アロマナース 森の聲だより

スポーツクライミング障害

昨日、クライマーでもある六角Drの「スポーツクライミングにおける障害とその予防について」というセミナーがありました。
私は仕事で途中参加でしたが、正しいトレーニングの順序やクライミング後のケアや
成長期の子供に注意する事などためになる話が聞けました。

皆さんはクライミングをやるとき自分自身のケアのこと考えてやっていますか?
始めたばかりの方は、楽しくてそれどころではないでしょう。
頑張りすぎてちょっと体の不調を感じたときに
初めて真剣に考えるのかもしれませんよね。

正しいトレーニングの順序
1、ウォーミングアップ 
リンバリングアップ
  ストレッチ前に体温を上げ、筋、腱をスムーズに動けるようにする。
関節液も増えて関節抵抗が減少する。神経の反応も改善する。
例えば軽いジョギング5分程度。飛鳥なら駅から走ってくると丁度いいのかなぁ~。
車の方はどうしましょう・・・
 ストレッチング
  5~10分、特に前腕、肩、股関節
 専門的ウォーミングアップ
  ごく簡単な長ものを5分、体の状態を意識する。

2、トレーニング  徐々に強度を上げる
 トレーニングの効果を上げるには休息も大切!休息の後徐々に体が回復してきたところで再トレーニング。するとさらにパフォーマンスレベルが上がっていくそうです。休息が少なすぎても多すぎても逆効果。個人差はありますが、そのサイクルが2~3日だそうです。ということは週2~3回のトレーニングが一番効果あるということになりますね。

3、クーリングダウン
 アイシング
  酷使した筋や関節を冷やす事によって損傷した組織の代謝を下げ2次的低酸素障害を防止する。血流を低下させて、腫脹、浮腫を軽減させる。疼痛閾値を上昇させて、筋緊張悪循環を抑制させる効果があります。と聞いた事をダラダラと書きましたがすなわち炎症を最小限に抑えるということです。
 理想的には手、前腕を氷水に15分浸ける。感覚が低下する程度(凍傷に注意
 ちょっと早めに終わりにしてアイシングはちゃんとやって帰りましょうね。
 ストレッチング
  ごくごく軽く、強く行うとかえって損傷する

まだ成長期にある子供の場合 
 まだ骨格がしっかり出来上がっていない子供は骨よりも柔らかい成長軟骨があり、ちょっとした刺激で損傷を受けやすいそうです。また骨の成長と筋、腱の成長速度が違う為、バランスを崩すと成長の遅い部分に負担がかかりこれまた損傷の原因になるということです。ではどのような子供が要注意かというと、「まだ体が成長している男子の高校生で急激にクライミングが上手くなってきている」こんな子だそうです。まだ成長しているということは成長軟骨がある!ということだし、急激に上手くなるということは筋力が急激にUPしている為、筋より腱の成長が追いついていない事に・・・体の中のことで見えませんがなんだかこのような話を聞くとよほど注意していかないといけないなぁ~思います。
ではどうしたらよいか!
技術練習だけでなく、むしろ身体づくりのプログラムを取り入れていく
ウォーミングアップ、クールダウンを必ずやる
ストレッチを取り入れる

クライミングは子供も大人も夢中になるスポーツです。
ある高校の先生もおっしゃっていました。
「生徒から是非練習させてください!」と申し出てくるなんて珍しいと・・・

練習一生懸命なのは、とても魅力的です。
でも無理しない、今日はこの辺で・・っと止める勇気も。
自分の体を常に見つめ、いつもいい状態にコントロールできる様になってもらいたいですね。

二拠点生活始めたフリーのアロマナースの日々のこんな活動!

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