中国語の子音は母音よりも全然簡単です。
でも問題が一つ。巻舌音です。
ほんと、日本人にとってはびっくりする以外で「舌を巻く」なんてありえないですよね。
自分が発音できる言葉は絶対に聞き取れるという法則があるので、できるようにした方がいいですが、「これができないから中国語は諦める!」となるくらいなら、割り切ってあまり舌を巻かない「台湾風の発音」を練習するのをおススメします。
でも実際、舌を巻いているように聞こえるだけで巻いてないんですよ。
英語のTHの発音、「舌を軽く噛む」と習った人も多いと思いますが、舌を噛んでいるように聞こえるだけで本当に毎回噛んでいるわけではないですよね。
この「それっぽく聞こえる」のが重要なんです。
日本語でもそうです。
「ん」の発音、本来なら舌を天井につけて息を塞ぐのが「ん」ですが、実際に「本」と発音したとき、わざわざ舌を上の歯茎までつけてます?息を止めてそう聞こえるようにしていませんか?
人間は「最小の努力で最大の効果」を狙う生き物です。
同じように聞こえるならわざわざ舌を動かさないんです。悪く言えば「労力をケチる」、よく言えば「効率的」なんです。
じゃあ実際に練習してみましょう。
「じ」と発音してみてください。
舌は前歯の後ろにあると思います。
ではこの舌を1センチだけ後ろに下げてください。途端に声がくぐもって聞こえませんか?
これが「巻舌音」の正体です。舌を巻く必要はほとんどないんです。
ただこの舌を支える筋肉が弱いと気持ち1cm後ろにずらすだけ(実際は5㎜程度)でも辛く感じると思います。
そこは筋トレと同じ。毎日少しずつ鍛えていけばどんどん楽にキレイに音が出せるようになりますよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます