小さな花びらのひとりごと

ヤマシャクヤク

ボタン科ボタン属のヤマシャクヤクです

 

学名は Paeonia  Japonica

 Paeoniaはギリシャ神話のPaeonからきています


ペオンは、出産の女神レトから

オリンポスの丘になる不思議な植物の根は

陣痛の痛みを和らげる効果があるという話を聞きます

ペオンはトロイ戦争で傷ついた神々を、この植物で癒やそうと考えました

 

ゼウスの弟ハデスがヘラクレスとの戦いで負傷した時

ペオンが傷を治した事から一躍有名になり

医の神と呼ばれるようになりました

それに嫉妬したアクスレピオスはペオンを殺してしまいます

ハデスはペオンの死を悼み

ペオンを薬草に変えました

 

オリンポスの丘に咲いていた花は

今はシャクヤクと呼ばれています

 

山に咲くヤマシャクヤクは

準絶滅危惧種です

 

 

森林の伐採や、林道整備、園芸用の採集が原因です

この森に咲くヤマシャクヤクは

いつまでもここで咲いていて欲しいものです 

 

 

 

 

コメント一覧

ふゆいちご
はりいさん
花びらが、ひらひらと薄い絹のようで優雅なヤマシャクヤク、ファンが多いですね。
花と神話ってちょっと面白い関係で、読んでいるとビックリする事が多いです。
山で出会った花は、疲れた身体と心を慰めてくれますね。
しっかり守っていかなければ、いけないと思っています。
はりいさん、有り難うございます(^-^*)


はりい
こんばんは(^.^)
大好きなヤマシャクのルーツを興味深く読ませていただきました。

会う度に心が癒されましたが、傷も癒してくれるのですね♡

この群生、いつまでも続きますように。
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