S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

すごろくはまた降りだし・・・・戦後から

2012-03-15 16:48:37 | Weblog
自民党市議団を中心にまとめられ、8日に市議会に提出された、北九州市に対し速やかに被災地の瓦礫受け入れを表明するよう強く求める決議案が、12日、全会一致にて可決された。

 議場に訪れた傍聴人は、子ども連れの女性らを含めて40名弱。ほとんどが反対派の市民と見られるが、なかには筑豊から駆けつけたという人や、横浜から避難してきた女性の姿も見受けられた。賛成派とみられる傍聴者は少なく、作業着姿の男性が市議と傍聴席から挨拶を交わしていた。

 採決自体はものの数分で終了。全会一致で速やかに可決されたが、傍聴席の反対派住民からは異論が続出した。不安から泣き出す女性の姿に報道陣がテレビカメラを向ける姿が見受けられたほか、傍聴席から唯一「賛成!」との声を上げた作業着姿の男性が、反対派の抗議に対して「非国民」との罵声を浴びせるなど、傍聴席は一時騒然とした雰囲気に包まれた。

【発信!北九州】



とうとう、というよりやっぱり出ました「非国民」発言。
非国民などという言葉は死語じゃなかったんだ・・・・
もんぺはいたおばちゃんや軍人しか言わないことばだと思っていたら大間違いだったね。

子どもの健康を害して、関東から西日本、九州、沖縄に避難した人たちも大勢いて、その人たちに
してみれば、子どもの健康を守ろうと避難したら、また放射性物質に翻弄される心配は避けたい気持ちは
よくわかる。

政府のホソノ大臣から率先して、「瓦礫を受け入れないのは被災地を切り捨てることだ」とか、
「国民ひとりにつき33キロ」だとか、お馬鹿発言しているんだから・・・・・救いようがない。

官邸や議員会館や国会にそっせんして瓦礫(低レベル放射性廃棄物)を置いておけばいいよ。
アスベストも舞うことでしょうさぞ美しく、春の総理官邸・・・

議員会館は、汚染焼却灰から作ったコンクリートで建設したらいいね。



まるで戦争時代と同じ・・・・日本は国民?と非国民?とに分断されてしまった。

絆などどこにもない。

だいたい「絆」という意味って、牛や馬をしばりつけておくもの・・っていう意味もあるから
好きなことばじゃないなあ。

瓦礫(低レベル放射性廃棄物)を受け入れて被災地を助けよう・・・って言ってる人に限って
(お金が入るんですよ)っていう顔していて、わかりやすい。


歴史は繰り返すっていうけど、日本はまたすごろくの目のように「戦後」からのふりだしに
戻ったんだね。

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転んだら藁でもなんでもつかみ取れ!

2012-03-13 16:40:45 | Weblog
いつも訪問させていただいていた、ぬまゆさんのブログも、南相馬の消えない夜さんのブログも
ふっと消滅してしまいました。

いろんな圧力に屈せずに、お二人は書いていらっしゃったと思います。

ストレスもすごかったと思います。

消えない夜さんはへこみますと言っていらっしゃったこともあったし。


福島の方のブログで勇気を持って、行政や電力会社や知事のことを書いていくと
消えてしまったブログはこれまでにもありました。


何があったのか、私たちにはわからないけれど、なんだか自由な21世紀の国とは思えず、
戦争をしていた頃、「非国民!」と呼ばれ、普通の人にまで白い目でみられたあの頃と、
何も変わっていないような気さえします。

背筋が寒くなります。

そのうち、瓦礫を受け入れないでがんばっている地方は、国から圧力を受け、同じように
「非国民」と呼ばれるんじゃないかという危機感を感じます。

それだけ、3.11以後のこの国は、行くべき方向を間違えてしまっているような気がするのです。


それでも反面、3.11以後見えてきた本当のこの国の姿。

今まで隠されていた、きたないものが、一気にカーテンを引き裂かれ正体を表わしもしました。

「転んでもただでは起きない」我が家の家訓です。
お父さんがしょっちゅう言ってる。

転んでも起き上がる時つかみ取りましょう!!

