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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

TPP交渉を巡り「日本を外すべき」との声が米から上がる展開

2014-04-11 | 外交・諜報・非公然活動

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 【2】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
   ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
    ツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「TPP交渉を巡り『日本を外すべき』との声が米から上がる展開」です。


⇒その理由は……:

 ─今、世界で起きていること。
  それは「日本VSそれ以外の全て」の戦いです。

 ─普通にはそうは決して見えないと思います。
  むしろ「世界に我が国が追い付こうとしている」かのように見えます。

 ─全てがそれ以外の世界と異なる我が国は強烈な劣等意識があります。
  「追いつけ追い越せ」と掛け声をかけがちです。

 ─しかしかつて憲法学者であった上杉愼吉は欧州留学生にこう叫びました。
  「欧州から学ぶところ無し!」

 ─なぜ学ぶところが無いのか?
  その理由はそもそも我が国とそれ以外の世界では異なっているからです。

 ─したがって最終的に「折り合い」がつくわけではないのです。
  正に陰陽、裏と表の関係です。

環太平洋経済連携協定(TPP)交渉が大詰めに入っています。
閣僚級であっても日米交渉がまとまらない展開になっています。

そもそもこの交渉、米国は一体どのような意図で始めているのでしょうか。
我が国は「最後は必ずまとめてくれるはず」と期待しています。

ところがむしろ「破局に陥る」ことこそが狙いであったらばどうでしょう。
基本的に我が国を「それ以外の世界」が取り囲み、非難する構図です。

外交交渉の現場にいる者たちはその可能性があることを知りません。
なぜならば米国は常に、最後はまとめてくれたからです。

そうではなかった時、果たしていかなる事態が発生するのか。
・・・いよいよ“その時”を考えておくべきです。

事態は急迫不正です。
それに応じた意識の抜本的な覚醒が、日本人全員に求められているのです。

 

(メールマガジン 2014年4月11日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html


中国と台湾が1949年に分断後、初の正式会談

2014-04-11 | 高貴な嘘

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 【2】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
   ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
    ツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「中国と台湾が1949年に分断後、初の正式会談」です。


⇒その理由は……:

 ─「ノーブル・ライ(高貴なウソ)」という言葉があります。
  統治エリートたちは統治される側にあえて虚言を述べるということです。

 ─民主主義の世の中だからそんなことは無いと私たちは信じています。
  しかし実際には違います。

 ─なぜならばグローバル・マクロを維持するのが統治エリートたちの役割
  だからです。その流れは「上げ」のみならず「下げ」でもあるのです。

 ─そして「下げ」局面の時、多くの痛みを伴います。
  これを統治される側は理解することが出来ないのです。

 ─したがってあえて「虚言」を述べるわけです。
  「虚言」を述べることで、物事を進めようと統治エリートたちはします。

 ─いわゆる「国家間の対立」も実際にはその一つです。
  国民国家という想像の共同体を動かすための言論に過ぎません。

中国と台湾が間もなく正式会談を行います。
実に65年ぶりに行われる会談です。

本来ならば対立しているはずの両国。
相互にかなりのやりとりがあることがこれで分かります。

実際のところ東アジアを動かしている本当のネットワークは違うのです。
国民国家という枠組みで考えていると全体像を見落としてしまいます。

そうではなく、非公式の人的ネットワーク。
これが我が国を突き動かしている本当の原動力なのです。

中国と台湾が和合し始めることは、外部から圧倒的な脅威が訪れる予兆です。
もはや「分断」というノーブル・ライを維持出来ないということですので。

それではその「圧倒的な脅威」とは何なのでしょうか。
・・・いよいよ“その時”が訪れつつあります。

 

(メールマガジン 2014年1月29日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html


イランをめぐる怪しい結託の影

2014-04-11 | 高貴な嘘

 「高貴なウソ」という言葉がある。英語ではnoble lieという。米欧において統治エリートが「正しい方向・あるべき姿」と考えるものへ、時には一般大衆に対して公然とウソをついてでも、物事を動かす時に使う言葉だ。「為政者が民衆に対してウソをつく」という構図は、我が国でもしばしば見られる。その限りにおいて、このこと自体は珍しくも何ともない。だが問題は、米欧におけるそれのスケールがはるかに大きいという点にあるのだ。
 あまりにも大きなウソをつかれた時、人はもはやそれが「ウソ」とは気付かない。私たち人間は過去の経験からフレームワークを作り、今現在見聞きしている物事(オブジェクト)をその中で「理解」している。したがって社会的な操作を行ってこのフレームワーク自身が私たちの頭の中で変わるように仕向けられるのであれば、そこで捉えられるオブジェクトをあたかも自然な流れの中で生じる「真実」のように思ってしまう。これが現代の「脳科学」の最前線における考え方である。
 そして壮大な規模の「高貴なウソ」も、まさにこの「社会的操作」になるというわけなのだ。かつてヒットした米映画『トゥルーマン・ショー』(1998年)ではないが、私たちの生活空間の周り全部が「高貴なウソ」で塗り固められた時、私たちはもはやそれを疑うことができないのである。
 もっともそうした「高貴なウソ」にも綻びは生じる。最近、イラン情勢を巡ってそうした綻びが少しだけ見えたことをご存じだろうか。イランは「核開発」を行っており、それが地域覇権を狙っているとして糾弾されている。特に中東における潜在的核保有国のイスラエルはイランのことを蛇蝎の如く嫌っており、些細なことでも論難し、イランも応戦することで舌戦が続いてきているのである。

http://www.web-nile.com/article/article.php?category=03&article=000292

 

