日本のことを考へるのに疲れてきた。
もつと見晴らしのよいところに行きたい。
日本を愛すと言ふ人の心根の何と醜いことだらう。
「先生よ、僕にはわかりません。」
と書いてゐたら、「思考のガス室」の再放送が始まつた。
交響曲第5番「革命」 ららら♪クラシック これまでの放送 - NHK
③隠されたメッセージ・・・
ショスタコーヴィチが交響曲第5番の中に刻み込んだもう一つのメッセージとは・・・様々な説の中から、第4楽章からビゼー作曲の歌劇「カルメン」の引用をご紹介します。そもそもショスタコーヴィチは過去の作曲家の作品から一部引用するのが好きでした。第4楽章の冒頭やクライマックスに何度も、カルメンの有名なアリア「ハバネラ」の中の一節が登場します。歌詞は、「信用しちゃだめよ!」の部分に相当します。加えて、クライマックスでは、トランペットが「信用しちゃだめよ!」という歌詞のフレーズを演奏する裏でバイオリンがひたすら「ラ」の音を弾き続けます。「ラ」は、古いロシア語では「リャ」と発音し、「私」を意味するそうです。この2つの言葉を結びつけると、“私は信用しない"というメッセージが埋め込まれていたという解釈が浮かび上がってくるのです。
"Si tu ne m'aimes pas, si tu ne m'aimes pas, je t'aime!
Mais si je t'aime, si je t'aime, prends garde à toi!"
成程。