タイ語板  5枚目~!!  

続き 3/3 篤姫

※続きです

大奥と徳川家の女性たち

和宮(かずのみや)
(和宮→静寛院)
演:堀北真希
孝明天皇の妹。徳川家茂の御台所。元々は有栖川宮熾仁と婚約しており相思の仲であったものの、幕府から徳川家茂への降嫁の要請によって江戸行きを望まれるようになる。強く拒絶の意思を示すも、孝明天皇に「日本国のため」と諭されて、涙ながらに承諾した。江戸行きに当たっては御所風の生活態度を変えない事を望んだ。
江戸到着後は側近たちの意に従って徳川家の女性達とは距離を置いていたが、家茂と政事について会話を交わす内に次第に心を開いて行く。勅使の強硬な改革指示に関しては、自身に負い目を感じる一方で、家茂が攘夷不可能を自ら天皇に上奏すべくために上洛を決意、際には家茂の身を案じるがゆえに、上洛を後押しした天璋院に対し怨み事を吐いた。
家茂が京坂で病に倒れると、天皇に嘆願して家茂を江戸へ帰国させる事に成功。帰国後は家茂に今まで拒んできた実子を望むようになる。一時懐妊の兆しが現れた時、天璋院の心遣いに心を打たれる。懐妊は誤報だったが、以後はすれ違いながらも天璋院との仲も少しずつ雪解けしていく事になる。長州征伐に赴いた家茂の無事をひたすら祈っていたが、その甲斐もなく家茂は死去。
家茂の没後は無気力に日々を送り、女官たちの勧めで帰京の準備を進めていたが、天璋院の気丈な振る舞いに心を打たれ徳川の人間として生きていく事を決意する。その際に剃髪して静寛院(せいかんいん)と号した。天璋院が自分が大奥を守ると宣言すると、それを支持する。薩長軍に敗れて江戸に退却した徳川慶喜には不快感を示すが、天璋院の意見に従って慶喜助命の嘆願書を書いた。
江戸城を出る際には徳川家の江戸復帰を望みながら清水邸に下がるが、間もなく帰京した。維新後、上京して天璋院と再会。二人で芝居を見に行くなど良好な関係を保ったが、程なくして療養先の箱根で薨去した。享年32。
幾島(いくしま)
演:松坂慶子
元は斉彬の姉・郁姫に仕えた老女で、郁姫の死後はその嫁ぎ先である京の近衛家に仕えていた。武道・芸道・礼法などに通じた才女。
斉彬に請われ、篤姫に「島津宗家の姫」としての教育を施すために薩摩に下る。厳格な性格で教育係として篤姫に厳しく接し、篤姫も当初は幾島を嫌っていたが、鶴丸城・江戸藩邸・大奥と共に過ごす内に君臣の間柄を越えた友となってゆく。また、プライドが高く人譲りの物を大いに嫌っていた。郁姫の早世に関して自責しており、当初は心の奥に秘め、篤姫に語ろうとしなかった。
篤姫付きの御年寄として大奥に入ると江戸城外の西郷・小の島と連携し一橋慶喜擁立の政治工作にも関る。しかし、大奥に根深い水戸嫌いの空気の前に工作は難航する。それでも幾島は斉彬の命を頑なに守り通そうとし、慶喜を推すことに疑問を感じ始めた篤姫との間にも溝が生じてゆく。
家茂が将軍に就任し、天璋院となった篤姫が徳川家の人間として生きる決意を知ると、薩摩・近衛家との関係を重視する自分が足手まといになることを憂慮し、引退宣言をして大奥から去った。別れの日、天璋院は自らが婚礼で着用した袿(うちき)を形身として与え長年の労に報い、幾島は斉彬から預かっていた薩摩の風景が描かれた掛軸を献上した。
引退後は近衛家にいたが、唐橋が近衛家に慶喜助命の嘆願書を持ってきた縁で、再び大奥に参上する。その際に小松帯刀からの願いもあって、自ら天璋院の嘆願書を持って官軍の陣を訪れ、西郷吉之助に直談判を試みる。功を奏せず説得には失敗したが、西郷の心を動かす斉彬の存在を天璋院に教える。間もなく大奥を出て京都に戻った。
滝山(たきやま)
演:稲森いずみ
1,000人もの大奥女中の総取締役を務める老女、筆頭御年寄役。常に表情を崩さず、冷静沈着かつ淡々としている女性。給仕を担当する女中たちに衣装の袖に当て布をすることを奨励するなど倹約にも気を使っているが、そのために篤姫に関することでは金銭に糸目をつけない幾島とは意見が対立することもある。将軍継嗣問題では南紀派に属し、本寿院と共に慶福支持を大奥の意向として取りまとめる。大奥の慣わしに従わなかった篤姫とは当初は微妙な距離だったものの、篤姫が井伊大老就任に間接的に協力したため、本寿院とは対照的に篤姫に同情を寄せる。
