今日は趣味の映画・ドラマ視聴についてです。
最近の趣味の一つとして、動画視聴のために幾つかのサブスクサービスを転々としています。私の動画視聴の癖というかパターンというか、気がついたことがあったので書いておこうと思いました。それは映画やドラマに深くハマった時の箸休めに、ライアン・ゴズリングを求めがちということです。
具体的なエピソードとしては、昨年夏頃に「エートス」というトルコのドラマシリーズに始まって、レバノンやイスラエルなど、映画やドラマを通して周辺国を巡る旅に出てしまいました。秋頃には「シュティセル家の人々」にどハマりして、架空の家族だと知りながら、Googleマップで毎日イスラエルのストリートビューを眺めて、黒い帽子とフロックコートのアキバの姿を探していたほどです。それから動画を通して垣間見られる中近東の国々の文化、特に食生活やインテリアにも見入ってしまいました。
そんな動画の中での海外旅行をしばらく続けていると、ライアン・ゴズリングが欲しくなるのです。
世の中、ライアン・ゴズリングが大好きな方々は数多いらっしゃると思います。私の場合は「ライアンLOVE!」という感じの熱量ではなくて、もちろん好きは好きなのですが、おそらく彼の声のトーンと所作に角がないところ、それがとても目と耳に優しくて、動画の趣向の区切りに注入したくなるのだと思います。
ライアン・ゴズリングの”濃い異文化中和効果”に気がついたのは「ラブ・アゲイン」を観た後でした。どこか掴みどころのない声と衣擦れみたいなシュルシュルと品の良い音がしてそうな所作。「ラ・ラ・ランド」でも「ラースと、その彼女」でも、演じた役のキャラクターは全く違うのに、同じ効果が得られました。もちろん、映画を見終わった後の余韻が心地良いというのも大切な要素なのかも知れませんが、一番最近に注入した「ドライブ」のサイコパス的な世界でも、ライアンはやはりとても高い精度で私の頭の中の環境設定をニュートラルな状態に戻してくれました。
ライアン(の出演作)が不足してきたので、2周目に入る前のバックアップ対策として、同じ”濃い異文化中和効果”を発揮する他の俳優はいないかを考えてみました。普段動画はサブタイトルで見るので、声の質がとても大事です。期待していたフランス、スペイン、ドイツ他、ヨーロッパ諸国の俳優は効きませんでした。声の質と同等に言語の響きが重要なようで、ヨーロッパの言語は私の耳にはちょっと濃かった。ボリウッド全般も効きませんでした。そりゃそうです。私にとってボリウッドはガッツリ濃い異文化なことを忘れていました。結局その後に一旦ライアンの「ブルーバレンタイン」を注入しました。ボリウッドで目的を見失ったがために、またライアンが減ってしまいました。こうなったら仕方がないので、英語圏絞りでもう少し探してみます。
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