出張が多いため自動録画装置を作ってみたのですがHDDの増設はちょこちょこありそうなので忘れないように調べた事を記録しておこうと思います。
今回のテーマ
・ターミナルからログインしてHDDを認識させる
・再構成をできるだけしない!(できればしたくない)
〚操作準備〛
①foltiaの管理メニューから【ターミナルエミュレータ】を起動する
②ログインする
sshからは・ユーザー:root で直接ログインできないので→ 一旦 ユーザーをfoltia パスワードをfoltiaadmin でログイン後 su と入力
改めてパスワードが要求されるので 管理者用パス→foltiaroot この際ユーザは入力が無く実際には権限を取得という形になります、rootアカウントでログイン状態とほぼ同等となります(権限が)
※パスワードは非表示のため空欄に見えるけれど黙って打ち込むと画面が進みます。
③追加したいHDDのシステム上の名前を確認する
使用コマンド dmesg を入力 該当するHDDを容量等を目印に探す!
↓こんな表記です↓
sd 4:0:0:0: [sda] 5860533168 512-byte logical blocks: (3.00 TB/2.00 TiB)
sd 3:0:0:0: [sdc] 976773168 512-byte logical blocks: (500 GB/10 GiB)
〚HDDの準備〛
☆追加するHDDを使用可能なものに初期化する
HDDの初期化(HDDを出荷状態に戻す手順)
①# fdisk /dev/sda入力
フォーマットるぞ!っと選択を迫られたら 'c' と入力する
②メニューが表示されたら d を入力する(領域削除)
③そのまま w と入力(テーブルを書き込み終了する)
④再度 # fdisk /dev/sda入力 ①の手順
⑤領域確認のため p を入力
⑥新たに領域作成するため n を入力し コマンドアクション拡張が表示されたら p を入力する領域設定を一つにする場合2回エンターキーを押して進める(空欄でいい
⑦コマンド入力で p を入力してステータスを確認
⑧最後に w を入力してテーブル書き込み一旦終了
〚LVM 論理ボリュームに適応するまでの流れ〛
①とりあえず物理ボリュームの初期化
# pvcreate /dev/sda(事前に調べたHDDの連接アドレス)
②pvdisplay を入力してVG(ボリュームグループ)を確認する。
# pvdisplay
--- Physical volume ---
PV Name /dev/sdc1
VG Name tank
PV Size 17.14 GB / not usable 3.40 MB
Allocatable yes
PE Size (KByte) 4096
Total PE 4388
Free PE 4375
Allocated PE 13
PV UUID Joqlch-yWSj-kuEn-IdwM-01S9-XO8M-mcpsVe
※VGに属してないHDDは VG Name が空欄になっている。
③ボリュームグループへの物理ボリュームの追加
# vgextend tank /dev/sda を入力
# vgs を入力して確認してみる。
④ 論理ボリュームの拡張 (同じVG同士のHDDを一緒に使う設定)
# lvextend -l +100%FREE /dev/tank/tv
※tvという論理ボリュームを拡張して、VGの tank 内の未割り当て領域をすべて使っちゃうよ!という意味
⑤最後に論理ボリュームを拡張した後は、それに適合するようにファイルシステムのサイズも拡張する必要があります。
# xfs_growfs /dev/tank/tv 入力実行!
容量が無事増えたかfoltiaをブラウザーから確認して増えてればおk!!
参考資料URL
LVM 管理者ガイド
LVMで新たにディスクを追加して既存のLVを拡張する
『foltia ANIME LOCKER』を導入した録画サーバにHDDを追加したときにちょっとハマった
kazmax - Linuxで自宅サーバー