⇒“今日の焦点”はズバリ:
「フェイスブック株が8.9パーセント続落」です。
⇒その理由は……:
─マーケットでしばしば聞く言葉があります。
「彼はフェイス(face)が良いからあのポジションに選ばれた」
─「フェイス」、すなわち顔、です。しかしこれは何も容貌だけを指して
いるわけではないのです。
─では何の「フェイス」なのかといえば、その人の人柄、経歴など全てを
指しています。「この人ならば信じることが出来る」そういう人です。
─マーケットで「フェイスの良い人」が選ばれるパターンがあります。
それは普通であれば信じられないことを他人に信じさせる時です。
─「高学歴」「最先端の技術」「人と人とのつながり」
フェイスブックのザッカーバーグCEOは正に「フェイス」が良い
人物です。
─しかし彼自身こそが「本当のこと」を知っていたはずだ、と今さら
ながらに思います。上場時の主幹事会社が収益を疑問視していたとすら
リークされ始めています。
─以前、我が国を代表するSNS運営会社の社長氏と会ったことがあります。
正直、異様な風采でした。眼が「死んでいた」のです。
─その様子を見て、私は直感的に思いました。「これは危ないな」と。
最近その動きを見ていると、どうやらその直感は正しかったようです。
仮に巨万の富を得たとしても「フェイスの良い人物」には次の仕事が待って
います。強欲な金融資本主義の裏側で「社会奉仕」を行うという役割です。
しかし、本当にそれが人として為すべきことなのでしょうか。
崩落し続ける「フェイス」ブック株を見ていると、そう思えてならない
のです。
(メールマガジン 2012年5月23日号 より)
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html