家定の死後も引続いて大奥を取締り、重野らとともに天璋院を支えるなど、幾島に代わる天璋院の側近筆頭といった存在になっていく。安政の大獄には批判的で、井伊を大老に推したことを後悔していた。
和宮降嫁に際しては、御所風の暮らしを希望する京方の要求を毅然と撥ね付け、武家のしきたりを守り通した。将軍家の世継を作るという大奥の役目を重んじるあまり、天璋院・観行院に家茂に側室を持たせることを提案する。天璋院には即座に却下されるが、その深い思いやりに感服し、改めて大奥を死に場所とする事を誓う。江戸城無血開城の日、天璋院を「大奥を閉じるために大奥に呼ばれた人物」であると称した。
維新後は夫婦養子をとって隠居するが、徳川家達婚約の際には養子と元女中たちを連れて天璋院の許を訪れる。
本寿院(ほんじゅいん)
演:高畑淳子
家慶の側室で家定の生母。名は美津。大奥に対して倹約を叫んでいる水戸の徳川斉昭とその息子である一橋慶喜を毛嫌いしている。
篤姫は本寿院を姑として立て、彼女も篤姫を嫁として憎からず思い、一日も早い世継の誕生を願っていたが、篤姫の入輿の目的が慶喜の推挙にあったことを知ると一転、篤姫を憎悪してことあるごとに彼女を攻撃し、家定の死も篤姫に原因があると思って辛く当たった。
和宮の入輿後は武家方の急先鋒となり、しきたりに従わない京方を強く嫌悪している。また和宮がしきたりに従わない事や薩摩の政治介入を天璋院のせいだと批判した。
家茂亡き後、新たに将軍に就任した慶喜が京都二条城で政務を執ることと慶喜の正室が大奥に入らないことを聞くと安堵した。揺らぐ政情に大奥が翻弄されると不安感を覚えるが、天璋院や静寛院が大奥を守る決意を固めると、自らもそれに同調して大奥の結束に貢献する。しかし慶喜が官軍に敗れ退却してきたことに激昂し、慶喜の首を差し出して徳川家を守るように主張する。
大奥を出た後は天璋院らとともに一橋邸に移り、以後も共に東京で暮らす。また維新後は眼鏡をかけている。
観行院(かんぎょういん)
演:若村麻由美
和宮(静寛院)の母。名は経子(つねこ)。突然に江戸に下る事となった和宮を不憫に思い、孝明天皇に同行を申し出る。江戸に到着後は特にその慣わしを嫌悪し、和宮が武家の風俗に触れないよう細心の注意を払っている。その使命よりも和宮の事を慮っており、彼女が夫と使命との間に板挟みになっているのを察すると、自らの意思を優先する事を説いた。
長州藩による御所襲撃の際に薩摩藩が防戦に尽くした事を聞き、薩摩出身の天璋院に好感を持ち始め、和宮懐妊の一件を挟んで京方も天璋院に信頼を寄せるようになる。しかし間もなく心労によって倒れ、和宮の行く末を天璋院に託しながら安らかに逝去した。
庭田嗣子(にわた つぐこ)
演:中村メイコ
典侍。孝明天皇の側近女官。
和宮降嫁には難色を示していたが、孝明天皇が意見を変えると、和宮付きの女官総取締役として同行する事となる。朝廷の権威と格式をひけらかし、女官達の先頭に立って天璋院ら江戸方の女性達に様々な嫌がらせを行う。和宮の事を慮るよりも武家自体に嫌悪感を抱いており、和宮と家茂の夫婦仲がよくなるのを面白くなく思っていた。
家茂死去によって悲しみに沈む和宮に帰京を勧めた。その後、体調を崩し、大政奉還で大奥が揺れる中で亡くなった。
志賀(しが)
(志賀→豊倹院)
演:鶴田真由
家定の側室、御中﨟。美人ではあるが、摘んだ花を食べたり、家定のお成りを待って千羽鶴をひたすら折り続けるなど、奇行の持ち主。
唯一の側室であるために悪い噂が絶えないが、純粋に家定に好意を持って仕えている。そのため、家定の訃報に接すると常に側近くにあったのに彼の体の異常に気付かなかった篤姫を責めた。
その後、落飾して豊倹院(ほうけんいん)と号する。大奥を下がる日には、家定が心から愛した女性は篤姫だけであったと告げ、悲しみに沈む篤姫が再び立ち上がるきっかけを作った。大奥を下がってからは桜田の御用屋敷で家定の菩提を弔いながら過ごす。
重野(しげの)
演:中嶋朋子
天璋院付きの女中。大奥での工作を有利に進めるために幾島の命を受けて本寿院と滝山の注視を命じられる。
当初は表使であったが、幾島が大奥を去る際に、表に顔の利く事を見込まれて御年寄に抜擢される。以後は天璋院の側近として仕えて一番の理解者となり、時には冷静に天璋院をたしなめる事もある。
