二重生活~ふたえぐらし

日々のこと、読んだ本や漫画、ライブの感想等

花火発売記念インストアライブ

2003-07-13 17:57:28 | 大槻ケンヂ関連
7/13(金)タワーレコード新宿店
「花火発売記念インストアライブ」
大槻ケンヂ、NARASAKI、三柴理

1.うさぎ
2.パティー・サワディー
3.テレパシー
4.花火

渋谷HMVに続いてインストアライブ&サイン手渡し会(サイン会じゃないのね)。
人もかなり来てて、なんだか普段よりゴスロリちゃん率高かったような気が。
ゴスって似合う人はもちろん可愛いし、似合わない人もそれはそれで可愛いと思う。
いいなー、自分で着る勇気と財力(一着が高そう…)はないんだけど。
あ、あと町田康に良く似たおばちゃんを見かけて、ちょっと面白かった。

開始前、店内のでっかいスクリーンにはラテン系の女の子が南国の浜辺で
水着で踊ってるPVが流れてたんだけど、その横に「花火」の表紙が大写し。
ギャップにちょっと笑いがあがってた。
しばらくしてヌイグルマーや花火(曲の方)が流れ出し、そろそろかなって雰囲気。
入場口にナッキーがちらっと登場。すぐ引っ込む。

で、7時5分すぎくらいにオーケン、ナッキー、エディー入場。
「こんばんはぁ~」
という、いつも以上に間延びした挨拶に、客席からもまったりと「こんばんはー」っと返事。
お客さんの中に親に肩車された小さな女の子がいて「ケンちゃーん!」と大声で。
笑いがおきてました。
そのまま「うさぎ」へ。
そんな気はしなかったんですが、この曲アンプラグドでやるのはこれが初めてだったとか。

15周年話を少々。
「B'zさんも15周年ということでね、全然関わりはないですが」
あと吉田栄作も15周年だって。
ここで特撮のことと、メンバー紹介。
ナッキーを紹介して「後ろの人は見えないかもしれないですね」
と言うと、ナッキーが一瞬だけ立ち上がってお辞儀。
お客さんから嬉しそうな声が。
「エディーは…、座ってても結構見えますね」
笑いがおきる中、でもエディーもちゃんと立ち上がってくれました。


花火、全歌詞集と銘打ってはいるけど「あの子が遊びにくる前に」を入れ忘れちゃったと。
竜さんの作曲した曲なのに(笑)
「余白に書き足しといてください」
「それを送ってくれると俺が赤を入れて返したり…、はしないんですが」
花火も、読んでると当時を思い出して怒りが込み上げたりしませんか、というようなことをしばらく話す。
「ああ、あの時私はまだ15歳だった!…って」
「15年前ったらまだ生まれてない人も、ねえ、嬢ちゃん(さきほどの、肩車された女の子に)」
嬢ちゃんって呼びかけ方が個人的につぼ入りました。
女の子の方はきょとんとした顔。
「15年ずっと応援してくれた人も今日はいるみたいですが…。
大槻ケンヂに10代をかけるなんて、青春をどぶに捨てたようなものですよ」
「青春を泥まみれにしてね、そうやって人生は終わっていくんですよ」
と、長年のファンには酷な言葉を。
場内は笑ってる人と笑えない人の空気が混ざって微妙。
「いや、でもその泥はいい泥かもしれない!……全然フォローになってませんね」
おっかけなんてむなしいもんだよなぁ、と私はちょっとしみじみ。
「パティー・サワディー」「テレパシー」へ。
 
 
オーケンが最初に詞を書いたのは12歳の時で「自己嫌悪」なるタイトルだったそう。
「自己嫌悪の数を夜中に数えれば五十と六つ……って、ジジイみたいな詞を書いて、
で、これじゃあいかん。俺はこの先どうなるんだ、と思って『日本の米』を書いて」
最近はまた、ちょっと悲しい感じの詞が増えているんだとか。
花火とかもそう言われればそうかもしれない。

ライブの告知。
8月のライブ、はなわが一緒にベースをひいてくれるかもしれないとか。
「(エディーに)特撮で一番ベース難しいのってなんだっけ、ゼルダ・フィッツジェラルド?」
って聞いて、それ渡してやってもらおうかとか言ってました。

