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真宗高田派の寺院です。お寺に興味を持ってみてください。
念仏を喜び、真実の教えのご縁を頂きましょう。 住職

親族が亡くなった時の、御葬儀までの手順

2014-09-03 21:14:22 | 日記
親族が亡くなった時の、御葬儀までの手順

① 親族が亡くなりましたら。仏壇を綺麗に掃除し、前卓に角掛(三角のきれ)を裏の白い方を表にして掛けます。お灯明をつけ、華瓶に は色物をさけて、松、櫁(しきみ)、びしゃこ等の常緑をさします。花を入れる場合は、白、黄色程度にします。

② ご遺体を仏間に移動し、阿弥陀仏(仏壇)を通して、勤行できるようにします。各家の状態で北枕にならない場合がありますが、ご遺体の位置と阿弥陀仏(仏壇)が一体となるのが良いと思います。枕もと卓には、灯明、華瓶香炉の三つ具足を置きます。

③ 喪主又は代理人が、お寺にお参りし、住職に、命終の報告と枕経のお願いをするとともに、葬儀の日程を打ち合わせをします。

④ 住職は、自宅にお伺いして、法名を受けていない場合は、「おかみそり」を執行し法名を授けます。そのあと、親族がそろったところで仏壇にむかって枕経の勤行を行います。

⑤ 枕経のあと、納棺となります。納棺は、皆で念仏を称えながら、ご遺体を清潔にし合掌させ、お棺に御安置します。また、床間の掛け軸を「南无阿弥陀仏」の名号があれば掛けなおします。

⑥ 通夜の日は、棺の上に、お寺からお借りしてきた野袈裟(南无阿弥陀佛の御名号のもの)を御安置し、仏壇に焼香、お念仏、合掌礼拝を行った後、棺前にて焼香、お念仏、合掌礼拝を行い、親族にお 悔やみを述べます。
 そして、ご住職を迎え、勤行、通夜法話となります。通夜は、亡くなった縁のある方々が集まって、亡くなった人を偲び、「重誓偈-文類偈-短念仏-和讃(不退ノクライ・・)-回向文」をお勤めしす。 
これは、亡くなった人の往生というご縁を、参集した方々が法縁として頂き、仏法を聞思聞法(もんしもんぽう)するのです。

⑦ 葬儀、告別式の日は、葬儀前に荼毘(だび・火葬)にする場合と、葬儀後に荼毘にする場合があります。

A 葬儀前の場合は、出棺勤行・斎場勤行・葬儀、告別式の順番になります。
B 葬儀後の場合は、葬儀、告別式・出棺勤行・斎場勤行の順番となります。

儀式は、住職を導師に迎え、法中僧侶、役僧侶などで差定(式次第)にそって執行します。

● 僧侶を何人必要なのとの問に・・通常は、導師1名と役僧(法中)4名の5名で執行しますが、これにこだわらない場合は、事前に喪主が住職に、何人で執行してもらいたい旨をご相談をして下さい。

⑧ お寺参り(灰葬勤行・還骨勤行)は、葬儀式終了後直ちにお寺にお参りします。このお勤めは、お寺の本尊に、葬儀終了の報告と往生の御礼の意味をもっています。このお勤めが終わってから、墓に納骨となります。(葬儀式当日以外に、納骨をする場合は、満中陰まで納骨したいものです。)これをもって、葬儀式は終了となります。

⑨ 中陰法要は、亡くなってから7日目の前夜に初七日法要を勤め、その後7日目ごとに七七日の49日の満中陰法要を持って終わりますが、まとめて勤める場合もあるので、ご住職と相談して決めてください。

◎ 葬儀、告別式は、亡くなった人が中心であって、祭壇を立派にしたいというよりは、心をこめて厳かに執り行うのを本意とします。


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