天璋院が故地である薩摩と戦う事になることを危惧して天璋院に薩摩へ帰るように願うが、その決意を曲げるには至らず、却って天璋院の覚悟に感服する。
大奥を出てからも天璋院に仕えるが、質素な暮らしを強いられる天璋院に苦労をさせないために、数人の女中を連れて天璋院の前を去った。徳川家達婚約の際には滝山らと天璋院に再会する。
唐橋(からはし)
演:高橋由美子
御年寄。実家は京都の漢方医で、上方との繋がりを見込まれて天璋院付きとなる。重野らに次ぐ側近として天璋院を支える。やや能天気で一言多いのが玉に瑕だが、客観的に物事を考察する一面もある。天璋院が大奥を自らの家族として遇した時には号泣した。天璋院が徳川慶喜の助命嘆願書を書くと、自ら願い出て京の近衛家に赴く。嘆願書を受け取る事は拒否されたが、天璋院の旧知である幾島を連れ帰った。大奥を出た後も引き続き天璋院に仕え、重野が去った後は第一の側近となり、天璋院が亡くなるまで仕えた。
歌橋(うたはし)
演:岩井友見
上臈御年寄。家定の乳母。本寿院に近侍している。篤姫と家定との間に一日も早く世継が生まれるようにと本寿院と共に知恵を絞るが、篤姫輿入れの目的が判明すると逆に二人の仲を裂くための策を練るようになる。
家定の死後も本寿院の側近として仕えており、和宮入輿後は本寿院とともに京方の態度に不満を持ち、また薩摩の政治介入が天璋院と何らかの関係があると思い、彼女に不信感を持った。
家茂亡き後、新たに将軍に就任した慶喜の正室が大奥に入らないことを聞くと、大奥の存在意義が無くなることを危惧した。
大奥を出た後も本寿院とともに余生を送る。
土御門藤子(つちみかど ふじこ)
演:竹本聡子
和宮付き女官。江戸方の女中たちと対立し衝突する事となる。また他の女中たちと同じく攘夷思想を持っており、薩摩藩による生麦事件を攘夷決行と声を上げた。京方の女官では天璋院への使者へ立つこともしばしばある。和宮が徳川慶喜の助命嘆願書を書くと、率先して自らが上洛する事を志願した。和宮が大奥を下がっても後、側近くに仕えた。
少進(しょうしん)
演:中村春菜
和宮付きの女官。大政奉還が断行されると、大いに不安を覚える。
能登(のと)
和宮付きの女官。静寛院の側近で、常々に攘夷を唱えている。
天璋院付き大奥女中
初瀬(はつせ)
演:宮地雅子
御年寄。初めて江戸城大奥に入った篤姫付きとなり、今までの風習にことごとく異を唱える篤姫に振りまわされる事になる。しかし次第に篤姫の側近として忠勤するようになる。篤姫の落飾後、間もなく大奥を下がった。
常磐井(ときわい)
演:戸谷友
上臈御年寄。初めて江戸城大奥に入った篤姫付きとなる。
花園(はなぞの)
演:こだま愛
上臈御年寄。かつての天璋院の部屋に豪華な調度品を揃えた。常磐とともに天璋院を支える女中の一人。
常磐[注釈 2](ときわ)
演:安倍麻美
天璋院付きの女中。天璋院に命じられて、かつての天璋院の部屋に豪華な調度品を揃える。しかし京からやってきた女中たちとは折り合いが悪く、天璋院に訴えるようになる。その後も重野に次ぐ側近として天璋院に仕えた。江戸城開城後も天璋院に仕えることを望むが、若年である事を理由に天璋院から家庭を持つ事を諭された。その後、家庭を持ち、徳川家達婚約の際に子供たちを連れて天璋院の元に現れる。
岩野(いわの)/ 川井(かわい)
中年寄。初めて江戸城大奥に入った篤姫付きとなる。
ふく
御中﨟。篤姫が江戸城大奥に入って初めての朝、篤姫の起床を促した。江戸城開城を前に、かよ・くわとともに天璋院に先んじて大奥を下がった。徳川家達婚礼の際に天璋院と再会する。
かよ
御中﨟。篤姫の朝食の膳を担当していた。江戸城開城を前に大奥を下がった。徳川家達婚礼の際に天璋院と再会する。
くわ
御中﨟。篤姫が大奥に入って初めての朝に髪をといた。また、ふくらとともに篤姫に起床時のしきたりを教えた。江戸城開城を前に大奥を下がった。徳川家達婚礼の際に天璋院と再会する。
さか
御中﨟。篤姫のお召し替えを担当していた。
みや
御中﨟。篤姫に仕える。
福田(ふくだ)
表使。天璋院に仕える。
近衛泰子(このえ ひろこ)
演:長谷川愛美
近衛家の娘。徳川家達と婚約する。
みき / すわ / つよ
御中﨟。徳川家定に仕える。
岩尾(いわお)/ てつ
御年寄。本寿院に仕える。

