タイ語板  5枚目~!!  

あれってそれってどうなってるの ~発電のコストについて

あれってそれってどうなってるの ~発電の種類別のコストについて                    

  地熱発電はコストが安い、原子力発電はコストがかかる、、と                    トンデモナイ話が耳に入ってきたもので…  おいおい(呆

 タイのメインはガス発電でしたね、、

--                                                    コスト ต้นทุน /tôn thunトン トゥン ※ゴッタイ先生作

 

ーーーーーーーーーー                                        M;【電気をつくるには、どんなコストがかかる?】 2021-12-28
    エネルギー総合    電力    再生可能エネルギー  

電気をつくる方法、つまり「電源」にはいくつかの種類がありますが、「安全性」を前提とした上で、「安定供給」「経済効率性」「環境への適合」のバランスをとりながら、複数の電源を組み合わせて使うことが非常に重要です。2021年9月に発表された、各電源の発電コストの検証に関する報告書は、この重要な4つのポイントのひとつ「経済効率性」に焦点をあてたデータで、「安定供給」や「環境への適合」に関するデータと合わせてバランスのよいエネルギー政策を考える際に役立ちます。今回は発電コスト検証の手法と、検証からわかる各電源のコストの特徴、将来のコスト見通しなどを紹介しましょう。
電源にかかるさまざまな費用を組み込んで発電コストを試算

発電コストの検証をおこなったのは、資源エネルギー庁にもうけられている、総合資源エネルギー調査会のサイト内リンクを開く「2021年発電コスト検証ワーキンググループ 」です。日本における各電源のコスト面の特徴をあきらかにし、どの電源に政策の力点を置くかなど2030年にむけたエネルギー政策の議論の参考にすべく実施され、2021年9月に報告書が取りまとめられました。

検証にあたっては、以下のようなさまざまな条件を設けた上で、機械的な算出がおこなわれました。

【条件の一例】
・新たな発電設備を更地に建設・運転した際のkWhあたりのコストを、一定の計算式にもとづいて試算(既存の発電設備の運転コストではない)
・異なる電源技術を比較するため、立地の制約などは考慮にいれない

計算式や考え方は、2015年におこなわれた前回の検証をふまえています。計算方法として採用されているのは、国際的に確立した手法として英国や米国、OECDなどでも使用されている「モデルプラント方式」で、上にあげた「条件の一例」の1点目にあたります。

「モデルプラント方式」では、日本で実際に建設された代表的な発電設備などのデータを基にして 「総費用」を計算し、これを「総発電電力量」で割ることで、1kWhあたりのコスト(LCOE、均等化発電原価)を算出します。火力発電や原子力発電については直近で運用を開始した4つの発電所のデータの平均値を使用して、再生可能エネルギー(再エネ)については発電事業者が定期報告する実績データの中央値など を使って、典型的な発電設備を「モデルプラント」として仮想しています。

「総費用」に含まれるのは、建設費や固定資産税などの「資本費」、人件費や修繕費などの「運転維持費」、化石燃料の価格や核燃料サイクルの費用などの「燃料費」、CO2対策費や事故リスク対応費用 などの「社会的費用」、原子力発電 の立地地域への交付金などの「政策経費」です。
電源によって異なるコストの「中身」

では、検証の結果を見ていきましょう。

なお、前回検証では2014年に新たな発電設備を設置・運転した際のコストと2030年のそれを算出してくらべたことをふまえて、今回は2020年時点(実績値)と2030年時点のコストを試算しています。2030年のコストは、国際機関が発表する将来の燃料費の見通し、設備の稼働年数や設備利用率、太陽光発電の導入量などが、試算の前提となっています。そのため、前提の数値が変われば、結果も変わることに注意が必要です。

まず、2020年の各電源の発電コストはこのような試算結果となりました 。

2020年の電源別発電コスト試算結果①
電源 石炭
火力
LNG
火力
原子力 石油
火力
陸上
風力
洋上
風力
太陽光
(事業用)
太陽光
(住宅)
発電コスト
(円/kWh)
※()内は
政策経費なしの値
12.5
(12.5)
10.7
(10.7)
11.5~
(10.2~)
26.7
(26.5)
19.8
(14.6)
30.0
(21.1)
12.9
(12.0)
17.7
(17.1)
設備利用率
稼働年数
70%
40年
70%
40年
70%
40年
30%
40年
25.4%
25年
30%
25年
17.2%
25年
13.8%
25年
2020年の電源別発電コスト試算結果②
電源 小水力 中水力 地熱 バイオマス
(混焼、5%)
バイオマス
(専焼)
ガス
コジェネ
石油
コジェネ
発電コスト
(円/kWh)
※()内は
政策経費なしの値
25.3
(22.0)
10.9
(8.7)
16.7
(10.9)
13.2
(12.7)
29.8
(28.1)
9.3~10.6
(9.3~10.6)
19.7~24.4
(19.7~24.4)
設備利用率
稼働年数
60%
40年
60%
40年
83%
40年
70%
40年
87%
40年
72.3%
30年
36%
30年

※「コジェネ」:電気と熱を同時に作り出すコージェネレーションシステム


また、2030年の発電コストはこのような試算結果となりました。

2030年の電源別発電コスト試算結果①
電源 石炭
火力
LNG
火力
原子力 石油
火力
陸上
風力
洋上
風力
太陽光
(事業用)
太陽光
(住宅)
発電コスト(円/kWh)
※( )は政策経費なしの値
13.6~22.4
(13.5~22.3)
10.7~14.3
(10.6~14.2)
11.7~
(10.2~)
24.9~27.6
(24.8~27.5)
9.8~17.2
(8.3~13.6)
25.9
(18.2)
8.2~11.8
(7.8~11.1)
8.7~14.9
(8.5~14.6)
設備利用率
稼働年数
70%
40年
70%
40年
70%
40年
30%
40年
25.4%
25年
33.2%
25年
17.2%
25年
13.8%
25年
2030年の電源別発電コスト試算結果②
電源 小水力 中水力 地熱 バイオマス
(混焼、5%)
バイオマス
(専焼)
ガス
コジェネ
石油
コジェネ
発電コスト(円/kWh)
※( )は政策経費なしの値
25.2
(22.0)
10.9
(8.7)
16.7
(10.9 )
14.1~22.6
(13.7~22.2)
29.8
(28.1)
9.5~10.8
(9.4~10.8)
21.5~25.6
(21.5~25.6)
設備利用率
稼働年数
60%
40年
60%
40年
83%
40年
70%
40年
87%
40年
72.3%
30年
36%
30年

※表の値は、今回検証で扱った複数のシナリオに基づく試算値のうち、上限と下限を表示。将来の燃料価格、CO2対策費、太陽光・風力の導入拡大に伴う機器価格低下などをどう見込むかにより、幅を持った試算としている。例えば、太陽光の場合「2030年に、太陽光パネルの世界の価格水準が著しく低下し、かつ、太陽光パネルの国内価格が世界水準に追いつくほど急激に低下するケース」や「太陽光パネルが劣化して発電量が下がるケース」といった野心的な前提を置いた試算値を含む。 (出展;経産省 資源エネルギー庁)

 

ーーー                                                   初版20221028

ー①②③④

 

 

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