2008年6月26日(木)
「大槻ケンヂ・デビュー20周年記念大祭、人として軸がぶれている!」@心斎橋クラブクアトロ
お祝いゲスト:本城聡章(筋肉少女帯)
BAND MEMBER Gu.日下部"BUNNY"正則/Pf.三柴理/Ba.高橋竜/Dr.五十嵐公太
セットリストは以下。
東京と演奏曲は同じで曲順違い。
アベルカイン
オンリー・ユー
日本の米
空想ルンバ
テレパシー
文豪ボースカ
パティー・サワディー
企画物AVの女(間奏中にヘイユーブルース)
OUTSIDERS
あのさぁ
GURU(アンダーグラウンドサーチライバージョン)
ジェロニモ
ピアノ・デス・ピアノ
カーネーション・リインカーネーション
踊るダメ人間。
アンコール
バーバレラ
ロコ!思うままに
人として軸がぶれている
釈迦
綿いっぱいの愛を!(サビのみ)
開演前から会場には歴代バンドの曲が流れていてテンションがあがる。
「アングラ・ピープル・サマー・ホリディ」「元祖ぼよよん伝説」「ケテルビー」「Go!リュウケンドー」「風車男ルリヲ」などなど、どれもかっこいい!
私は特撮からオーケンのライブに行きだしたので、「アングラ~」や「ケテルビー」は、特に懐かしい。
定時から十分ほど遅れてメンバー登場!
そしてそのまま「アベルカイン」!
久しぶりの猫猫猫猫!!犬犬犬犬!!
それから「オンリー・ユー」。
これも大好きなので聞けて嬉しかった!
間奏中にMC(だったと思う。よく覚えてない)
・おめでとうを大阪風に言うと?
オーケン「せーの!」
客「おめでとうさーん!!」
オンリーユーの続き。
帽子をあげて、チラッと頭を見せてた。
そういえばツルツルの頭を撫で回すパフォーマンスも一時やっていたっけ。
MC
・今日は好きな曲を歌う。
「ボヨヨンロック百連発するよ。それならばまだしも、大槻ケンヂ自曲を語るとか言って喋りだすよ」
・20周年、東京でお祝いしてもらった。
神戸も京都も飛ばしたが、大阪には来たぜ。
「○○(某マイナー目な県)なんかは元から考えてもみなかったぜ!……そういうこと言っちゃいけませんね。僕は世界中のファンの方を愛していますが、大阪の皆さんは来ないと拗ねたりするから。そういうとこあるでしょ?」
関西ネタをいろいろ。
カラオケの十八番は桑名正博の「月のあかり」。
・高橋竜さん(髪が短く!)と喋る。
お互い、理由は違うが七、八年前は荒れていた。
「荒れてたよね~、お酒呑んでばっかりだったもんね。いや、あれはあれで好きでしたよ」
・今日はそっちが盛り上げてくれたっていいんじゃないんですか~
「二十年間、お客さんを盛り上げようとしてきたんだよ!七割失敗したけど」
「なんか面白いことしてくださいよ!誰かいないの?モノマネできる人とか、あらびき団に出られるぐらいのでいいから」
「今日は好きにやらせてもらいます~」
やなヤツキャラになりながら、ステージでリップクリームを塗りだすオーケン。
客1「ロックじゃねえよ!」
客2「ロックだ!それもロックだ!」
オーケン「討論しなくていいから。ロックとかロックじゃないとか、そういうのはやってません」
「ウェーブとかやってよ」
客、ウェーブ。
意外とできる。楽しい~。
・ゲスト!
本城さん登場!