幕閣

阿部正弘(あべ まさひろ)
演:草刈正雄
備後福山藩主、老中首座。官位は伊勢守(いせのかみ)。広く意見を聞く一方で自らの主張を強くは押さない性格。また美男子で大奥での人気も高い。
ペリー来航後の難局にあたり島津斉彬・徳川斉昭などの親藩・外様雄藩と結んでの幕政改革を志向し、その布石として篤姫の輿入れを進めた。
大奥の篤姫にとってその存在は心の支えであったが、志半ばで急死する。死の間際、篤姫の励ましもあって意を決し、普段の温厚な性格からは垣間見えない自論を斉昭にぶつけ、斉昭を驚かせた。
井伊直弼(いい なおすけ)
演:中村梅雀
近江彦根藩主。官位は掃部頭(かもんのかみ)。徳川斉昭の攘夷論を現実に根ざしていない暴論と一蹴する。将軍継嗣あたっては「人物よりも血筋」を重視し、紀州藩主の徳川慶福(家茂)を推す紀州派の領袖となる。
紀州派の幕閣・大奥の推薦を受けて大老職に就くと、勅許を得ないままアメリカとの間に通商条約を結び、これに抗議した一橋派の諸大名の処罰を断行した。家定より慶福成人まで篤姫を後見として政治に関与させる旨の遺言を受けていたが、家定の死後はこれを反故にして天璋院と対立する。
強い幕府を中心とした国家建設を目指して強権を揮い、“安政の大獄”を起こして反対する人々を断罪し、さらに皇女を家茂の御台所として公武合体による国家の統一を画策する。しかし尊攘派志士たちからの強い反発を買い、水戸浪士らによって桜田門外で襲撃され、有村次左衛門に討ち取られた。
一連の行動は自らの信念に従った物であり、悪名を蒙ることもまた自らに課せられた役目であると考えていた。その考えを知った天璋院はその私心の無い姿を認めるようになる。
堀田正睦(ほった まさよし)
演:辰巳琢郎
下総佐倉藩主。官位は備中守(びっちゅうのかみ)。阿部に代って老中首座に就く。阿部の死後は諸外国との交渉を一手に担うことになる。「蘭癖」とも呼ばれた開国派の急先鋒。
将軍継嗣問題では一橋・紀州の両派から味方となるよう誘われ、一旦は紀州派に属するも、通商条約締結の勅許を巡って朝廷との交渉が難航すると勅許を引き出すための支援と引き換えに一橋派に鞍替えする。しかし勅許を得ることは出来ずに江戸へ戻った。
井伊直弼と共に家定から篤姫を政務に関らせる旨の遺言を受けるが、大老となって実権を握った直弼によって登城停止となり、老中職も罷免される。
安藤信正(あんどう のぶまさ)
演:白井晃
陸奥磐城平藩主、老中。官位は対馬守(つしまのかみ)。井伊大老から将軍家茂に皇女を降嫁させる計画を打ち明けられる。
直弼の死後、その遺志を継いで朝廷との交渉を担当し、和宮降嫁を実現させる。しかし、阿部や井伊に比べて大局を見通す目と決断力にやや欠けており、降嫁を実現させるために実現不可能な攘夷を誓約してしまう。さらに和宮降嫁を円滑に進めるために薩摩藩に命じて天璋院の帰国を促す文書を提出させるが、それらの工作が天璋院の怒りを買い叱責を受ける。
さらに和宮降嫁が尊皇派から激しく反発されて、坂下門外で水戸浪士たちに襲われ負傷、失脚の憂き目に遭う。
松平忠固(まつだいら ただかた)
演:松澤一之
老中。堀田とともにハリスの江戸出府の件について担当した。井伊直弼と結び紀州派の重鎮として行動する。
久世広周(くぜ ひろちか)
演:志賀廣太郎
老中。官位は大和守(やまとのかみ)。本来は伏せておく家定の薨去を篤姫に内々に伝えた。井伊の死後は安藤信正とともに政務を執るようになり、安藤の失脚後も幕閣に留まる。島津久光が率兵参府を図った際、天璋院との関連を警戒している。
脇坂安宅(わきざか やすおり)
演:櫻木健一
老中。井伊とともに幕政にあたる。井伊や安藤信正の失脚後も引き続き幕政を担当し、島津久光の率兵上洛を警告した。参府した勅使・大原重徳との交渉に努めるが、大久保らの脅しに屈して勅命を受け入れた。
間部詮勝(まなべ あきかつ)
演:谷本一
老中。篤姫に斉彬が亡くなった事を伝えた。また井伊が実権を握ると幕政に参加する。安政の大獄の際には井伊の命でその執行に当たった。
板倉勝静(いたくら かつきよ)
演:西田聖志郎
老中。久光が兵を率い、幕政改革を訴えて江戸へ向かうと、外様藩である薩摩藩の分不相応な行動に異議を唱えている。勅使との交渉に脇坂らとあたり、改革の不可能を唱えた。また家茂の長州征伐にも出陣した。
徳川慶喜の代には二条城での諸侯の会議の司会を務めるなど、慶喜の側近として近侍し、薩長軍との戦闘の際には重臣たちに出陣の号令を掛けた。鳥羽・伏見での敗戦後は、勝麟太郎らとともに官軍との戦闘について思案する。
小笠原長行(おがさわら ながみち)
演:伊集院八朗
老中。家茂の長州出兵に従う。出兵命令に応じない薩摩の大久保一蔵を叱責するが、のらりくらりと回避されてしまう。
松平康英(まつだいら やすひで)
演:佐藤正宏
老中。官位は周防守(すおうのかみ)。徳川家茂が急死した際、天璋院に家茂の後継に一橋慶喜を推す。
家茂は田安亀之助を嗣子とする遺言を残していたが、大事の時である事を説いて天璋院を承諾させた。
大河内正質(おおこうち まさただ)
老中。徳川慶喜が将軍の際に慶喜の幕閣として共に上坂する。