最後に「花火」でライブは終了。
「ちょっと待っててね~」って言って退場するオーケンに、かわいーって声が客席から。
サイン手渡し会は、渋谷のときよりのんびりした感じ。
ゆっくり話してる人なんかもいて、ちょっと羨ましかったなー。
ナッキーが途中で帰ってったんですが、そのときステージでオーケンの前にいた人が
オーケンを見るかナッキーを見るかできょときょとしてたのが可笑しかった。
友人がナッキーに握手してもらって感激してました。

スペ-スシャワ-列伝 第二十八巻[ライブレポ]

2003-07-11 17:55:59 | その他のライブ・イベント
7/11(日)新宿LOFT
「スペ-スシャワ-列伝 第二十八巻 夏企画 ~男吼の宴~」
SION、Theピ-ズ、野狐禅
司会:増子直純(怒髪天)、南謙一(宙ブラリ)

スペシャ夏企画。
なんだか微妙な対バンで、人も少なめ。
私も開演待ちの間、どうしてこんなライブのチケット買ったのか考え込んでしまいました。
金欠だってのに。
怒髪天はでるわけじゃないし、野狐禅もすごい好きってわけでなし、あとは知らないし…。

怒髪天が流れております。
後ろの二人組みのお兄さん、ノギツネじゃないですよ、ヤコゼン!
なんてことを思いながらひたすら開演待ち。

増子兄ぃと南さんによる、テンション高めの(ちょっと寒い芸人みたいな)前説。
誰ですかこの人…って空気も微妙に漂う。
まずはSIONが登場。
これは正真正銘のオヤジバンドでした。
ボーカルの人がライオンみたいでかっこいい!

でも、ファンが微妙。
「楽しませてー!」とか客席から声が飛ぶのか。
バンドによってはファンがそういうこと言うのか。
ファンやってないとわからない世界と言うものがあるわけですね。


で、いったん幕がおり、野狐禅のPVが流れる。
再び兄ぃと南さん登場後、野狐禅を紹介。

竹「準備はいいかい?」
濱「おうっ」
って、こういうのをマイク通さずやってるところがいいよね。

ちょっと待ってって言って髪の毛をいじる竹原(この当時、まだ坊主ではない)。
濱埜君の顔をじーっと見て、「大丈夫」と言ってもらうまでじーっと見てました。
何やってんだ。

メンバー、と言うか相方紹介
竹「野狐禅のキーボードでリーダーで僕の相棒で自慢の相方で大親友の濱埜くん」
ありえない紹介の仕方なんですが、野狐禅すごいな。
竹「濱埜君も、俺のこと小粋に紹介しておくれ」
竹「俺にも喋らせろ的な愚痴言ってるから」
濱「またそう言うこと言う」
濱「汗の塊、青春の塊……、です。どうぞ」
(え、それだけ?って感じになりつつも)
竹「ボーカルの竹原ピストルです!」

告知では「7月、30,31?」「31?え、シングル?」としどろもどろ。
そのせいか、いったん終わったあともう一度野狐禅登場して、告知してました。

マイクがセットされているんだけど、それが高すぎ、濱埜くん爪先立ち。
竹原がマイクさげようか?って動作するんだけど、頑なに(何で…)断って爪先立ちでの告知を決行。
一生懸命な姿は可愛い。
客席からも「かわいー」って声が飛んでいた。
ステージ上で一人だけ中学生がいるみたいだもんな。


どこだか忘れたけど、バンドの合間に南さんが出てきてギター一本で1曲。
南さんのギター演奏で、兄ぃがアナーキーの「もうアウト」を歌う。
増「俺の存在がもうアウトってね」
兄ぃは存在がアナーキーですよ。

最後はピーズ。ここもかっこいい。
しばらくMCしたのちの「ロックやろうぜぇっ!」ってのがよかった。
こういうセリフは、是非30超えて言っていただきたい。
アンコールは無しでした。


終わったあとCDを売っていた野狐禅の二人に握手とサインをお願いしたところ、
「え、サインて、うわぁ」なんて言いつつ快く承諾してくれました。
この当時はあんまりファンでなかったので、よく覚えていないのがもったいない。
曲も、何歌ったか全然覚えてないですよ。もったいない…。

Golden Circle vol.04[ライブレポ]