袖から出てきて、オーケンとハイタッチしようとするも、オーケンの腰が引けてうまくいかず。
大槻「タッチとか、普段やらないことしないでよ(笑)」
本城「なんか、筋少以外で会うと緊張感あるね(笑)」
本城さんからお約束のアラマキジャケプレゼント。
再び客席に面白いことやれと絡むオーケン。
「誰かいないの?面白い格好してくるとか。…面白い格好、何人かいますけど」
会場には筋少のオーケンコスプレさんが何名か。
・新曲。
本城さんが筋少の新曲を作って持ってきたそう。
お披露目があるかと思ったけど、それはなかった。
大槻「新曲はうるさいね」
本城「うるさいねぇ」
大槻「そのうち誰か死ぬよね」
本城「死ぬね」
十六歳の頃から、本城さんとはもう二十五年の付き合いだとかの話も。
・好きにやるよ。
客が思うような曲なんてやらない。
二十年の重みを感じさせるすっごい曲をやる。
といって「日本の米!」。
「それは、二十年の重みがその曲か!ってつっこむとこでしょ」と、無茶を言うオーケン。
グダグダになりつつも「日本の米」。
一曲のみで本城さんが退場。
「空想ルンバ」「テレパシー」と二曲続けて。
実は「空想ルンバ」「人として軸がぶれている」は、ほとんど聞いていなくて…。
あまり乗れず残念。
「テレパシー」は、懐かしかった。つー、ふたりはー
再びMC。
・前半にバラードがやってみたかった。
年齢とともにバラード嗜好に。
若干悪意のある平井堅のモノマネを披露。
「あっちはあっちで僕のモノマネしてるかもしれないし。東京ドームとかで」
・東京のライブの後。
土曜でお店が開いていなく、大きな荷物とぬいぐるみを持って居酒屋難民になった。
結局家の近くで飲んだ。
・おこのみアカペラコーナー
「なんか歌ってほしい曲ある?」
客席からのリクエストに答えて、オーケンがちょっとだけ歌う。
「Go!リュウケンドー」→「どんなんだっけ…」サビの「リュウケンドー!」のところのみ
「香菜、頭をよくしてあげよう」→「もふもふとジャムパン~♪」セルフパロディー?なのか、ふにゃふにゃな歌い方。
きらめき→「どんなんだっけ…、何を言うちょるか~♪って、これは内田のパートだよ!」
ドリフター→「いかりや長助は背が高い 加藤茶は人がいい 仲本工事は…違った、志村けんはゴルフが上手くて 仲本工事は~♪もういいでしょ!?」これは結構ノリノリで、ステージをうろつきながら歌う姿が怪しくてよかった。
「夜歩く」→「夜…歩いた!」客席から「え~っ?」って。
外道節→思い出せず。
・ブースカ!
久しぶりのブースカ登場。
事務所が三度潰れたとか
「事務所が三度潰れて、不思議だねぇ。この"不思議だねぇ"って言うのは三度目の社長の口癖でね、言うとエディと竜ちゃんが苦い顔をするっていう」
芸人のゲストに来て欲しいとか、しばらくぬいぐるみ漫談。
相変わらずやけに上手。
しかしグダグダになって、最後に
ブ「おまえたちはぬいぐるみに支配されているんだぁ~!アッハッハッハッ」
大(恥ずかしげ)「なんかすいません。えっとなんだっけ、パティー・サワディー!」
で、曲へ。
特撮の頃っぽい感じ!
「企画物AVの女」のセリフ部分に「ヘイ・ユー!ブルース」が挿入され、さらにバンドメンバー一人ずつのソロタイム。
オーケンはその間に退場して着替え。
特撮の頃によく着てた赤シャツと黒ニット坊姿でオーケンが帰ってきて、「企画物AVの女」終了。
かっこよかった!