幕臣

勝海舟(かつ かいしゅう)
(勝麟太郎→勝海舟)
演:北大路欣也
旗本。当初の名は麟太郎(りんたろう)。官位は安房守(あわのかみ)。軍艦操練所教授方頭取、軍艦奉行並などの海軍関係職を歴任。
開明的な思想を持つ秀才であり、また何事も直言する真っ直ぐな性格。そのため天璋院には好印象を持たれる事になる。咸臨丸が渡米する際にその任に就く。帰国後は島津久光の率兵参府による薩摩藩の台頭に危機感を覚え、安政の大獄から赦免されたばかりの松平春嶽に接近する。春嶽の屋敷で対面した帯刀に、自分の考えを力ずくで押し付ける薩摩のやり方は「下の下」と厳しく非難し、「上等な人間は力でなく心で他人を動かすもの」と諭した。
また幕府ではなく日本国の海軍創設を考えており、その持論を坂本龍馬に説いたり、家茂を軍艦に乗せようなどと画策している。家茂上洛の際、拝謁の機会を得て「攘夷を用いて攘夷の不可能を悟らせる」という建策を行い、海軍操練所開設の許可を取り付けた。しかし門下に過激志士がいた事から一転して経営危機に陥り、薩摩藩を頼るようになる。また軍艦奉行職も罷免され蟄居した。しかし家茂が大坂で病に倒れると、家茂直々の命で復帰。家茂の臨終にも立ち会い、天璋院と和宮の行く末を託された。
徳川慶喜が将軍に就任すると、幕府の軍制改革に奔走。大政奉還後に弟子の龍馬を失うが、日本のために奔走した龍馬や帯刀に心を動かされ、天璋院とともに徳川家を守る決意を固める。京都で薩長軍に敗れて江戸に退却した慶喜が謹慎に入ると、対薩長の戦略を一手に任される事になり陸軍総裁に就任。官軍との戦闘回避を訴える。そして江戸に進駐した西郷と直談判し、天璋院から託された島津斉彬の手紙を切り札に、江戸城無血開城を勝ち取った。
徳川家が駿府に転封されるとそれに従って、苦境に立たされた徳川家を支える。その後は天璋院の元を度々訪れ、一番の話し相手となる。
ジョン万次郎(ジョンまんじろう)
演:勝地涼
土佐国出身の漂流民。後に中濱氏を名乗る。
アメリカから帰国したところを保護され琉球から薩摩に護送される。斉彬に意見を求められ、忠教の海防策を「話にならない」と一蹴。欧米諸国と日本との技術力の差を説き、薩摩領内の砲台建設工事にも携わる。
また、小松清猷の屋敷で篤姫・尚五郎らと対面し、レディファーストの精神や自由恋愛など女性がひとりの人間として扱われているアメリカの様子などを話した。篤姫に想いを告げようか迷う尚五郎には想いを告げるべきだと励ました。
咸臨丸の渡米に伴って通訳として幕府に登用される。勝の配慮により献上品のミシンを届けるために大奥に上がり、天璋院(篤姫)と再会。思い出話に花を咲かせる中で尚五郎が篤姫に想いを寄せていたことを明かした。
その後は帯刀の元で薩長同盟に力を貸し、グラバーとの商談では通訳を担当した。同郷の坂本龍馬の没後は土佐藩を気にかけて、帯刀の元を離れた。
久貝因幡守(くがい いなばのかみ)
演:藤木孝
安政の大獄で捕縛者の詮議の奉行を務めた旗本。江戸に送られてきた村岡を詮議するも、その堂々たる態度に萎縮する。
木村摂津守(きむら せっつのかみ)
演:小林勝也
軍艦奉行並。勝らを率いて咸臨丸で渡米する。勝と共に家茂・天璋院と対面した際には何事も包み隠さず直言する勝の扱いに苦慮していた。
榎本武揚(えのもと たけあき)
演:鈴木綜馬
海軍副総裁。朝廷軍が江戸へ近づくと、積極策を打ち出す。しかし勝麟太郎に一蹴されると、憤って席を立った。
深谷盛房(ふかや もりふさ)
演:野村信次
海防掛。老中阿部正弘らとペリー来航などについて協議した。
川路聖謨(かわじ としあきら)
演:本多晋
旗本。アメリカとの通商条約承認の勅許を得るために、堀田正睦に従って岩瀬忠震と共に上京する。
井上清直(いのうえ きよなお)
演:吉満涼太
旗本。ハリスとの条約交渉を担当している。調整を重ね、最終的にはハリスとの条約に調印した。
岩瀬忠震(いわせ ただなり)
演:吉見幸洋
旗本。井上清直らとともにハリスとの交渉を担当する。さらに条約の勅許を求めるために上洛した堀田正睦にも従った。
伊東玄朴(いとう げんぼく)
演:徳井優
御典医。家定が病に倒れた際に診察を担当したが、本寿院の命を受けて篤姫には詳しい病状を知らせなかった。
滝川具挙(たきがわ ともたか)
大目付。大坂城で徳川慶喜の側近として仕え、慶喜が薩長軍との開戦を決めると、朝廷への薩摩藩討伐の願いを持って上京する。

