「神戸牛」「神戸ビーフ」って、よく聞くけど、よく分からないと思う人は沢山いると思います。関西に住んでいる人は、ブランド牛のステーキとイメージすると思います。実際に、鉄板焼きステーキで提供しているお店が多いです。
でも、関西以外の人は、神戸ビーフ?!なんか聞いたことあるなぁという感じかなと思います。神戸ビーフがなぜブランド牛かというのは、別の記事で触れていますので、そちらをご覧いただくとして、ここでは、神戸ビーフの基準について、少し書きたいと思います。
神戸ビーフは「神戸ビーフ」「神戸牛」「神戸肉」という名称で商標登録されています。そして、これら「神戸~」の素になっている牛は但馬牛です。実は但馬牛も「但馬ビーフ」「但馬牛」と商標登録されています。では何が違うのか?? 基準は文章で定義されていますが、読んでもイメージしにくいです。ですので、比較的分かりやすいイメージ図がありますので下図に掲載します。
この図は「神戸肉流通推進協議会」というところの一部抜粋です。そしてこの協議会が神戸ビーフの基準を定めており、ホームページにアクセスすると、他にもいろいろと情報が載っています。つまり、但馬牛、神戸ビーフか否かは、この協議会が決定しているのです。そして、基準は図のようなイメージで決まっています。
ご覧になって神戸ビーフのイメージが少しでも伝わりましたでしょうか? 神戸ビーフってよく分からないなぁという要因は、この仕組みが見えないことかもしれません。神戸ビーフかどうかが決まるのは、実際の肉の断面を見て認定されてるんです。また、神戸ビーフはこの協議会の認定を通して流通しているので、調べれば真贋が分かります。
ちなみに、A5ランクの但馬牛でも、神戸ビーフにならずに但馬牛のまま、出荷されるケースがあります。やっぱり地元の但馬では、「神戸~」より「但馬~」で広めたいですからね。自分もその気持ちがよ~く分かります(笑) それに但馬の牛は黒毛和牛の祖とも言えますから。
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