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感情で未来まで流されないようにしたい。

2012-03-12 16:54:31 | Weblog
瓦礫はコンクリートで固めて、巨大な防波堤を作ったらどうでしょ?

大津波がきても負けないほどの、高い防波堤ができないだろうか?

それがだめなら、2月に藤島さんやうさぎのなみ平さんたちと行った国会議事堂前は広大な広場なので、
あそこに瓦礫をぜーんぶ持ってきて、うずたかく積み上げて固めて、「3.11メモリアルオブジェ」を
作ったらいいと思う。

3.11を忘れないし、あの日の政府の無政府さを忘れないし、後世の政治家が反面教師とするよう
時の総理やメルトダウンはないと嘘を言った時の官房長官のオブジェもいっしょに瓦礫で作成して
あげましょ。



確かに瓦礫キャンペーンで、環境省がお金をかけただけあって、お金をもらったテレビは一斉に
瓦礫受け入れないと日本人じゃない・・・・ような感情を攻撃するやり方で洗脳が激しくなって
しかも、またまた津波やがんばる人の涙の映像とセットにして、瓦礫を受け入れさせようとやっきです.

でも考えてください。
わたしたち生きているものの使命は未来に向かって良い方向に歩きだすことです。
それは多くの犠牲になった命への償いでもあるとわたしは思います。

感情で瓦礫を全国が受け入れて、燃やしたら日本中が汚染されることは間違いないことです。
これから日本を背負って生きて行く子どもたちはどうなりますか?


長野県の阿部知事はりっぱです!
朝日新聞に瓦礫の山の写真を載せた(血税で)政府のやり方を、「感情にうったえるのはいかがなものか」と
批判しました。

1キロ100ベクレルでも焼却灰の汚染は30倍にもなるのです。
しかも瓦礫は放射線値の高い物も低い物も混じっているとしたら、少し測っただけでは全体がわからないままです。
その焼却灰は日本中に埋められたりしたら、日本の水源すべてが汚染される危険があります。
放射性物質の混じったものを燃やす・・・ということが危険なことなのです。


それが400万トンも日本全国にばらまこうとしているのは、何度も言いますが日本の子どもたちみんなを
危険にさらすことです。
しかも瓦礫2000万トンのうち、なぜ400万トンだけを全国にばらまこうと必死なのか?
まったく意味がわかりません。

これ以上、子どもたちを苦しめないでほしい。

瓦礫が片付かないと復興ができない・・・・なんてあまりにも単純な政府の発想に腹が立ちます。
運ぶための高い運賃をかけるなら、本当にしっかりした施設を現地に作るべきではないでしょうか?
復興庁の官僚は、知事を霞が関に呼びつけるのではなく、自分たちが現地に行って、予算をきちんと
わたしていくことが、復興するための早道だとは思わないのだろうか?
(頭のいい人たち?ばかりなのだから)


テレビではこれでもかと思うほどの瓦礫受け入れキャンペーン。

受け入れ賛成のじいちゃんばかりをコメントさせそれを流すテレビ・・・
大人はいいよ、もう余生なんだから・・・
でも子どもたちはこれからこの国で生きて行くのです!

感情に流されてしまうことは、未来を間違えてしまうことになるとわたしは思います。


NHKスペシャル
クリックするとユーチューブにいって見れます。

南相馬に生きる人々を取材したこの番組もみなさんに見て欲しいです。「南相馬 原発最前線の街に生きる」

生きることの重さがじーんとせまってきます。

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1年目の重み。

2012-03-11 15:44:37 | Weblog
日本中の人たちが、あの日を振り返り、犠牲になった人たちの為に祈りをささげた
今日、3月11日というけっして忘れられない日。

あらためてつらいです・・・・
そして犠牲になられたたくさんの命の御冥福をお祈りいたします。
まだ行方不明の方がたくさんいて、それは本当につらいです。


テレビでは朝から震災の番組が流れていますが、真実は今ももやのようでよくわからない。

そしてあらたにとても長い道のりをこの国が歩きはじめたような気がする。

各地で追悼式、脱原発の集会、デモ・・・
それぞれの3.11.

