そんなこんなで午後はドタバタして走り回り、気が付くと最終競技が始まっていました。
これが終われば閉会式。
しかも、私の挨拶は園長先生を差し置いて、最後。
いわゆる、『とり』ってやつです。
競技をゆっくり観覧するゆとりなどありません
走り回って動悸が激しいのか、緊張してドキドキしているのか分からないくらいでした
競技がすべて終了し、いよいよ閉会式が始まりました。
準備した挨拶をもう一度頭の中で思い出したいのに、走り回り過ぎて、思考があまり回転しません
あっという間に私の挨拶が回ってきました。
マイクを渡され、ドキドキしながら朝礼台にあがり、お辞儀をしました。
まずは園児たちへのねぎらいの言葉からです。
数日前に、
「丸暗記は、感情がこもらないからイマイチだよ。
ポイントだけ覚えて、あとは会場の雰囲気見て話した方がいいよ」
と、年配の知り合いにアドバイスをもらっていました。
なので、
クラス名は子供たちを見る傍ら、クラスの旗を見れば書いてあるから、大丈夫。
と、思っていました。
…そして…
間違えました
年中と年長のクラス名が入れ違っていたのです。
話しながら、
何か変…
旗を見ながら話したはずなのに、なぜ
焦りが押し寄せてきます
後から分かったのですが、並ぶ順番は学年ごとではなく、紅組と白組に分かれていました。
このまま話を進めてはおかしなことになる…
と直感的に気付いたのは良かったのですが、それと同時に、
「あれ」
と、マイクに思いっきり声が入ってしまいました。
動揺が押し寄せて、頭の中が少しずつ白くなっていくのを感じました…。
ヤバイ
このまま白くなっては、いかーーーん
と気合いで立て直し、何とか無事に挨拶を終えました
正直、細部はどう話したのか記憶にありません…
そうです。
私は緊張に負けてしまいました…
今、思い返しても悔しくてなりません
それでも、そばで見ていた先生方もお母さん方も、
「挨拶、良かったよ」
と言って下さり、皆さんの優しさと温かさが身にしみました。
私にはくよくよしている時間はありません。
閉会式は先へ先へと進みます。
挨拶の後は、子供たちへのメダルとご褒美配りです。
そして、運動会は無事に終了しました。
私の挨拶を除いては…
ですが、そこで終わりではありません。
片づけが待っています。
お手伝いのお父さん達と先生方と協力して、総出でお片づけです。
どのお父さん方も疲れているだろうに、率先してお手伝いをしてくれました。
先生の、
「終~了で~す」
という言葉とともに、お片づけが終わり、みんな教室に集まります。
ここでも、挨拶が待っています。
またもや、園長先生を差し置いて『とり』です。
こちらの分もちゃんと原稿を書き、覚えてきました。
が、疲れて思考力ゼロ。
確認しなおす暇もなく、用意した挨拶文などスコーンと飛んだ状態での挨拶となってしまいました
しどろもどろになりながも、何とかまとめ、終わる事が出来ました
夕方、恐る恐る家族に感想を聞いてみました。
下の子からは、
「ママ、かっこ良かったよ」
と言われ、
分かってないな…
と、ちょっとホッとしました。
上の子からは、
「ママ、いつも他のママ達と話してる時と同じだったね。
「間違った」って言ってた。」
と、言われ、
「大成功じゃないけど、成功だったよ」
と、息子に気遣われてしまいました
パパは、
「良かったんじゃない?特に「子供たちの為に」っていうのが、良かったよ」
と言われました。
私は、
ん閉会式にそんなセリフを言ったのか
と、自分の記憶が完全に飛んでしまったのかと不安になりました。
が、話を続けていくうちに、パパは片づけ後の挨拶の感想を言っているのが分かりました。
私とパパは意思の疎通が困難なカップルです。
「違う。そっちも気になるけど、閉会式の方。」
と言うと、
「あ、(下の子の)ビデオ撮ってたから聞いてない」
と、バッサリ切られました。
君が聞かずして、誰が聞く
と思いましたが、そういう人です…
ま、自分の夫が聞いてないくらいだから、きっとほとんどの人が聞いてないよね。
別に、失敗しても誰も気づいてないさ~
と、自分を慰めました。
その夜、幼稚園のママ友さんから『お疲れ様』メールが届きました。
そして、
『夫も挨拶、良かったよって言ってたよ』
と、激励のお言葉が…。
よその旦那様から言って頂けるのに、うちのパパときたら…
