S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

誰もいない春

2011-05-17 16:27:20 | Weblog
福島原発が事故を起こしたことによって、いろんなことが、まるで
フラッシュバックするように見えてくるのが、皮肉でもある。

先日見たNHKのETV特集でも放映していたが、たぶん東電も、政府も
どこがどれだけ汚染されるか・・・ということは、事故直後からわかって
いたのだろうと推測できる。

モニタリングの結果もものすごく放射線値の高い場所を公表せずに、それでも
モニタリングだけはしていたのだから・・・

なぜそこに住んでいる人たちに真っ先に知らせないのか!

そして2か月もたって出てくる福島原発のメルトダウンも、たぶん事故直後には
わかっていたことだろう・・・・


誰もいなくなった村や町には桜が咲いて、緑は濃くなり、空は青く
遅い春がやってきた、人だけがいない・・・・
美しい村の景色だ。静かな町の景色だ、

誰もいない春らんまんの景色がとても哀しく見える。



伏せられて報道されないことの方が深刻なのだと今はわかる。

だから今は4号機も危機的状況なのではないか?と推測する。
浜岡原発に意識を向けているうちに、福島原発の深刻さが進んでいる。

原発事故直後にテレビにたくさん出ていた東大や京大の教授や学者、
「だいじょうぶです、微量なのでレントゲンより安全」と言い続け
ていた眉つば人間たちが、ここのところ出てこないので、さっぱり
していい、うるさいハエみたいな原発の寄生虫みたいな人たちだ。

福島の人たち、福島の子どもたちを政府は一番大切に考えるべきだ。
子どもたちを守れないということは、この国を守れないということ。




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