みんなそれぞれに重たいものを受け止めて歩きだした1年目。

そしてこれからも抱えていかなければならないものがたくさんある1年目です。


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阿呆は寝てしまえ!

2012-03-09 16:46:08 | Weblog
<陸山会事件>小沢元代表に禁錮3年求刑 「反省の情ない」

無罪の人がなんで反省しなきゃいけないの?

検察側っていっつもおんなじこと言う。無罪の人を有罪にしようとするマニュアルに書いてあるのか?

虚偽の捜査報告をした田代っていう検事は検察の取り調べまで受けているっていうのに、

まだ白々しくよく「反省の情ない」とか言えるよね。

こういう裁判も税金の多大なる無駄。

アホじゃん・・・




今回のガレキ拡散のキャンペーンに、環境省は9億円の宣伝費を博報堂に支払ったそうです。

血税をキャンペーンのために湯水のごとく使う。そして、その広告費を嬉々として受け取るマスコミ。

危険が身に迫ってもお金を取る

こんなふうに使うために必死で働いて税金払ってのと違うぞ!

これも・・・アホじゃん


福島の男の子が言ってたことばを思い出す。
「国の偉い?人は、ぼくたちの命とお金とどっちがだいじですか?」

大人には偉い人なんていないんだよ、お馬鹿ばっかりしか・・・・


「果報は寝て待て」は間違いで「阿呆は寝てしまえ」と言うのでしょう、きっと。

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もうすぐ1年が経とうとしているけど・・・

2012-03-08 16:31:58 | Weblog
行きつ戻りつしながら、少しずつ暖かくなっていく。

こだまはこたつから出て、今度は夜わたしのお布団の上で寝始めたので、重くて
いやな夢を見る。

つなみの夢も見た。

震災から1年が経とうとしている。何も変わっていないようでもあり、すごく速いようでもあり・・・

けれど、確実にあの3.11以前にはけして戻れないという意識が強くなる。


平和に過ごしていたんだ・・・とあらためて思う。


お父さんと息子がこの前、東松島に行ってきたけれど、なんだか1年前と何も変わっていない気がすると言ってた。

たつき君のお母さんは、3月11日をどう過ごしたらいいのか、と苦しい思いを電話で言っていた。

家族を失った人たちは時間が止まったままなかなか心が進んでいかない・・・

日常では仕事もまた始め、日々の暮らしは戻りつつあるのに、心の中のぽっかり空いた穴が大きくなっていく。


人はどうすれば希望がうまれるんだろう・・・
この1年、そんなことをずっと考えていた気がする。

わたしたちの国は失ったものがあまりにも大きい。受け止めなければいけないものがとても大きく重たい。

BBCが放映した「福島原発事故」の番組をユーチューブで見ていた。
外国がこの番組を作れて、なぜ日本がこういう番組ができないんだろう?
緊迫した現場の状況が伝わってくる。

そして死を覚悟して現場で作業した人たちの勇気にあらためて敬意を表したい。


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お雛様をしまって・・・

2012-03-06 16:01:52 | Weblog
ノダさんは「瓦礫を受け入れる全国の自治体には補助金を出す」と言いました。

原発を受け入れる自治体にはお金を出していたやり方と一緒です。
めちゃくちゃだなっと思わずつぶやきました。

除染も瓦礫も利権がからんでいることがよくわかります。

「福島から非難した子どもの入園を拒否するな」とせめて言ってほしかった・・・・

岩手や宮城の県民のみなさんは、半数以上が「自分たちの所で処理する」と言ってます。


けれど、都会は産業廃棄物などを、今まで東北に捨てていたことを知りました。
めちゃくちゃだなっとまた思いました。

「反原発」とヒステリックに叫んでも・…難しいことだとも思います。
廃炉にするまでにはとてもたくさんの人の手が必要で、そこで働く人がどうしても必要だからです。
40年といえば、これから生まれてくる子どもたちだって、原発で作業しなければいけないということです。

