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ときどき「日本語」ときどき「中国語」

日本語と中国語を勉強したい方向けに、コツをまとめてみました。

「今日だけど」「明日ですが」ってどういう意味?

2023-06-22 22:02:50 | 日記

「だけど」「ですが」は逆接の接続語だと習ったと思います。

 

今日は雨ですが、運動会をします

彼は中国人だけど、日本語が上手だ

 

のような使い方です。

でも日本人は逆説じゃないのに使ってますよね。

 

「今日の会議だけど、3時からでいいですか?」

「明日だけど、時間ある?」

 

のような感じで。

 

今日はその「~だけど」の使い方について説明します。

実はこれ、

「今から~の話をするよ!心の準備をして!」

の意味なんです。

 

なんでわざわざそんなこと言うの?と思いました?

でもこれがあるとないとでは会話のスムーズさが全然違うんです。

日本語には音が50音しかありません。

つまり「同音異義語」がとても多いんです。

 

貴社の記者が汽車で帰社した。

平仮名で書くと「きしゃのきしゃがきしゃできしゃした」です。

もうきしゃばっかり!

他にも「補助(ほじょ)」なのか「保証(ほしょう)」なのか「豊穣(ほうじょう)」なのか「褒賞(ほうしょう)」なのか、聞き間違えやすい言葉もとても多い。

 

なので「今からこの話題をするよ」と教えてもらえると、範囲が絞れてすごくありがたいんです。

 

言葉の前につける「あのう」とかも同じですね。

「今から私が話すよ。心の準備は大丈夫?」という意味です。

なので「あのう」と言わずに突然長い文を話し出すと「失礼だ」と感じます。


日本語は助詞で予測する!

2023-05-12 13:18:45 | 日記

なんで日本人はそんなに先を予測したいのか?

聞いたことはありますか?

 

これは日本語の文型に問題があります。

中国語や英語は述語が先に来ます。だから何をするのか、どんな結果になるのかすぐにわかります。

でも日本語は述語が最後に来るので最後まで聞かないとわからない。

最後まで集中して聞くのはとても大変なので、日本人は助詞や接続詞を使って結末を予測しているんです。

この予測能力があるので、はっきり発音しなくても聞き取れるんですよ。

場所+「に」が来たら、後ろは絶対に「移動する」か「存在する」

 

場所+「で」が来たら、「その場所で何かをした」

 

「を」が来たらどんな時でも「自分の意志で何かをした」

 

「が」が来たら自分の意志とは関係なく、「何かが起こった」