蒴くず(そくず)Elderberry, Sambucus chinensis
多年草 すいかずら科にわとこ属 原産地 中国
開花期 7~9月 花径 5mm位 草丈 100~150cm位
蒴くず(そくず)は漢名の蒴?(さくだく)が訛ったものといわれているそうです。
よろしければ曲を聴きながらどうぞ!(ピアノ曲)Please listen to the song if you like! (Piano song)
古くは中国から薬草として導入されたものが野生化したと考えられています。本州から九州、中国・タイにも分布しています。明るく、腐葉土が堆積し、水分条件の良い場所を好むようです。山野や人家の近くの路傍、河原の土手や海岸近くの草地、荒地、林縁の道ばたなどに自生しているそうです。葉は5~7小葉から成る複葉です。お花は白色、径4mm位、星型で5つに裂けています。雄しべは5個あり、その先端にグレイに見えるのが花粉をつける葯(やく)です。茎の先端に白い5弁花を多数付けますが、ここに蜜はありません。お花の中に混じる黄色の実のようなものは腺体で、蜜はここにたまっているそうです。秋に果実が赤く熟します。ご覧のこのお花たいへん地味ですが、風情が感じられ、とても素敵です。葉は長さ5~15㎝位の狭卵型で縁に鋸歯があります。地下茎で繁殖し、ロゼット状で越冬するそうです。中国でも古くから薬用として用いられ、中国の古典「神農本草経」には陸英(りくえい)の名で、また「金匱要略」には蒴くず細葉(そくずさいよう)の名で載っているそうです。漢方では根や葉を干した物を 浴用や薬用にするそうで、蒴?(さくだく)やサクチョウと呼ばれ、リュウマチなどの治療に用いられるそうです。
(ちょっとメモ)利用方法
地上部全体を刈り取り、水洗い後小さく刻んで日干しで充分に乾燥するそうです。 ①むくんだ時の利尿に、乾燥品を煎じて飲むそうです。 ②神経痛、リウマチに、乾燥したものを浴用料として使うそうです。
[別名]草接骨木(くさにわとこ)… 葉が接骨木(にわとこ)に似ていることから。
[用途]漢方薬
[花言葉](西洋ニワトコ)熱狂、熱心さ、物事への熱中、哀れみ、苦しみを癒す人
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