訪問看護をしていると日々沢山の学びがある。
昨日も訪問先で介護者のご主人と話をして気づかされた事がある。
在宅は利用者さんのことだけでなく、
その家族の状況まで含めて考えていかなければならない。
在宅療養するには一緒に住んでいる家族がいて成り立っているからだ。
(独居の方も沢山いるが・・・・)
病院での看護も個別性を考え看護しているわけだが
在宅看護はもっとその個別性を重視していかなければならない。
利用者さんと家族があってのケアとなるから
私たちの想いでなく
利用者さんと家族の想いが最優先される。
本人はどのように生活していきたいか?
家族はどのように介護していきたいか?
ケアを提供していく我々が良かれと色々提案していっても
それが介護者の負担となる事がある。
精神的な負担も経済的な負担も肉体的な負担も・・・・・
利用者さんや家族の負担になるなら
負担にならないように・・・・
「あんたらが色々いうても、わしゃ~精一杯じゃ。
これでばあさんに何かあったもしゃーないよ・・・・」っと。
我々が良かれと思った事が無理で家族にできなくても
「しゃーないよ・・・・」そうかもしれない。
その家族の中でできる最高のことを提案していくしかない。
そっと寄り添ったケアを提案していこう