
写真家の宮角孝雄さんが
写真集を制作中だそう。
タイトルは「グラウンドゼロ」。
私のオリジナル「グランドゼロに立って」
をとても気に入ってもらっている。
活動初期の歌で20年近く
歌っているだろうか。
「グラウンドゼロ」は「爆心地」
と言う意味。
「ヒロシマ」は世界で最も知られた
爆心地という思いで書いた。
英訳してもらい英語で歌いたい
と思っていた。
歌詞を訳すだけではメロディーに
のらない。
英語圏で日本語が分かる人で、
かつ音楽的なセンスがある人が良い。
そのことをポロリと宮角さんに
もらすと適役がいると紹介頂いた。
原爆資料館の元館長さん
ステーヴン・リーパーさん。
現在はアメリカ在住ということで
メールでやりとりをした。
リーパーさんはたぶん日本語で
会話ができると思うけれど
昨今パソコンが英訳・和訳を
してくれる。
日本語でやりとりできた。
リーパーさんが自ら歌って
動画にして送ってもらった。
自分で歌おうとすると難しくて
歌うレベルにならない。
発音に関して英語と日本語の
最大の違いは母音の数だと思う。
日本人にとって「A」は「ア」
でしかないけれど
「エ」に近い「ア」や「オ」に近い
「ア」もある。
短い「ア」もあれば「アー」と
のばしたり「オウ」と
聞こえたりする。
指導を求めて歌の動画を
リーパーさんに送ったら
広島市在住のジェシカさんをご紹介
頂いた。
1時間掛けて我が家に来てくれた。
20代の若い女性。
小学校で英語を教えているそう。
オープンなとても明るいキャラだが
「遠慮」する日本人的なところも
持ち合わせた人だ。
最初から打ち解けて楽しい
レッスンだった。
ジェシカさんを紹介してもらう前に
新庄高校の教員ピーターソン先生に
レッスンを頼んでいた。
メールやり取りのタイミングで
重複してしまったので
ジェシカさんには
「グラウンドゼロに立って」
のレッスンをピーターソン先生には
もう1曲の「望のメロディー」の
レッスンをお願いした。
「希望のメロディー」はしかし
この時点で未完成だった。
子供が歌うイメージなので
簡単にしてもらいたいと
リーパーさんに何度か打診していた。
リーパーさんはこれ以上簡単に
できないと思われた様子だった。
「言葉は分からなくてもいい」
の英訳が最大の難所で
“Speaking different words “
=「違うことばをしゃべっている」
になる。
ジェシカさんに相談すると
“But it’s OK”で良いんじゃない?
と言う。
めちゃ歌いやすい(笑)
リーパーさんはたぶん70歳前後。
ジェシカさんの若い感性だと
これでいけるってことよね。
後日、今度はピーターソン先生に
相談した。
年代は30代かな?
70代と20代のはざまですぅ。
この部分の訳が他の箇所に比べて
「軽すぎる」かもとは思った。
しばし悩んでおられたが
子供も英語圏じゃない人も
歌える歌にしたいと
思っていること、
和製「イマジン」のイメージに
したいというとその趣旨ならば
ジェシカさん案だね
ということになった。
「心は同じはずだから」は
“In our hearts we’re the same so”
となるが、発音に苦労する。
聞くのと読むのとでは
ゼンゼン違う。
歌えないのを思い知るが
英語圏の人に指導してもらえて
本当に良かった。
あのまま我流で歌っていたら
相当恥ずかしい。
後はとにかく身体に
なじませるように歌いこむのみだ。
そして、ライブ案内を差し上げたら
ドレスを作った。
見に来てとのことだった。
通常は採寸して完全オーダーだが
訳あって生地が手に入ったから
とのことだった。
今まで何着か作ってもらったが
随分ご無沙汰した。
試着させてもらったら
私にジャストサイズなのだった。
2月5日の歌会は
「ラブソングなのね。
にいやさんには珍しいわね~」
と、また言われた。
ほほ。
今回の歌会への期待値は
皆さんそこらしい。
私としては「英訳バージョン」に
力点を置いていたので
スラックスとブレザーで
勇ましく歌おうとしていた。
けれど、
この素敵なドレスを見たら
テンション上がる~。
着るしかない。
このワクワクと緊張感を
皆様にお届けしたい。
新屋まり歌会「「Melodies of Love」
日時 令和5年2月5日㈰ 11:30開演
会場 ライブジューク
(中区平和大通り
ANAクラウンとなり青いビル19階)
サポートは長年ご一緒している
実力ある3人。
森光明(ピアノ)
田中翔太朗(ベース)
山口圭一(ドラム)
ライブチャージ 3000円(要飲み物オーダー)
※11時開場。お間違えないように♪
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