2003-07-05 17:55:23 | 日記
7/5(土)渋谷La.mama
「Yohito Teraoka Presents『Golden Circle vol.04』」
寺岡呼人、銀杏BOYZ、大槻ケンヂ、遠藤ミチロウ


1.ヘイ・ユー・ブルース
2.日本印度化計画
3.アベルカイン
4. ジェロニモ
5.声がなくなるまで





渋谷ラママでライブ。
会場前、寺岡呼人様宛てに「ゆず」から花束が届いてます。
今日は当日券買おうと思ってました。
面子のわりに小さな会場で心配だったんですが、当日券、30人限定くらいで出て、無事入れました。
ライブとは全然関係ないらしい通りすがりのOL風お姉さんが
「え、大槻ケンヂがでてるよ!?大槻ケンヂだって!」と笑い崩れていきました。
なんなんだ、昔ファンだったとか?

銀杏BOYZ目当てか、周りは若い人(中高生ぐらい?)がたくさん。
みんなゴイステシャツ着てるな、と思ったら、銀杏BOYZってゴイステのボーカルのバンドなのね。
始めて知りました。
漏れなく首にタオル巻いててちょっと可笑しい。
しかしトイレでTシャツに着替えるのはやめてほしい。すごい迷惑。
ロリータさん達もぽつりぽつりと。
ゴイステシャツの若者が、オーケンと忌野清志郎が同い年ぐらいじゃないかと話していて内心ウケる。
オーケンのが20歳ぐらい若いよ。

最初の出演は主催者の寺岡呼人バンド。
始めて見ましたが、寺岡呼人氏は声にも歌詞にも癖がなく、顔が可愛い爽やか好青年。
他の出演者に比べると主催者でありながら浮いてさえいる容姿と音楽性。
呼人氏のファンもあんまり来てなかったんじゃないだろうか。
しかし遠藤ミチロウさんと銀杏Boysを「お爺さんと孫」に喩えるあたり、ある意味いい度胸なのかもしれない。
ミチロウさんにお爺さんて、なかなか言えないぞ普通。


次に銀杏BOYZが登場。会場中が沸き立ちます。
私はちょっとひいて後ろの方で眺めてましたが、すごい大騒ぎ。
なるほどTシャツ首タオルで来るわけだな、と言った感じ。
ボーカルのミネタ氏は見事なアフロなんですが、ダイブしたときに髪むしられまくってました。
大丈夫か?
MCは宮沢賢治ネタがでたり、なんだかよくわからない。
ルックスは、目がぎょろっとして、ちょっと町蔵系。

銀杏BOYZのあとはオーケンの番に。
比較的すいたので前の方へいったところ、周りの人は汗だく。
足元はタオルとチラシが散らばりまくってぐっちゃぐちゃ。
ステージにはいつものヌンチャクが運ばれ、MC表がべたべた貼られていきます。
しかしすいたのはいいけど、それはそれでちょっと面白くなかった私。
ゴイステファンもオーケン見てけって!

で、オーケン。
アンプラグドで出るのかと思いきや、寺岡呼人バンドと一緒に出演。
そろそろおなじみの羽根をつけて出てきたかと思うと、唐突にヘイ・ユー・ブルースから。
「スーパーフリーの和田さんに、おーかーさーれーたーい!」
「パラパラ踊ってくださいよー!」
不謹慎とか言う問題じゃないな、もう。
殺された一家四人はヤクザだったとか、どいつもこいつもヤクザなんだとか、よくわからないことも叫ぶ。
「単純な奴らめ!」と客席に向かって。
私は前の方で喜んでたけど、後ろの方はひいてたんじゃないか…。

その後MCへ。
オーケンは銀杏BOYZに挨拶するとき「イチョウボーイズさんですよね!」とかましたんだそう。
そこにマネージャーが慌てて「違いますよ!キンチョウボーイズですよ!」とフォローになってないフォローを。
めっちゃめちゃ失礼なコンビだな。
若い人のことはよくわからないと。
「アンジーレピッシュバクチクジュンスカならわかるんですが」

しかし同世代だけど、呼人くんはなんで結婚しないの?とふって、
いつもの「嫁がこないのはなんでだー!」って話に。
「糖尿の気があるからか?」とか言ってたような気がする。

