも声がでない。
助けを求めたいのにそれを自ら拒否する。
自分を誰も理解出来ないと言い切りつつ、判って欲しいと歯ぎしりしている。
依存を否定しながら、誰かにすがろうとする。我侭の度が判らず、遠慮の度も判らない。

意思表示もしないのに、誰かをずっと待っている。
闇に引き寄せられ、光に手を伸ばす。
死に憧れ、生に噛りつく。
激しいまでの二面性。
魂の複雑化。

説明しようにも魚のようにパクパクするだけで、その間に違うものに虐げられうちのめされて、自分の意志なんて誰にも少しも伝わってない。
このもどかしさ。ダンボールに入れられた捨て猫みたいだ。ニャーニャー鳴くクセに、フーとかシャーとかも言う。
可愛くない。
もどかしい、というレベルどころじゃない…。もう、叫んでも誰も聴いてないんだ。

限界を超えた瞬間の暴走を、自分の手で止められない。自分は、生きるのに、不器用すぎ。
何で私、産まれてきたんだろう。どうしてなんだ、涙が止まらない。
流れる血の理由が判らない…。あとどのくらいこうなればいいんだ?

私は何を求めている?何をしたい?
ずっと思っていた、ずっと悩んでいた。
それは、今でも。

明確な判断、明確な未来、明確な人生、明確な自分、明確な…?
常人以上の能力?
どれも正しくもあって、どれも正しくもない…?
ため息をつきながら、背を向ける。
真実は、全てが欲しいと貪欲に腕を伸ばしているのに。

違う、違う。奪うんじゃないよ。

深い輪廻から逃れられない。深い思考の渦から逃れられない。
心に鉄の柵を作りながら、刺をはべらせながら。

縺れた髪を一本一本解くように、それでも、ワタシは、冷静に分析し続ける。
だけど、キャパシティはそろそろ限界。



何とか、この輪廻をなんとか終わらせたいんだ。どこかで終わりにしたいんだ。
なんとか。


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