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太平洋フェリーに乗ってお伊勢参りしよう!~前編~

2023年03月12日 21時00分00秒 | 旅行
旅行支援も終盤に近づき、毎週末どっかに泊まる生活も終わりを迎えようとしています(^_^;)

今回は2月末に太平洋フェリーを利用したときのお話です。太平洋フェリーでは2023年2月限定で実質0円キャンペーンをやっていてとてもお得にフェリーを利用することが出来ました。これは使うしかないと言うことで利用してきました。


新千歳空港でミクさんみながら暇つぶししている図。


新千歳空港で甘いものを取って脳の活性化を謀っている図。


新千歳空港から苫小牧駅行きの路線バスで苫小牧に移動します。


道南バスでは交通系ICは利用できませんがPayPay、auPay、WeChatPayが利用できます。運賃は新千歳空港から苫小牧駅までで630円。所要時間は約1時間です。


丁度よい時間に苫小牧駅からフェリー乗り場へのバスがなかったので、新千歳空港からのバスを途中停留所で降りて2kmほど歩いて苫小牧フェリーターミナル(苫小牧西ターミナル)へ。


展望デッキに行くとすでに乗船するきそは着岸していました。


乗船手続きは15時30分から。


乗船手続き完了です。今回は愛知県の全国旅行支援+シャチ泊を利用するので、必要書類のチェック→同意書等の書類記載→書類を持って乗船手続き窓口へという流れでした。乗船代はS寝台で定価18,400円、シャチ泊9,200円引、全国旅行支援(愛知県)1,840円引の7,360円です。プランには5食分(2夕、2朝、1昼)7,500円相当の食事券が含まれます。さらに、愛知県の全国旅行支援クーポンが2泊分4,000円分配布され、実質-4,140円になります。


乗船手続き後は待合室でのんびりしながら乗船開始を待ちます。この日の徒歩乗船開始時刻は出港1時間30分前の17時30分からでした。

S寝台の様子

一番安いプランはS寝台利用となります。S寝台はカプセルルームのようなつくりでTVが付きます。


この船で一番安いお部屋である2等和室。コロナ感染症対策で定員が半分に減らされていてそこそこゆとりがあります。またカーテンで仕切られているのでそれなりにプライバシーは守られるかもしれません。時代的なものなのか2等和室利用者は少なく、やはりある程度プライバシーが守られるカプセルタイプのB寝台以上の利用者が大半なようでした。


船内インフォメーションカウンターでは客室等級変更(アップグレード)が可能です。当日の空室状況にも寄りますが、冬場は閑散期ということもあり、ロイヤルスイート以外は変更可能な状況でした。


通常運賃利用時の差額はこんな感じ。S寝台からですと窓なし個室の1等インサイドで3,900円、窓ありの1等アウトサイドは7,300円の追加で利用可能です。また、船内での等級変更時は最低利用人数制限がなく、部屋が空いていれば事前予約では人数の都合で利用できないお部屋へのアップグレードも可能です。苫小牧→名古屋は約40時間の航路であり、お部屋での滞在時間も長くなりますので荷物の管理やアメニティ(バスタオルなど)を考慮すると個室がオススメです。


