紫と書けば色
ムラサキと書けば花
ムラサキ科のムラサキです
根が暗紫色でこれが生薬の紫根と呼ばれています
子どもの時に
かゆみの軟膏として誰かに貰った記憶があります
色は本当に暗い紫でした
紫根は染料としても使われます
母の実家の近くに紺屋さんと呼ばれる染物屋さんがあったので
よく見に行っていました
あの紫色は
この純白の花の根から取り出した色だと知ったのは
数年前です
レッドリストでは
近い将来絶滅する危険性が高い種に指定され
栽培も検討されていますが
発芽率が低くウイルスにも弱いため
それも困難なようです
紺屋さんですが
いつの間にかなくなっていました
今は「紺屋町」という町の名前だけが残り
当時を忍ぶよすがとなっています