琵琶瀬の展望台を後にしたところで既に結構な時間になっておりまして、当初予定の釧路に着いてからの昼ゴハンを手前に倒して、厚岸味覚ターミナルことコンキリエに立ち寄ります。
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10年以上前に行った時は未完成の道の駅という印象が強く、それ以来敬遠していたのですが、すっかりヲサレになっていて驚きです。 これまで厚岸で食事をする時は駅チカの食堂に入るとか駅弁(かきめし弁当)をいただくかだったのですが、ちょっともったいないことをしていたようです。 そのコンキリエですが、ふたつのレストランがあり、その二者択一で食事処を選びます。
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炭火焼きも魅力的ですが、これまでの食事の流れや今後の予定等々を考慮して、今回はエスカルというレストラン系の方店を選びます。 ちなみに、ワシは似たような食べ物の連食(麺類13連、そば3連、カレー3連、スパ2連とか…)は苦になりませんが、さすがに旅先では幅広く楽しみたいのですよ(笑)
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厚岸といえばなんといっても牡蛎ですが、今回は牡蛎のクリームスパゲティというヲサレ目のメニューを選択します。
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大盛りもありましたが、相対的牡蛎含有率が下がるので普通盛りにしておきます。
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パスタの茹で加減も上々ですし、牡蛎のエキスがしっかり出たスープに絡めれば口の中に海の味わいが広がります。 ハムもホウレン草も悪くないのですが、なにより牡蛎は火が通りすぎずにプリプリでしたのがヨイですねぇ(旨)
ほどよいお腹心地になり、軽く国道を流していけば、ほどなく釧路に到着します。 ここのところ愛用している駅チカのホテルにチェックインしますが、まあ、300キロも走っていないので楽勝の1日でしたから元気なのですよ(笑)
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それでも周囲を歩き回るほどの元気はないので、ホテルで文庫本など読んでノンビリ目に過ごします。 風呂にもゆっくり浸かりと、アレコレしているうちに陽もすっかり暮れましたので、改めまして釧路の街へと繰り出すことにします。
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なかよしリンクのTakaサンヲススメのとんぼは1年振りです。 おっ、ちょうどコラボしてますね(笑)
ちなみに、1年前にワシが食べログに初投稿であげたのですが、誰も後に続いてくれていませんなぁ…
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店内を覗くとちょうど第一陣が履けたところらしく、カウンターのほぼセンターにポジションを取ることが出来ます。 まずは、ゆるりと生ビールをいただきつつ、地元ネタとして薦められたイカ刺しをお願いします。
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今年は秋刀魚が不漁というのは残念ですが、このイカは添えられた山ワサビ(ラディッシュ?)を多めに絡めれば両方の新鮮さが美味しさ倍増させて、ついつい頬が緩みます。
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イカ刺しとほぼ同時に頼んだつぶ貝ですが、時間をかけてゆっくり焼いてくれるので、イカ刺しとよいタイミングで交代しての登場となります。
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この辺りから、「どちらからですか?」「横浜です」「はじめてですか?」「去年もきましたよ」などとマスターと話していると、カウンターのお客サンからも声がかかり話もはずみ始めます。
そして、次は何にしようかとワシが「ザンタレというのはないのですか?」と聞くと、周囲の皆様が「あんなものはちょっと流行っているだけだからココではザンギを食べなさい」とか「ザンギに甘酸っぱいタレをかけただけだから正統派のザンギにしなさい」攻撃をしかけてきます。 「いやいや、最近流行なので…」と軽く返しましたが、結局はザンギを頼むことになりました(笑)
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勿論、他のメニューと同様にコチラのザンギは美味しかったですよ。 漬け込み方もほどよく、しかも熱々なので美味しくないわけがありませんが…お腹が膨れましたぁ(満) 流れ的にもちょっと途切れましたので、ボチボチとおいとますることにいたします。
ということで、軽めにラーメンたかはしで仕上げることにします。 蝶タイのマスターで有名なコチラは典型的(?)な釧路ラーメンを気軽にいただく雰囲気です。
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細麺に透明度の高いアッサリ魚介系スープという組み合わせは釧路ラーメンの典型といってよいのでしょう。 パッと食べられる感じがよいですね。
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ふむ、飲んだ後の〆には丁度合います。
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満腹にはほど遠いのですが、ほんわかしたラーメンをお腹に入れてしまったのでハシゴをする気にはならずにブラブラとホテルに戻ることにいたします。 結構冷えてきたと思いましたが、まだ17℃を切るくらいだったのですね。
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この日が北海道最後の夜だったのですが、それを明確に意識したのがお宿に着いてからでして、あぁ、もう1軒くらい寄っておけばよかったと後悔した次第のワシでありました。
さてさて、北海道最終日はどんな日になるのでしょうか? えっ、フツーは帰る前日に釧路くんだりに居てはダメだろうって? まっ、ワシも10年前はそう思ってましたが、道内のふたつのポイント間で1日で行けないところは(あまり)ない!ことに気が付きました故に、最近は釧路を最終日の夜に設定することが多くなっていたりします(爆)
(続く…)