S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

本当のことばを語るべきだ

2013-06-19 16:31:30 | Weblog
G8で孤立しているプーチンさん、
この人だけがG8のなかでまともな政治家だと思える。


シリアの反政府勢力というのは、ほんとうにひどい残虐な行為をしている。

両親の前で子供を銃殺したり、政府軍の兵士を殺して頭を切り遺体を犬に食べさせたり・・・
人間とは思えない悪魔のような行為をしている。

新聞もテレビも黙っていても、ネットではそういう残虐な行為の写真もあって、隠し様がない。

そういう反政府勢力を支援するアメリカ、イギリス、フランス、日本・・・
こいつらどうしようもない。

日本にはまともなジャーナリストはいないから、まるでアサド政権が化学兵器を使っただのと
うその報道ばかりくりかえす。

しょせんはアメリカの属国、どういう報道をするかなど10年先まで見えてしまう。


アサド政権はシリアの国民の70%(これはほんまもんでしょう)に支持されている。




北海道でアベ政権の支持率は24%だそうで、それがどうして全国で70%になり得るのか?
こういう世論調査もウソだとすぐわかる。

なぜ軒並み地方選挙で自民党が惨敗するのかも、世論調査の支持率がうそだからとすぐわかる。

ひどいもんだ。


辺見庸「青い花」はもうじき読み終わる。
辺見氏のいかりはものすごいものがある。

これは近未来の物語なんだけど、読んでいて虚しくなってくる。

たぶん辺見氏の子供の頃のこともここには書かれているだろうと思われる。

大津波が起き、そして戦争が起き、主人公はヒロポンを求めて歩き続けている。
ヒロポンは昔日本では薬局で普通に売られていた覚せい剤。

特攻隊や軍隊でも使われていたらしい。

昭和20年頃は、小説家や芸能人の間でも使われていたと聞く。
ヒロポン中毒の患者はものすごい数いたという。

こうして「青い花」は現在の日本がまるで荒廃した戦後の日本とリンクしている。

辺見庸が警鐘をならしているのは、たぶん現在の日本がこうなっていく危険をはらんでいるからだろうと思う。
そういうものを察知して、彼はものすごいいかりを身体に孕んで苦しがっている。



いつも美しい(表面的に)ものばかり見ようとし、現実の真実に目をつぶろうとする人たちは
権力の側にはとても都合のよい人間でしかないのかもしれないよ。

美しく七色に輝くシャボン玉のような世界が希望だと言うのなら、そんな希望はあっという間にはじけて
消える。


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