出向まで時間があるので少し船内を散策。鉄道や飛行機と違い船は船内を歩き回ること前提の設計ですので、共有スペースにゆとりがあって素晴らしいです。


大浴場


ゲームコーナー


ラウンジサザンクロス
コロナ前は様々なショーが開催されていたようですが、コロナ鑑賞対策で夜の映画上映のみとなっています。


6デッキラウンジのピアノ


5デッキ売店
営業は1~2時間程度が数回ある感じです。乗船時に営業時間を確認しておくのが吉です。


18時になったのでレストランへ。


レストランは朝昼晩すべてバイキングスタイルでの提供となります。1日目の夕食はローストビーフと味噌カツがありました。鰹のたたきは両日ともありました。


食事もほどほどに出航時間なので甲板へ。出航前は何度かドラの合図がありましたが、出港時は何事もなかったような静かな出航です。


出航したので再度インフォメーションに行きアップグレードの問い合わせを。今回は乗船時に一度相談し、1等和室キャンセル待ちと1等洋室(アウトサイド)の確約はいただいていました。結果的に和室に空きがあると言うことで第一希望の1等和室へアップグレードできました。何度か和室の方で良いのですねと確認があったので、和室を希望する人って少ないのかもしれません。なお、特等を希望しなかったのは特等は船内差額より最初から特等で予約した方が安かったから。また、特等和室(1等も)はシャチ泊プランでは設定されておらず、同等級内での部屋変更は無理っぽかったので最初から眼中になかったです。


カードキーを受取お部屋に向かいます。1等和室は船体前部のお部屋で、両角部屋以外は前面展望となります・・・1フロア上がスイート、2フロア上が特等和室です。


靴を脱いでお部屋へ。左は予備布団収納用押し入れ、右はトイレとシャワーです。


室内は約6畳。1人で使うには十分な広さでゴロゴロ出来ます。最大定員は4名で事前予約時は2名からの予約となります。大人4名で使うにはさすがに狭いです。大人2名+小学生くらいまでの子供2名あたりが限界かなと。


窓は前面展望ですが、夜間は航行に支障を来すためカーテンを開けることは出来ません。


TVは24インチくらいで、館内放送、地上波(沿岸の県域エリアのテレビ局)、BSが映ります。地上波は陸地から遠いなどの状況により映らなかったりワンセグ画質になったりします。


お手洗いとシャワー。特等ではシャワーがユニットバスになります。


非常用の救命胴衣は4名分。非常時は階段を5デッキ→7デッキまであがり、甲板4番の救命艇前に集合となります。

和室は特等と1等に設定がありますが、特等では座布団、アメニティの強化、ユニットバス、シャワートイレなどが違うようです。1等は最大4名定員ですが、館内着、湯飲み、アメニティ、タオル類は2名分しかありませんでした。4名利用時は事前予約ならセットされるのか、インフォメーションにいえば必要分いただけるのかは知りません。


船内の通信環境ですが、docomo回線はアンテナが立ちますが通信は絶望的な場所が多かったです。auはアンテナピクト的に圏外率が高めで通信状況はdocomoと大差なし。ソフトバンクは不明ですが、Wi-Fiスポット加入者は無料で0000softbankのWi-Fiが利用可能です。TaiheiyoFerryWi-Fiサービスは24時間1,078円で利用可能ですが、自前の回線で事前申込みが必要です。なお、船内Wi-Fiエリアはラウンジスペースの一部などになり客室では利用できません。


大浴場でのんびりした後、明日の日の出時間を確認しこの日は終了。


2日目です。船は岩手県から宮城県の沿岸を航行中です。船の進行左側には太平洋から上る太陽を眺めることが出来ました。


朝食です。


朝食のついでに仙台港での一時上陸手続きを行いました。


日中航行時はブラインドを開けて外の景色を眺めることが可能ですが、1等和室は5デッキなので船体が邪魔です。7デッキの特等和室の方が眺めは間違いなく良さそうです。


仙台港に着岸し車両甲板のゲートが開く姿を間近に見えるのは前面展望がきく客室のメリットかも。


仙台港に一時上陸。


仙台港では約2時間上陸が出来ます。出来そうなことは近くのイオンで買い出し、近くのアウトレットパークで買い物くらいでしょうか。


イオンまでは約15分ほどでつきます。食料を買い出ししたいならこちらへ。


イオンから大通りを約20分ほど歩くと三井アウトレットパークにつきます。こちらだけに絞れは1時間ほど滞在可能です。アウトレットパーク向かいにはカインズやケーズデンキがあります。食料品もアウトレット内店舗で一部入手可能ですがあまり期待は出来ません。


アウトレットパークから約20分ほどで仙台港に戻れます。乗船は12時から。12時20分までに再乗船しないと置いていかれる場合がありますのでご注意を。また突発的な災害等で予告なく船が予定より早く出港する場合の補償もありませんので併せてご注意ください。

つづきます


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