「10代いるかー!」客「イエーイ!」「死んじまえー!」
「30代いるかー!」客「イエーイ!」「更年期障害に気をつけろ!」
と言うやり取りも。
死んじまえ、て。更年期障害て。

「筋少の曲歌おうと思ったんだけど、もう40近くにもなって、俺にカレーを食わせろ、もねぇ?」
なんて言ってると、なんと日本印度化計画の前奏が!
「高木ブーとどっちがいいんだー!?」
オールドファンはふりつけ(?)完璧。私はこの曲ライブでは初めて。
「日本を印度に」 客「しってしまえー!」って掛け合い、客の元気よさに苦笑していたよう。
やっぱり筋少の曲だと盛り上がりが違うのか。

「昔は筋肉少女帯ってバンドをやってて、ゴーバンズや米米倶楽部にもいましたからね」
もちろん冗談なんだけど、客席からは「えーっ」って低い声が。
ダメだよオーケン、大槻ケンヂは元米米って、信じちゃった子がいそうだよ。

その後アベルカイン、ジェロニモ。
ジェロニモでは被り物(酋長みたいなやつ)をつけ
「笑うとこじゃねーぜ!」
「可愛いかー!?」客「可愛いー」
「ロックミュージシャンはね、10代は可愛いの、20代はフェロモンがでるの。
30代になると疲れてきて、40近くなるとまた可愛くなるの」
とご高説を。
40近くなるとまた可愛くなる。そうですか。

ちょっと呼人氏と話したりもして。
寺「大槻君!リハとは全然違うじゃん!」
リハーサルと本番ではテンションが全然違うらしいオーケン。
あと、リハーサルの時と本番では曲を変えたんだって。
「銀杏BOYZの若さに対抗して渋くいこうと…」
で、渋く行った結果がヘイユーブルースに日本印度化計画。渋すぎる。
最後はオーケンが昔からずっと歌いたかったというJSWの「声がなくなるまで」


オーケンが退場して、トリは遠藤ミチロウさん。
さらに人が減るかと思いきや、逆に前の方が混んでくる。
”あの”遠藤ミチロウを一目見ておこうってことだったのかな。結構意外。

でも、今回のライブではちょっと声が出てなかったような気がします。
それでも圧倒的な迫力はあるんだけど。
で、今回はゲスト出演のせいかミチロウさんにしてはMC多め。

「僕が山形を出た年に銀杏Boysの諸君が生まれたんで」
山形を出た年というと、多分ミチロウさんが音楽を始めた年なのかな。
2~30歳違うんだろうか。
「銀杏ボーイズが10代、20代、呼人君が30代、僕が50代で、僕は、大槻君は40代だと思ってたんですが…、
30代でしたね。あの人は性格がふけてるから」
個人的に、この一言が今ライブ中一番ウケた。
遠藤ミチロウに性格がふけていると言われる男、大槻ケンヂ。

ミチロウさんと呼人氏は前々からの知り合いだそう。
「呼人くんとはちょっと人に言えない関係で…」
何かと思ったら、ミチロウさんは呼人氏のお母さんと友達なんだとか。
 
 
最後の最後は全員出演。
銀杏のメンバーは顔にひび書いたり(筋少時代のオーケン風)、
目の周り黒くぬったり(アンジー?ミチロウ?)して登場。
オーケンはデジカメもって出てきてあたりを撮ろうとしてたけど、
気づいてもらえず進行されてしまい、演奏が始まって慌ててポケットにしまってました。

全員でスターリンの「天ぷら」と「ロマンチスト」を合唱。
かなりの盛り上がり。
私は最前にいたんですが、ステージ上から客席に乗り出してバランス崩したミチロウさんに、
がしっと腕を掴まれたのが幸せでした。
オーケンも控えめながら客席に乗りだし気味。珍しく客に触られてました。
ただ、銀杏Boysのミネタ氏がちょうど私のところから客席に登ってこうとして、
私の頭の上にミネタ氏の腹がのっかる状態になって、正直、超邪魔。
オーケンが!ミチロウさんが目の前にいるのに近寄れない!とか思って。
彼はステージ上でごろんごろん転がり(多分偶然ながら)ミチロウさんに背中から蹴りいれていました。
やっぱり若さが違うのか。
 
 
生カレー、生天ぷらが聞けて、ミュージシャンも近くて、かなりお特感のあるライブでした。