諸藩・志士たち
諸侯

徳川斉昭(とくがわ なりあき)
演:江守徹
前水戸藩主。水戸学の思想に根ざした頑強な尊皇攘夷論者で、周囲からも「烈公」と恐れられている。倹約を叫んで大奥を目の敵にしているため、本寿院を始めとする大奥の女性達に嫌われている。
ペリー来航に伴う幕府内の混乱を抑えるため老中・阿部正弘によって海防参与に迎えられるが、その過激な発言で逆に幕政を混乱させる。斉彬達とは気脈を通じてはいるが、篤姫の将軍家輿入れに関しては彼女の出自が低いことに難色を示し、薩摩藩の発言力が増すことを警戒していた。しかし、薩摩藩邸で開かれた花見の席で物怖じすることなく自分に意見を述べる篤姫の人物に感じ入り、また将軍・家定の後継候補に我が子・一橋慶喜を推されたことから一転して篤姫入輿支持に転じた。
アメリカ領事・ハリスの江戸入り・将軍謁見に反対し幕政参与を辞任する。大老となった井伊直弼が勅許を得ぬままアメリカとの間に通商条約を締結すると抗議のために登城するが、逆にこれを罪とされて謹慎処分を受け、さらに戊午の密勅への関与を疑われて永蟄居の処分を受ける。蟄居前、慶喜に「いずれ慶喜を必要とする世の中が来る」と言った。
その後、和宮降嫁問題に対し「慶喜が将軍になっていればこんなことにはならなかった」と、徳川家の衰退と日本の将来を憂いながら急死した。
徳川慶篤(とくがわ よしあつ)
水戸藩主。徳川斉昭の長男。斉昭とともに無断で江戸城に登城した咎で謹慎処分となる。
松平春嶽(まつだいら しゅんがく)
(松平慶永→松平春嶽)
演:矢島健一
越前藩主。官位は越前守(えちぜんのかみ)。名は慶永(よしなが)。阿部正弘とともに家定にたびたび進言している。斉彬や伊達宗城とは親しい間柄。
井伊直弼が大老に推挙されると、一橋派の対抗馬として大老に推挙される。大老となった直弼の命で斉昭・慶喜親子と共に処罰され、隠居・謹慎処分を受けた。
隠居後は春嶽と号する。後に島津久光の率兵参府の前に幕府によって慶喜とともに赦免される。その際、薩摩藩の台頭に危機感を覚えた勝麟太郎と交流するようになる。その後、政事総裁職に任命される。慶喜の将軍就任後に開催された列侯会議にも参加している。
慶喜が大政奉還を断行した際は薩長の台頭を警戒しており、また慶喜不在のまま辞官納地が決定すると、慶喜に恭順を促す。
伊達宗城(だて むねなり)
演:森田順平
宇和島藩主。斉彬とは親しく、阿部正弘とともに斉彬の藩主襲封に協力した。後に一橋慶喜擁立運動にも加担する。慶喜が将軍となった後の列侯会議にも参列した。
松平容保(まつだいら かたもり)
演:志村東吾
会津藩主。徳川慶喜とともに薩長軍との戦で指揮を執るが、薩摩軍の謀略によって錦の御旗が掲げられた事に憤慨する。江戸に戻り官軍が接近すると、榎本武揚とともに防戦を訴えるが勝麟太郎に制止され、勝を腰抜けと非難して中座した。
山内容堂(やまうち ようどう)
演:今拓哉
前土佐藩主。島津久光の主導による列侯会議に座列するが、徳川慶喜の言動に憤り、久光とともに会議を後にした。後に岩倉らの謀議によって慶喜の辞官納地が決定されると、その狡猾さに苦虫を噛み潰した。
戸田光則(とだ みつひさ)
演:八波一起
松本藩主。江戸の藩邸で安政の大獄で捕えられた村岡を拘留する。後に幾島が現れた際には村岡との会見を渋るも、天璋院の威光に恐縮する。
徳川慶恕(とくがわ よしくみ)
尾張藩主。徳川斉昭親子とともに無断で江戸城に登城し、それを井伊直弼に咎められる。

