以前、訪問看護に伺っている方から3度お手紙を頂きました。
ALSという病気で言葉が上手く出すことが
出来なくなってきているので
その時の気持ちをお手紙に書いてくれたのです。
一番最初に頂いたときは「わ~ありがとう」という思いでした。
次に頂いたときは感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして3度目に頂いたときは涙が止まりませんでした。
徐々に手は動かなくなっていく状態で
一字一字一生懸書いてくださったのが
お手紙から感じるから・・・。
それから彼女はペンさえも持てなくなりました。
彼女と最初に出会ったのは訪問看護でのアロマケアがきっかけ
病状やこころの移り変わりで
そのときに一番必要なケアを考え
彼女に感想を聞きながらアロマケアの形を作り上げてきました。
そして彼女のお陰でALSの患者さんにどのように
アロマケアをしたらいいのか少しずつ見えてきたのです。
彼女は呼吸器をつけて今も訪問看護に伺わせて頂いてます。
そして彼女のほかにも何人ものALSの方にアロマケアをさせて頂いてます。
彼女のように呼吸器をつけた方もいれば
その選択をせずに亡くなられた方もいます。
その方々の命の選択を尊重しながらその時必要なアロマケアを
彼女に教わったことを思い出しながら・・・・
精一杯やらせて頂いています
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お一人おひとりから多くのことを教わります。
そのことをしっかり受け止め
生かし続けていきたいと思うのです。
だから私のアロマケアは常に学びです。
これからも進化していければな~と思うのです。