にいだやギャラリー野衣のブログ

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アフリカの泥染の布展が始まります

2020-05-29 | ギャラリー


 ヨーロッパなどで見られる最もポピュラーなアフリカの染織品の一つで、主にマリ南西部に住むバマナ族の女性によって創られています。

 素材となる布は厚手の細幅木綿布で、これを縫い合わせて一枚の布にします。

 まず土地に自生するシカラマ(シクンシ科の樹木)の葉で作った黄色の染液に布を浸けます。濃い黄色に下染めされた布は乾かされ、泥を付けた筆やブラシで模様を描いていきます。この泥は最低でも一年以上寝かせておいた鉄分の多い川の泥を使います。

 模様は同じパターンを繰り返し描いているので、微妙に異なっている線の表情が布にリズム感を与えています。

 模様を描いて乾燥させた布は、水洗いした後、再び染液に浸します。そして白く脱色したい部分にはピーナッツなどで作った脱色剤を塗り、日光の下に放置します。

 最後に石けんで洗うと、脱色剤を塗った部分は白く、泥による部分は黒っぽくなり、布が完成します。

6月17日まで開催しています。(定休日は6月8日)
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