親による子供への虐待、悲惨な事件が続いていて胸が痛い。
母親は、そして父親はなぜ自分の子供にまで虐待をするのか?
わたしは3人子供を産んで育てたけれど、妊婦になった時、うれしいというより、自分のお腹が日々膨らんでくるのが
恐ろしくさえあった。
自分のお腹のなかで、まるでエイリアンのような異生物が育っているような感覚におそわれた。
お腹をなでながら、我が子の誕生を待ち望んでいるような典型的な妊婦ではなかったのだ。
自分の内臓を脇にどけながら、おそろしい速さで大きくなるこの生き物は一体何だ?
そして月満ちて産まれるときには、自分の身体をすさまじい勢いで切り裂きながらこの世に産まれ出ようとする
怪物のような生命力をもった生き物の力を感じてパニックになった。
母親として子供を産むなどというありふれた感覚が私には一切なかったのだ。
おそろしかった、とても・・・
とくに長男は男の子だったから、自分という女性のなかになぜ異物の性である男性が育っていたのか?
当たり前のことすら受け止められずにいた。両性具有で10ヶ月を生きた自分さえ不思議だった。
母親に成ることは、そんな異生物のような赤い泣いてばかりの手のかかる生き物を育てている過程で
やっと成れるのだろうと私は思っている。
親になるには相当の覚悟がいる。この生き物は自分のものではなくまったく別の人格をもった人間なのだと
確信することから始まる。思い通りに育つことはまずない。
苦労しながらこの小さな命を育てていくことで、泣きながらでも母親に成っていくのだろうと思う。
母親になる覚悟ができていないと、いつまでたっても自分の身体を切り裂いて産まれた異生物でしかないのかもしれない。
父親になることも特に覚悟がいると思う。
子供たちは親のものではない。子供たちはひとつの確立した人格をもつ人間なのだ。
親の思い通りには育たない、そして親がその人格を無視して、虐待するなどということはゆるされない。
母親は、そして父親はなぜ自分の子供にまで虐待をするのか?
わたしは3人子供を産んで育てたけれど、妊婦になった時、うれしいというより、自分のお腹が日々膨らんでくるのが
恐ろしくさえあった。
自分のお腹のなかで、まるでエイリアンのような異生物が育っているような感覚におそわれた。
お腹をなでながら、我が子の誕生を待ち望んでいるような典型的な妊婦ではなかったのだ。
自分の内臓を脇にどけながら、おそろしい速さで大きくなるこの生き物は一体何だ?
そして月満ちて産まれるときには、自分の身体をすさまじい勢いで切り裂きながらこの世に産まれ出ようとする
怪物のような生命力をもった生き物の力を感じてパニックになった。
母親として子供を産むなどというありふれた感覚が私には一切なかったのだ。
おそろしかった、とても・・・
とくに長男は男の子だったから、自分という女性のなかになぜ異物の性である男性が育っていたのか?
当たり前のことすら受け止められずにいた。両性具有で10ヶ月を生きた自分さえ不思議だった。
母親に成ることは、そんな異生物のような赤い泣いてばかりの手のかかる生き物を育てている過程で
やっと成れるのだろうと私は思っている。
親になるには相当の覚悟がいる。この生き物は自分のものではなくまったく別の人格をもった人間なのだと
確信することから始まる。思い通りに育つことはまずない。
苦労しながらこの小さな命を育てていくことで、泣きながらでも母親に成っていくのだろうと思う。
母親になる覚悟ができていないと、いつまでたっても自分の身体を切り裂いて産まれた異生物でしかないのかもしれない。
父親になることも特に覚悟がいると思う。
子供たちは親のものではない。子供たちはひとつの確立した人格をもつ人間なのだ。
親の思い通りには育たない、そして親がその人格を無視して、虐待するなどということはゆるされない。