7月6日(土) 大阪市中央公会堂 で2013大阪教組教研全大会 が開催されました。
「豊かな生き方のために~経済から見る日本の教育~」というテーマで、浜 矩子さん(同志社大学大学院教授)の講演がありました。
ハリーポッターの話に出てくる「ミゾノ鏡」の話から、「日本を取り戻す」とよく言われていますが、
後ろ向きの発言で、未来に進めない とのこと。
成長の時代ではなく、成熟の時代に入っているので、富のわかち合い(分配)をどうしていくのか。
豊かさの中にある貧困問題に、どう向き合い、応えていくのか。
そして、「ガリレオの生涯」というお芝居を観て・・・印象に残った言葉から、教育についても述べられました。
知識とは疑うことによって始まり得るもの。(アベノミクスを疑い、からくりを見抜くこと)
科学というものは、人間の生存条件の辛さを軽くするもの。(科学を教育に置き換えれば・・・)
新しい発見が、世界中の恐怖を引き出すものになってはいけない 等々
最後に、真の豊かさのために・・・
掲げる合言葉は「シェア(市場占有の奪い合い)からシェア(分かち合い)へ」
めざす場所は「多様性と包摂性が出会う場所であり、それは英雄が必要でない場所」
とまとめられました。
淡々と話されますが、芯の強さを感じ、とてもCOOLでした。
豊田勇造さんの唄のフレーズ「奪い合えば足りず、分かち合えば余る」を思い出していました。
私たちは、強者の論理の経済ではなく、適者の論理で、富の再分配を行い、全員参加の経済社会を未来に向かって進めていかなければならないのですね。
それが、多様性とインクルーシブの出会う場所となるのだと…確信することができました。
早速『「アベノミクス」の真相』という本を買っちゃいました。