諸藩藩士

長野義言(ながの よしとき)
演:大林丈史
彦根藩士。通称は主馬(しゅめ)。藩主・井伊直弼の側近。将軍継嗣問題について直弼の相談を受ける。井伊の手足となり、九条尚忠と結んで朝廷の南紀派工作に大きな影響を与え、安政の大獄でも多大な影響力を及ぼした。
木戸孝允(きど たかよし)
(桂小五郎→木戸孝允)
演:スズキジュンペイ
長州藩士。当初の名は桂小五郎。姉小路公知らの公家と結んで京都で発言力を増す事に成功し、朝廷を攘夷実行に傾かせる。後に木戸孝允と改名。坂本龍馬の仲介を受けて西郷吉之助らと面会するが、話を切り出さない西郷らに業を煮やして帰ろうとするも龍馬のとりなしで事なきを得、同盟を承諾した。維新後は大久保・岩倉らとともに新政府の重鎮となる。
伊藤俊輔(いとう しゅんすけ)
演:岡本高英
長州藩士。薩長同盟に協力し、小松帯刀とグラバーの商談に立ち会った。
井上聞多(いのうえ もんた)
演:吉野容臣
長州藩士。名は馨(かおる)。伊藤とともに小松帯刀とグラバーの商談に立ち会い、成立とともにグラバーに礼を述べた。
橋本左内(はしもと さない)
演:中山麻聖
越前藩士。藩主松平慶永の厚い信任を受けて、西郷吉之助とともに一橋慶喜を将軍継嗣にすべく奔走する。しかし安政の大獄では処罰の対象となり、後に処刑された。
宇津木六之丞(うつぎ ろくのじょう)
演:佐藤旭
彦根藩士。直弼の側近。長野とともに直弼を支える。
長岡監物(ながおか けんもつ)
演:豊嶋稔
熊本藩家老。西郷と親しく交流している。
鵜飼吉左衛門(うがい きちざえもん)
演:赤崎ひかる
水戸藩士。京都で武家伝奏より、前例のなかった水戸藩への勅諚を賜る事になる。しかし安政の大獄に連座して捕えられ、処刑される。
久坂玄瑞(くさか げんずい)
演:東武志
長州藩士。桂小五郎とともに姉小路公知らの公家と接触し、攘夷実行を唱えた。攘夷派が京を追われると失地回復を謀り、御所を襲撃した。
三吉慎蔵(みよし しんぞう)
演:二橋進
長府藩士。坂本龍馬の友人で、薩長同盟締結に尽力した龍馬を寺田屋で労っていた所を奉行所の役人らの襲撃を受け、槍を持って応戦した。
後藤象二郎(ごとう しょうじろう)
演:古本新乃輔
土佐藩士。坂本龍馬の持論に刺激を受けて大政奉還論をまとめる。小松帯刀と薩土盟約を結び、また徳川慶喜に大政奉還を建白した。
鵜飼幸吉(うがい こうきち)
水戸藩士。吉左衛門の息子。父とともに安政の大獄で捕えられ、父とともに処刑される。
原田八兵衛(はらだ はちべえ)
水戸藩士。
八島錦助(やじま きんすけ)
越前藩士。