好きな曲。
・エディに絡む。
オーケンがエディに話しかけるも、エディは華麗な演奏を始めていて答えず。
「エディ、前奏を始めるってことは表情で受け答えしてくれるんだね。エディと大阪に来たのはもう二十年以上も前で、僕とエディと内田とみのすけで通天閣を目指してずーーっと歩いたけどつかなかった、ということがありました」
特にオチない。
その前奏から「OUTSIDERS」へ。
・印象いろいろ。
「僕も長いから、見た時期によって印象がいろいろだと思うんですよ。「極道忍者ドス竜」だけを見た人とっては僕は忍者です」
「仕事は選んだ方がいい。チョイスチョイスが人生ですよ」
いい人な曲も歌っている。
「ロハスっていうの?ブルーレイな感じ?この辺スルーしてください。とにかくこの曲を聴くと、いい人なんだ!ってわかります」
いい人な曲「あのさぁ」。
続けて、アンダーグラウンドサーチライバージョンの「GURU」。
GURUはやっぱりこっちの方が好きかも。
歌い終わったあと立ちくらみを起こすオーケン。
MC。
・口気持ちいい。
今回は歌っていて気持ちいい曲ばかりを選んだ。
筋少もこうしたい。
・メンバー紹介。
ギターのバーニーさんとは家が近所。近所で見かけた芸能人話。お笑いとハードロッカーの街。
ドラムの五十嵐さんの告知。
・これまでやった妙な仕事。
徹子の部屋に出た、ごきげんようにもでた、ざこば師匠の番組にも出た。
・テンション。
「テンション切れてんじゃないのかい?!後はバーッとのろうか」
東京でも二人三人とお客さんが倒れていった。
若者が倒れてもいいけど、最近は脳溢血とかじゃないかと心配になるから、気をつけて。
・五十嵐さんのカラオケ。
ドラムの五十嵐さんは東京公演のあとでカラオケに行き、パティー・サワディーを歌った。
それでオーケンに30円分くらいのお金が。
オーケンがカラオケでジュディマリ(五十嵐さんが前に所属していた)の曲を歌って30円チャラに。
そんなケチくさい話よりも!ということで。
「ジェロニモ」!
久しぶりに見た「特撮魂」刺繍の特攻服が嬉しい!
かっこいいー!!
本城さんが再び登場し「ピアノ・デス・ピアノ」。
特撮曲かっこいいな!
特に初期のはパンクっぽさとか、今時の曲っぽさがあっていい。
続けて「カーネーション・リインカーネーション」。
筋少特攻服に着替えて「踊るダメ人間」。
曲中に「もうダメだ!」といってジャンプしなくなるオーケン。
「みんながんばれー!あと三番だけだ!」と、客を応援。
これでいったん終了。
アンコール。
「これも懐かしくて大好きな曲です」との紹介で「バーバレラ」。
「筋少、電車、特撮などいろんなジャンルのバンドをやったけど、どれもいい曲ばかりです。探して聞いてください。ネットで拾ってもいいけど、いろんな店を回って探して見つけて買った方が絶対感動するから!あ、でもアマゾンとかで落ちてたら買いなさいね、これ重要」
「自分の好きな曲ベストテンを作ったら入る曲です」で「ロコ!思うままに」。
特撮の最後の方だったからあまり聞けなかったけど、これもいい曲だった。
「人として軸がぶれている」
「男達がこっちを見ながら「私がいるよ気づいて~♪」って、BLなのかガチホモなのかはっきりしてくれ!」
客席からは「アニキー!」との声がいくつか。それはガチということ?
・ブースカと組んでNSCに入るとか、大阪トークを少し。
・いいこと言った。
「僕は深夜でも開いている本屋さんのような存在になりたい」
という素敵な発言。
アンダーグラウンドサーチライ精神、初期のほほん学校精神だなー。
「間違って伝わっちゃって、ブログとかで「大槻ケンヂが本屋さんになるそうです」とか書かないでね」
「なんだかいいことを言っていました、内容は思い出せないけどって書いておいて」
とのことだったけど、このブログは大丈夫だろうか…。
本城さんが再び登場し、オーケンにシャンパンをプレゼント。
最初の登場の時に渡そうと思っていたけどシャケを仕込まれていて渡せなかったらしい。
ブースカにシャンパンを持たせるオーケン。
ここで「釈迦」。
「あと二十年ぐらいはやりたいですね。あと二十年の間にミリオンとか出しちゃったら、あっさり手のひらを返します。本屋さんはいついっても開いていません」
あと二十年は…で、じんわりさせておいて最後に落とす。
そういうところがいつもいいな。
最後の最後は客席も一緒になって「綿いっぱいの愛を」の、サビのところをワンコーラスだけ。
結構最後までステージに残って、手とか振ってくれた。
終演後のBGMは「海千山千」。
最後にいい曲。
楽しいライブだった。