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橋下大阪市長の「慰安婦問題」発言に抗議

2013年05月20日 | 活動

5月13日から、始まった日本維新の会共同代表の橋下大阪市長の発言。

「旧日本軍時代の『従軍慰安婦』についてのその制度は必要だった。」
「沖縄を視察した際に、在沖縄米軍の幹部に、『もっと風俗業を活用するように』と進言した。」
以前から、日本軍「慰安婦」被害者の証言があるのに、証拠がないなどを言ってたけど、
今回の容認発言は、日本軍「慰安婦」被害者をさらに深く傷つけ、すべての女性を冒涜するものとなりました。
そして、女性ばかりでなく男性をも侮辱する内容です。
国内のみならず、世界からも非難を浴び、弁明をすればするほど、橋下氏が所詮そういう人だった、ということが明らかになっていきます。
とにかく人権感覚のかけらもない人です。
「慰安婦」被害者にも風俗で働く人にも、思いを寄せることも寄り添うことも一切ありません。

民主党大阪府連男女共同参画委員会としてもとにかく抗議の意をあらわそうということで、
15日に集まり、抗議文を作成しました。

OSAKAみらい大阪市会議員団と共に、ということで…
いつ渡せるかわからない状況もあったので、とりあえず郵送しました。

17日朝に連絡があり、午後に大阪市会議員団(奥野議員、山本議員)と共に、手交することになりました。

報道関係者も多く来ていて、部屋に入るところからもカメラが回っていました。

残念ながら、橋下市長は出てきませんでしたが、松本秘書部長が出てこられ、
始めは、OSAKAみらい大阪市会議員団幹事長の奥野議員が趣旨説明し、抗議文を渡しました。
そして、私も趣旨説明し、「抗議し、謝罪と撤回を求める」と抗議文をわたしました。
秘書部長は、市長に伝えます、と言って受け取りました。

その後、記者会見を行った次第です。

橋下市長や石原議員、西村真吾議員のとんでもない発言…
こんな人が、政治に携わっている、恥ずかしいことです。
発言がコロコロ変わっていく大阪市長であり日本維新の会共同代表ですが、西村議員は除籍にし、自分の発言は、西村氏と異なるらしく、日本維新の会としては、撤回しないことを決めたらしい。
橋下市長も西村議員も、女性の人権を著しく踏みにじっていることには変わりがないのですが…

17日は、夕方には、大阪市役所本庁前で、抗議集会が開催されました。
時間が許す限り参加しました。多くの人がプラカードなどを持って集まっていました。
これだけ多くの人がやっぱり怒っているんだ!! と思いを共有することができました。
やめてもらわなくっちゃね!やっぱり…

民主党大阪府連男女共同参画委員会の抗議文

橋下徹大阪市長の「慰安婦問題」発言に関する抗議声明

 5月13日、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は、旧日本軍時代の従軍慰安婦について「当時は軍の規律を維持するために必要だった」と容認する考えを表明した。また、先日沖縄を視察した際には、駐留する米軍の幹部に対して海兵隊員に風俗業者を活用させるよう求めたことを記者団に明らかにした。

 従軍慰安婦問題に関して、政府は93年、宮沢内閣時代に河野洋平官房長官談話を発表し、日本軍が慰安所の設置に直接・間接に関与していることを認め、「多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた」と深い反省を行っている。「容認」する態度は当事者を深く傷つけ、すべての女性を冒涜するものである。

 一方、在日米軍の若者が「風俗業の女性を活用する」ことで、少女暴行事件のような一般人への被害が少なくなるかのような発想は、女性を性行為・欲望の対象としかとらえられない低劣な人間性を示すものである。同時に、男性を侮辱する発言であると言わざるを得ない。

 戦争と性被害に関しては、国連でも取り上げられてきた。今年4月に英国で開催されたG8外相会合では「紛争下における性暴力防止」が主要課題とされ、どのような状況下でも女性の人権を擁護することが国際的な課題となっている。

 私たちは、男女共同参画社会の実現をめざす立場から、今回の橋下氏の発言が世界の人権感覚からかけ離れ、女性の人格・人権の全否定につながるものと判断し、強く抗議する。また、発言の撤回と謝罪を求める者である。

民主党大阪府連代表と、男女共同参画委員会委員長 との連名で出しました。


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