 ところが、である。今年2月になって実は、イスラエルのとある「民間業者」がF4ファントム戦闘機の装備品を、ギリシャ経由でイランに大量販売してきていたことが明らかになったのだ。普段は「仇敵」とされているイランに対して、まさに「敵に塩を送る」以上のことをしていたことが判明していたわけであり、中東、そして米欧において大スキャンダルとなった。
 だが、こうした報道を真に受けてしまってはいけないのである。イスラエルは世界最強と言われる対外インテリジェンス機関「モサド」を抱えている。その「モサド」がこうした取引を把握していなかったとは考えにくい。何らかの理由でこうした迂回取引を黙認していたと考えるべきである。
 今やあまり知られていない史実であるが、1979年に発生した「イラン革命」より前、イスラエルはイランにとって最大級の経済パートナーであった。テヘランの街にはイスラエル人たちが大勢滞在しており、活発なビジネスを行っていた。それがこの「革命」によって急進的なイスラム化へと舵を切ったイランはイスラエルとの関係を一気に絶ち切り、激怒したイスラエルは、イランを以後「仇敵」とみなし、蛇蝎の如く嫌うようになった、とされている。
 だが、本当なのだろうか。――仮にこれが「高貴なウソ」であったとしよう。つまり今回“発覚"した迂回取引に見られるように、実は両国がその後も緊密な関係を保っており、そのことを米欧の統治エリートたちが密かに認めていたと考えるのである。そうなると
「なぜ、イスラエルは核問題を理由に『イラン憎し、討つべし』と騒ぎたてているのか」という問いが浮かんでこないだろうか。「米欧にとって中東における『本当の敵』は別にいる」そう私は考えている。対イラン戦争が勃発すると「本当の敵」は処断される。その時になって初めて、私たちはイラン問題が「高貴なウソ」であったことに気付くのだ。

http://www.web-nile.com/article/article.php?category=03&article=000292&page=2

 

(2014.04.09)


 

追い込められるのは・・・サウジアラビアです

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/4db7e714e8f82e564a184d9b9c7ddefe

 

米とイランが過去数年間にわたって極秘接触と暴露

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/5093fdd64eb07187cf04918116e4fb1e


シリア和平会議にイランが出席の意向を表明

2014-04-11 | 米欧・枠組み・金融資本主義

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 【2】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
   ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
    ツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「シリア和平会議にイランが出席の意向を表明」です。


⇒その理由は……:

 ─「上げは下げのためであり、下げは上げのためである」
  マーケット、そして森羅万象を貫く“復元力の原則”です。

 ─デフレ縮小化が急速に進む米欧にとってこの原則は死活問題です。
  なぜならばマーケットで必須のヴォラティリティが急減中だからです。

 ─したがってあえて大きな“仕掛け”をしています。
  しかしその事実とは真逆のことをあえてメディアで喧伝するのです。

 ─その結果、世間的には「下げは下げのまま」「上げは上げのまま」と思い
  込まれています。正に“呪縛”です。

 ─その“呪縛”が解けるのは、それまでの思い込みとは真逆に物事が一気
  に動く時です。その時、初めて人々は気付くのです、「真実」に。

イランがシリア和平会議に出席すると表明しました。
国連が招待状を出したのに対して、米国が撤回を要求しました。

しかしそもそもイランに対する融和外交をあからさまにしたのは米国
なのです。
したがって米国がこの問題でイランを抑圧することは矛盾しています。

そうした矛盾をあえて演出するあたりに、米国の苦慮が見えます。
なぜならばそうすることによってヴォラティリティが発生するからです。

大事なことは「無理をしてでも仕掛けをして物事を動かす」というこのやり方
が果たしてどこまで通用するのかです。率直に言えば賞味期限切れなのです。

無理矢理「外部環境」を作って自己に有利な世界にするという彼らのやり方。
そのことによって全ては破壊尽くされ、人間自身が追い詰められています。

それでは追い詰められた人間はここで終わってしまうのでしょうか?
それとも「代替選択肢(オルタナティヴ)」は急浮上するのでしょうか。

これから起きるのは「そのレヴェルのこと」なのです。
それ以上でも、それ以下でもありません。

そしてその中で・・・我が国が最重要な役割を果たすのです。

 

(メールマガジン 2014年1月21日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html