家族ではない方々に励ましてもらって、涙するわたくしでした
これが終われば閉会式。
しかも、私の挨拶は園長先生を差し置いて、最後。
いわゆる、『とり』ってやつです。
競技をゆっくり観覧するゆとりなどありません
走り回って動悸が激しいのか、緊張してドキドキしているのか分からないくらいでした
競技がすべて終了し、いよいよ閉会式が始まりました。
準備した挨拶をもう一度頭の中で思い出したいのに、走り回り過ぎて、思考があまり回転しません
あっという間に私の挨拶が回ってきました。
マイクを渡され、ドキドキしながら朝礼台にあがり、お辞儀をしました。
まずは園児たちへのねぎらいの言葉からです。
数日前に、
「丸暗記は、感情がこもらないからイマイチだよ。
ポイントだけ覚えて、あとは会場の雰囲気見て話した方がいいよ」
と、年配の知り合いにアドバイスをもらっていました。
なので、
クラス名は子供たちを見る傍ら、クラスの旗を見れば書いてあるから、大丈夫。
と、思っていました。
…そして…
間違えました
年中と年長のクラス名が入れ違っていたのです。
話しながら、
何か変…
旗を見ながら話したはずなのに、なぜ
焦りが押し寄せてきます
後から分かったのですが、並ぶ順番は学年ごとではなく、紅組と白組に分かれていました。
このまま話を進めてはおかしなことになる…
と直感的に気付いたのは良かったのですが、それと同時に、
「あれ」
と、マイクに思いっきり声が入ってしまいました。
動揺が押し寄せて、頭の中が少しずつ白くなっていくのを感じました…。
ヤバイ
このまま白くなっては、いかーーーん
と気合いで立て直し、何とか無事に挨拶を終えました
正直、細部はどう話したのか記憶にありません…
そうです。
私は緊張に負けてしまいました…
今、思い返しても悔しくてなりません
それでも、そばで見ていた先生方もお母さん方も、
「挨拶、良かったよ」
と言って下さり、皆さんの優しさと温かさが身にしみました。
私にはくよくよしている時間はありません。
閉会式は先へ先へと進みます。
挨拶の後は、子供たちへのメダルとご褒美配りです。
そして、運動会は無事に終了しました。
私の挨拶を除いては…
ですが、そこで終わりではありません。
片づけが待っています。
お手伝いのお父さん達と先生方と協力して、総出でお片づけです。
どのお父さん方も疲れているだろうに、率先してお手伝いをしてくれました。
先生の、
「終~了で~す」
という言葉とともに、お片づけが終わり、みんな教室に集まります。
ここでも、挨拶が待っています。
またもや、園長先生を差し置いて『とり』です。
こちらの分もちゃんと原稿を書き、覚えてきました。
が、疲れて思考力ゼロ。
確認しなおす暇もなく、用意した挨拶文などスコーンと飛んだ状態での挨拶となってしまいました
しどろもどろになりながも、何とかまとめ、終わる事が出来ました
夕方、恐る恐る家族に感想を聞いてみました。
下の子からは、
「ママ、かっこ良かったよ」
と言われ、
分かってないな…
と、ちょっとホッとしました。
上の子からは、
「ママ、いつも他のママ達と話してる時と同じだったね。
「間違った」って言ってた。」
と、言われ、
「大成功じゃないけど、成功だったよ」
と、息子に気遣われてしまいました
パパは、
「良かったんじゃない?特に「子供たちの為に」っていうのが、良かったよ」
と言われました。
私は、
ん閉会式にそんなセリフを言ったのか
と、自分の記憶が完全に飛んでしまったのかと不安になりました。
が、話を続けていくうちに、パパは片づけ後の挨拶の感想を言っているのが分かりました。
私とパパは意思の疎通が困難なカップルです。
「違う。そっちも気になるけど、閉会式の方。」
と言うと、
「あ、(下の子の)ビデオ撮ってたから聞いてない」
と、バッサリ切られました。
君が聞かずして、誰が聞く
と思いましたが、そういう人です…
ま、自分の夫が聞いてないくらいだから、きっとほとんどの人が聞いてないよね。
別に、失敗しても誰も気づいてないさ~
と、自分を慰めました。
その夜、幼稚園のママ友さんから『お疲れ様』メールが届きました。
そして、
『夫も挨拶、良かったよって言ってたよ』
と、激励のお言葉が…。
よその旦那様から言って頂けるのに、うちのパパときたら…
家族ではない方々に励ましてもらって、涙するわたくしでした