そして日本はなかなか風力発電の効率も悪いです。
偏西風が吹いたり、風が一定に吹かない国だからです。

遠い、厳しい・・・・そんな重たい気持ちばかりが最近のしかかってきます。


ノダさんもタニガキさんも同じ穴のむじな(じゃなかったどじょう?)です。
消費税を増税し、原発をなるべく早く稼働させたいと顔に書いてあります。
一体改革と口では言いながら、消費税増税だけが、とっとこ先に走っています。




おとといの日曜日は、ひとりでお雛様を片付けた。
わたしの祖母が「お雛様をいつまでも飾っているとお嫁にいけなくなる」と言って、
4日にはさっさと片付けていた。

おかげで?わたしの姉妹は3人とも無事行き遅れることなく・・・結婚したんだけど・・・

小さい頃、言われたことは不思議に頭にインプットされている。
おととい娘が仕事にいく前に「お雛様しまってね」と言って出掛けた

お人形の顔に和紙を巻いて、虫よけの薬をいれながら、「また来年」と言いながら片付けた。

出すのも一仕事だけど、しまうのもまた一仕事だ。

こだまがちゃちゃを入れてきて、しまう箱に入ってしまう。
お雛様をだした時は、ちゃっかり雛段をあがって、お内裏様とお雛様の真ん中にこだまは鎮座して、
一番上の段から、下を見下ろしていた。

猫の手も借りたいってよく言うけど、猫は手を借りたくない時に限って手をだしてくる生き物です!

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春の日差しがやさしい日です。

2012-03-03 16:34:32 | Weblog
少し日差しがやわらかくなって、こだまはうれしそうだ

春というのは生き物にとって、再出発するエネルギーをもらえる季節かもしれない。

こだまがうれしそうなのは見ているとよくわかる。

今までこたつで丸まってばかりだったのに、ぐーんと背中をのばし、外に出てごろんごろんとして、
庭の木で爪をといだり、かけまわったりしているから。

待ち遠しかっただろうなあ・・

今日は、娘の誕生日なので、ひなまつりのお寿司を作ってあげようと思う。



きのう書いた瓦礫のことで、岩手県の岩泉町長さんが発言しています。

現地からは納得できないこと多い」

 被災した小本地区の移転先は、駅周辺を候補に用地交渉をしている。近くに三陸沿岸道のインターがあり、交通の要衝だ。
 昨年11月、用地買収に向けて価格設定をしようとしたが、国から待ったがかかった。沿岸道の用地買収に影響するという。県もバラバラに進めると混乱するという。そんな調整で2カ月遅れた。被災者には申し訳ない。

 現場からは納得できないことが多々ある。がれき処理もそうだ。あと2年で片付けるという政府の公約が危ぶまれているというが、無理して早く片付けなくてはいけないんだろうか。山にしておいて10年、20年かけて片付けた方が地元に金が落ち、雇用も発生する。
 もともと使ってない土地がいっぱいあり、処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか。



現場の声をなぜマスコミは流さないのでしょうか?

