
コロそば…すなわちコロッケそば…いわゆるかけそばにコロッケをトッピングしたものであります。 そして、立ち食いそば業界では、上級者ほどコロッケそばを好むとも言われているとの都市伝説があります。 そして、真偽のほどは分かりませんし、ワシとしては全く興味がなのですが、多くの方が 箱そば こと 名代・箱根そばが発祥店とつぶやいているらしい… ということで、正しいコロッケそばの食べ方をご紹介したい。 まあ、「食事にマナーはあってもルールは無い!」というのが拙ブログの主張でもあるので、『正しい』というのを『比較的正しい』又は『ワシ式』に読み替えていただくようお願いいたします。


さて、今回のオーダーは、一部の方からは邪道とも呼ばれるコロッケそば+生玉子というヤツになり、コロッケそばに生玉子を入れるべきか入れざるべきか…許容すべきか否定すべきか、はたまた玉子を崩すタイミング等々も、マニアの中では議論されているようです。 ちなみに、ワシ式では、先ずは天地返しの要領で早々に生玉子は麺の下に沈めますが、玉子なしの場合はこのプロセスは省略されます。

続いては、コロッケにも玉子にも影響されない素の味を楽しむべく蕎麦を二啜りほどいたしました後に、コロッケを二つに切り分けます。 何故って、半分はコロッケの持つ本来の魅力であるサクッと感を楽しむためであり、残りはドロドロ感を愛でるためであります(通)


ヒトの好みなので、とやかくは言いませんが、ワシ式には蕎麦を三啜りくらいしてから七味を投入いたします。 この時点では、コロッケの油もあまり滲み出してはいませんので、純粋に蕎麦を楽しめます。 そして、まだサクサクしているコロッケを齧ったりいたします。


ちなみに、今回のネタは「コロそば」ではありますが、ローカルBには「コロうどん」というがあるのデス♪ 「コロうどんの「ころ」とは香露(ころ)と書き、うどん・きしめんに汁をかけた料理で、地域的には東海地方と関東の一部でも限定的にだがある…らしい。 通常のかけ汁とは異なり、たまり醤油・鰹だしの一体化したうどんのつゆの濃いめに合わせた汁の香りが良いことから「香露(こうろ)」と呼ばれるようになり、 後に「ころ」と省略された…らしい。 元来は温・冷どちらにも用いられていたようだが、現在では一般的に冷たいものを指し、基本は水切りをしたうどんに汁をかけ、ネギや生姜、ゴマなどの簡単な薬味を盛った一品…らしい。」
といったトコロですが、実食記はコチラを御参照ください(制)
半分ほど食べ終わったトコロで生玉子を浮上させることにいたします。

立ちそばですから、熱めといってもソレナリの温度の汁ですから、熱の通りもギリというトコロですねぇ… でもって、玉子を割って、黄身を中心に麺に絡めていただくのは、なんとも言えません(旨)


コロッケの後半部分はかなり汁を吸いこみ、ケッコーグダグダになっています。


箱そばのコロッケはカレー味なのですが、具はミックスベジタブルのみというチープ感もたまりません(笑) そして、沈めてあったコロッケは準和風の汁にグズグズと溶け出していくわけです…


大変美味しく、フツー通りにいただきました箱そばでありました。 食べる前に思っていた「コロそばへの道」とか「初めてのヒトへのコロそばガイド」とかも候補に上がりましたが、最終的には冒頭のタイトルとなったワケです。
食べ盛りな方もそうでない方も、コロそば常用者も『初めての方』も、コロそばを食べる時は拙記事を思い出していただけると幸いです。
名代 箱根そば 川崎店 (そば(蕎麦) / 京急川崎駅、川崎駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2