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平松がんばれ!教育関係者のつどい

2011年10月10日 | 活動

10月7日(金) 阿倍野区民センターで、「平松がんばれ! 教育関係者のつどい」が開かれ、参加しました。

平松邦夫市長は、9月19日午前、記者会見で、大阪市長選挙に立候補することを正式に表明しました。
今回の大阪市長選、既に共産党からは立候補表明をされている方がいますが、橋下知事が、知事を辞職して、大阪市長選に出馬し、ダブル選挙が行われる可能性が強いです。

橋下知事は、「大阪都構想」をかかげ、大阪市を解体することを以前から表明していますが、
それを断行するためには、橋下知事の考えとは異にする平松市長ではだめだということです。

まず、大阪都構想ですが、東京都23区のように、大阪都と現大阪市を解体し、区を東京23区のようにするということです。でも、東京23区も財政面や権限などで大きな問題を抱えている現実があります。
そして、大阪は、東京のように経済などすべてが集中しているわけではないので、区と区の格差が大きく、区によっては大変厳しい状況にもなります。
橋下知事は、大阪府のトップだけではなく、大阪市も自分のものにしたいのだと言われています。
現実あり得ない大阪都構想ですが、「二重行政」解消(ほんとは二重行政ではないのですが)なんて言葉に惑わされてしまっている人も多いのではないか、と思われます。

そして、今回府議会に「職員基本条例(案)」「教育基本条例(案)」が橋下知事率いる維新の会から議員提案されています。
職員の労務に関することが、議員提案されるのも変な話ですが、この2条例案を持って、府知事選挙の争点にしようということらしいです。
大阪市議会にも維新の会から同じように上程されましたが、市議会は維新の会が過半数を超えていないので、既に否決されています。
「教育基本条例(案)」は、教育への「政治介入」です。大阪の教育を知事及び維新の会の思うままにしようというものです。そして、選挙に勝ったということで全てが「民意」という言葉で許されようとしているわけです。
本当にいいのでしょうか。競争主義が持ち込まれ、他人を蹴落とすための教育がすべてである、なんて・・・
「みんな違って、みんないい」金子みすずさんの詩にある素晴らしい言葉です。
子どもたち一人ひとりが、互いの違いを認め、支えあうこと、を様々な経験から知識や知恵を得て学び、暮らす場が学校です。そこで、他者とのかかわりの中で、様々な考えを知り、自分の力で問題を解決する力をつけていくこと、が大切なんです。
「職員基本条例(案)」も「教育基本条例(案)」も、まず人との信頼関係を失わせることになります。そこには、人の姿も子どもの姿も見えてこない、と平松市長は述べられました。

また、平松市長は、「教育とは、社会に出てこの国を支える人を育てること」「政治とメディアは教育に介入してはならない」と、「行政は、弱い人に寄り添うものであり、そしてそこに十分な支援ができないときは、地域の力、民の力を発揮していただく」それが人の都、大阪であると・・・

竹内市長もこの会に出席されるつもりでしたが、代表質問の最中なので出席がかなわず、メッセージを送られました。私がそのメッセージの代読をさせていただきました。私は、大阪市民ではないので、平松邦夫市長の再選には一票を投じることはできませんが、是非再選を勝ち取ってほしいと強く願っています。

チラシに掲載されていた文章を紹介・・・
大阪はまさに「人」の街。街づくりの主役は市民であり、大阪を愛する人々です。東日本大震災は「人の生命」の尊さとともに、絆やコミュニティの大切さを痛感させました。大阪の街づくりに求められているものは、“絆”の基となる“支え合い、分かち合う”心です。環状線が走る街の成り立ちや手ざわりが駅の数だけ異なるように、多様で多彩な人々の心に寄り添う街として、私たちの大阪を育んでいきましょう。


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