更年期の箱の中

更年期の毎日の中で思うことなどを書いています。

2023年は新設工事

2023-01-05 12:36:48 | 日記

 2023年になりました。しばらく書きたいことを毎日考えながら体調不良で寝込んだりしていました。年末にとうとうコロナウィルス感染症に罹患し、年の瀬で一年の疲れが溜まっていたからなのか、余程免疫力が低下していたのでしょう、自宅療養期間を過ぎても風邪っぽさが抜けず、発症してからもう2週間も経つのにまだ鼻が詰まっています。

年末年始は犬の散歩以外の外出はしませんでした。幸い食糧は買い込んでいたので、変な時間に豚の角煮や、みかんのマーマーレードや、りんごのタルトタタンを作って食べました。思いついたものを思いついたときに、キッチンで好きなだけ時間をかけて作ることはセラピー効果があるような気がします。無心でみかんやりんごを剥き続けたり、1時間近く鍋を眺めながらみかんをグツグツ煮詰めたり。本当は、秋に親戚から送られてきた時に皮剥きがめんどくさくて冷凍庫に仕舞い込んでしまった栗もなんとかしたかったけれど、これは次の連休に対峙してみようと思います。

 新年が明けて、犬の散歩をしながら考えていたことは、考えても結局嫌な気持ちになるだけのことが頭に浮かんだら、「私には関係ない」と言い聞かせて意識的に考えることをやめようという決意です。誰かに言われた嫌な言葉を思い出して、何度も思い出して嫌な気持ちを繰り返し頭の中でリピート再生することや、苦手な人に次に会う時のことを頭の中で妄想して、まだ起きてもいない嫌な想像で嫌な気持ちになることなど。酷い時には朝起きたその瞬間から嫌なことを考えています。こんな状態かなりの末期だなと思っていた数日後にコロナに罹りました。書き出してみるとアホらしくなるくらい、エネルギーと時間と、何よりも想像力の無駄遣いです。

じゃあ、代わりに何を考えようかな?ということをここ数日考えていました。嫌な考えが頭に浮かんだ時にササッと他の思考にすり替えたいのです。想像力を他のもっと建設的なことに使いたい。何か具体的なことが浮かぶまでは「代わりに何を考えようかな?」ということにすり替えようと思います。これは真剣に取り組みたい。頭の中の思考回路に新しい分岐とバイパスを建設することになるので、すり替えが完了するまで相当期間の練習と努力が必要になると思います。私の脳細胞、どうか新設工事に協力してください。

 


二重螺旋の心理 

2023-01-05 12:36:22 | メンタルヘルス

 秋頃から、月に数回心理カウンセリングを受けています。心理カウンセリングを受けようと思ったきっかけは2つ。まず、来年50歳になるし、留学・結婚・子育て・離婚・出会い・別れ・子離れ・出会い・再婚、そしてこの人生の悲喜交々を下支えしてきた仕事など、人生のイベントの中で自分が感じてきたことや考えてきたことについて心の処理が追いつかないまま歳だけ重ねてしまった感覚があって、立ち止まることはできないけれど、一旦このタイミングで人生の棚卸をした方が良いと思ったこと。それから、家族を通して知り合った知人との関係が、相手は30歳手前の立派な成人なのにも関わらず、その人の夫まで含めてなし崩し的に疑似子育てのようなものになってしまい、悩んで相談先を探した結果、たどり着いたところでもありました。

緊急性が高かったのは後者の方で、いろんな経験をしてきた中でも初めて会ったタイプの知人に対して、自分の立ち位置を完全に見失ってしまって、身体的な不調にも現れるようになっていました。

知人は端的に言うと、学習障害のない発達障害、いくつかのボーダーラインと自己愛性の特性が混ざったパーソナリティ障害、それと双極性障害のそれぞれの要素を複合的に持っているように、私には映っています。その言動に振り回されているのが彼女の家族でも友達でもない私なのでした。

知人と知り合ってから5年ほど経ちますが、コミュニケーションの取り方や言動がとても不安定で不自然で、且つ、私に対しては操作的というか、いわゆるパッシブ-アグレッシブな態度を取り、こちらは彼女の機嫌を損ねるとめんどくさいので彼女の意図するままに動いてしまいます。日常生活は明らかに健康ではない状態が継続しています。結婚をしているものの、家事はほとんどできないと言い、寝食のリズムもとても不安定です。

会うのは年に数回とはいえ、彼女と過ごす時間をとても苦痛に感じていることに、最近になってやっと気づきました。不思議なのは、彼女の夫と家族を含む周りの人間はあまり影響を受けていないように見えることです。なぜ私だけが苦痛に感じているのかその理由がよくわからないまま、ただ会うたびに疲弊して彼女が帰った翌日には寝込むほどになりました。

 カウンセリングでは、自分の人生の棚卸しとこの知人に関する困りごとを2つの別々のトピックスとして相談し始めたのですが、その2つが二重螺旋のように連結してきたので、ここに整理してみようと思います。でも難しいので上手く書けるかわかりません。

 カウンセリングの効果はカウンセラーさんとの相性に大きく左右される気がしたので、定期的な相談が続けられそうなカウンセラーに巡り合うまで、結果的に4人のカウンセラーに同じ相談をしました。おそらくまず最初に私が求めていたことは、知人の症状について、私の見解が的外れではないことを第三者に確かめてみたかったのだと思います。4人からのフィードバックはほぼ、私の見解と同じでした。中には、知人は入院が必要なレベルかもしれないと言う方もいました。この時点で少しだけ、私の気持ちが落ち着きました。家族が関係する悩み事は、なかなか気軽に人に話せないものです。知人に対して気持ちを乱している私がおかしいのではなく、彼女は病気なのだと、そう思うだけでも少し気持ちが楽になりました。誰かに話をすること、アウトプットの手段を持つことの重要さをしみじみと感じました。

それから、定期カウンセリングが始まりました。

続く