そして、いろんな所で、福島の子どもたちがいじめられたりしている。
すごく悲しく、ものすごく腹が立つ。

危険な瓦礫を受け入れるより、人を受け入れることが本当のやさしさだと思う。

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寒気がする最近のテレビの報道

2012-03-02 18:12:29 | Weblog
会社の消費税を払い終えた。

毎年、消費税を払うために、お金を借り・・・・神経がすり減ってくる。

零細企業の実態など国は考えてはいないのだろう。経済界の大きな所ばかりが優遇される。

消費税が増税されたら会社はどうなっちゃうんだろう・・・
考えるとくらくらしてきて頭痛がしてくるよ。


テレビはこぞって被災地瓦礫を受け入れるよう、世論誘導を始めた。
まるで、受け入れないのが、人間としての優しさがないとばかりに感情に訴えるやりかたに
腹が立つ。

「食べて応援」とか、「自分だけよければいいのか」とか、そういう風に言ってるのって狂ってると思う。

瓦礫を受け入れるのではなく、人を受け入れてあげるべきだ。

お父さんは戦争時代の日本とおんなじだと言う。
負けているのに、日本は負けるはずがない、神の国だからと、かけがえのない若い命を犠牲にした。

放射性物質の原則は「閉じ込めること」これとま逆のことをしている日本は世界からもバカにされているだろう。


汚染されていない西日本や沖縄にまで輸送費をかけてがれきを運び、燃やす意味が一体どこにあるのだろう?

このまま瓦礫を日本全国にばらまいたら、日本の農産物はどこのものも世界中から拒否され輸出できなくなるし、
観光客もどんどん減って、世界の人たちは日本へ来なくなるだろうなと思う。

そして何より日本中の子どもたちが被爆する。


1キロ100ベクレルが、何トンもになったら一体どれだけの放射性物質が出るのかぞっとする。



武田先生のブログより



">阪神淡路大震災の時の瓦礫の処理費用は2万2千円(トンあたり)、それに対して岩手の瓦礫の処理費用(税金)は6万3千円、宮城5万円。なぜ、阪神淡路大震災の時と比べて物価はやや安くなっているのに、処理費が3倍近いのかについても説明はなされていない。
自治体は政府の圧力とお金の魅力で汚染を引き受けているのではないか。この処理費用のカラクリを市民に言わずに「被災地を助ける」ということしか言わない.



ある宮城県の自治体が仮説焼却施設を作ったと報道された。その能力を計算してみると実に小さい(このような細かいことはまた機会があったら書くようにしたいが本筋が大切なのであまり細かい数字は割愛する)。
つまり、確かに「見かけ」は「焼却施設を作った」と言うけれど、名古屋市にいくつかある焼却施設のどれにも該当しないような小さな焼却施設だ。でも素人を騙すことはできる。「被災地にも焼却施設を作っている。武田はウソを言ってる」などと言う人もいるが、私を批判する専門家なら焼却能力のカラクリを判って言っているはずである。


汚染の可能性
放射能の量としては、1キロ8000ベクレルが基準値なので、2300万トンでは拡散量は約200兆ベクレルになり、日本人ひとりあたり150万ベクレルに相当する。これは1キロ40ベクレルというまともな食材汚染の限界から言うと一人あたり37年間、汚染された食事をすることを意味する。
また山形と東京が瓦礫を引き受けているが、かりに山形市が半分を引き受けたら、お金はかなり来るだろうが、その代わり山形市の汚染は1平方メートルあたり24万ベクレルと規制値の6倍、警戒領域の60倍にも達する。
このような計算をすると、「山形だけが瓦礫全体の半分を引き受けるワケではない」などという反論がでるし、それを承知でここで示している。もし、数値を問題にするなら、自治体自体が「何トン受け入れて、それによって放射線量は何倍になるのか?」を言わなければならない。民主主義だから「瓦礫を引き受けたら放射線量が何倍になり、付近の人はどのぐらい被曝するか」という数値を出すのが第一である。


まだ瓦礫処理にはトリックがあるけれど、たった20%しか被災地以外で処理せず、放射性物質は拡散します。でも、誰が考えても不合理なことをしていますし、それに「どのぐらい被曝するか」、「どのぐらいお金が入るか」、「1円当たり何ベクレルか」などすべてを透明にすることが必要です。


希望だ、絆だ、助け合いだ、とそればかり報道し、被災地の実態や、現実はほとんどマスコミはベールに隠している。

震災から1年たって、ますますこの国は行くべき方向を間違えていっているような気がする。


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