ぼっちのクリスマス

たいていぼっちだ。

それが平和で心地よいのだが、

「ちょっと寂しい」と

意識するのは誕生日とクリスマス。

誕生日に本人は仕事で不在。

ケーキを食べておいたからと

家族に言われたことが2回くらい

ある。

今年のクリスマスイブと

クリスマスの夜は週末だった。

そう言えばクリスマスだな～と

思ったが今も昔も一人だった。

東京で働いていた頃、

月給だけでは足りなかったので

週末スナックでアルバイトを

していた。

クリスマスを誰かと賑やかに

過ごした記憶がない。

ある日のイブは乃木坂に居た。

婦人服のルートセールスを

していた。

深夜ブティックに飛び込みの

営業をした帰り道で、

クリスマスケーキが

安売りされていたのを

昨日のことのように思い出す。

思えば大昔からいつも一人だった

気がする。

東京時代からラーメン屋さん、

飲み屋さん、カラオケ屋さん

も海外旅行もぼっちだった。

クリスマスが似合わないと

どこかで自分も思っているから

ちょっと寂しい気もちに

なるんだろう。

来年こそはこの「ぼっち感覚」を

歌にしたいものだ。