その他の志士たち

坂本龍馬(さかもと りょうま)
演:玉木宏
土佐藩出身の浪人。松平春嶽の紹介で開国派の勝麟太郎に接近し、あわよくば斬ってしまおうと目論むが、その開明的な考えと堂々とした振る舞いに心を打たれ、一転して勝に弟子入りする。
ピストルやブーツなどの西洋の品物を持ち歩いている。家茂の上洛に従った勝と共に大坂に入り、その護衛を務めた。操練所創設に当たっては塾頭に就任する。しかし蛤御門の変後、操練所が閉鎖の危機にさらされたため、勝の意を受けて薩摩藩に接近し帯刀と運命的な出会いを果す。
帯刀の庇護を受けた塾生らと亀山社中を結成し、それを機軸に薩摩藩と長州藩との間を取り持ち、薩長同盟の密約を結ばせる事に成功した。しかし奉行所からは警戒され、寺田屋で役人らに襲撃を受けて負傷して薩摩藩邸に逃れる。
その後、帯刀の計らいにより妻・お龍と共に薩摩に逃れ、霧島温泉で傷を癒した。その際、帯刀に武士の時代が終ることを予言し、帯刀に新しい日本を引っ張る人間になって欲しいと諭した。また世界を相手にする商業を目指し、海援隊を企画する。
そして大政奉還の基礎となる論を作成し、大政奉還に大きく貢献するが、自らの案じた新政府の名表には自らの名は書き込まず、世界の海援隊を志す。しかし間もなく中岡慎太郎とともに近江屋で襲撃を受け、暗殺された。
帯刀とともに最後まで武力による倒幕に反対していた。龍馬たちの活動は勝を通じて天璋院に伝えられ、彼女は彼らに恥じぬよう大奥と徳川家を守る事を表明した。
お龍(おりょう)
演:市川実日子
坂本龍馬の妻。父親が安政の大獄で処罰されている。やや楽天的な龍馬を正す事もあるしっかりとした性格。お琴とは友人である。
寺田屋で龍馬らが伏見奉行所の役人たちに襲撃された時には真っ先に駆けつけて危機を知らせた。負傷した龍馬と共に伏見の薩摩藩邸に逃れ、帯刀の計らいで夫と共に薩摩に逃れた。帯刀の浮気に憤っていたお近に「惚れた男が生きているだけで十分」と諭した。
龍馬が横死し、薩長と幕府との間に戦雲が立ち込めると、夫の努力が水泡に帰すと悲嘆した。
月照(げっしょう)
演:高橋長英
元清水寺成就院の住職。朝廷とのパイプも持っており、近衛家の仲介で西郷の朝廷工作にも関与する。
斉彬に殉死しようとする西郷にその命を預かると申し出て押し止め、安政の大獄が始まると共に薩摩に逃れるも逆に捕えられ、脱走途中に錦江湾に入水した。
平野国臣(ひらの くにおみ)
演:佐藤政之
有馬新七の同志。京都寺田屋で有馬ら急進派薩摩藩士らと共謀し、京都での突出を計画する。
中岡慎太郎(なかおか しんたろう)
演:天原まさみち
坂本龍馬の盟友。薩土盟約に後藤象二郎とともに土佐藩側として出席した。大政奉還がなった後に近江屋で龍馬とともに暗殺された。

朝廷
皇室

孝明天皇(こうめいてんのう)
演:東儀秀樹
第121代天皇。大の異国嫌いであり、攘夷の実行を念願としている。
そのために当初反対していた和宮の降嫁であったが、岩倉具視に攘夷を持ち出されたためにこれを承諾。和宮を気遣いながらも江戸行きを命じた。その後は幕府との関係も良好であったが、信を置いていた徳川慶喜が将軍に就任して間もなく、夫を失った和宮を案じながら急逝した。
有栖川宮熾仁(ありすがわのみや たるひと)
演:竹財輝之助
熾仁親王と呼ばれる。和宮とは許婚の関係であり、相思の仲でもあった。
しかし和宮の江戸降嫁が決まってしまったために破談となる。もう一目和宮に会おうと赴くが叶わなかった。
後に江戸征伐が決定すると大総督として江戸へ進軍する事になる。また新政府では総裁に就任する。

近衛家

近衛忠熙(このえ ただひろ)
演:春風亭小朝
右大臣。五摂家の筆頭で、島津家と縁の深い近衛家の当主。篤姫は公家の娘という箔をつけるため島津宗家からさらに近衛家の養女となって徳川将軍家に嫁いだ。
将軍継嗣問題では一橋派の意向を受けて行動し、実質的に「慶喜を将軍継嗣とすべし」という内容の勅命を取り付けようとするが、南紀派と結んだ関白・九条尚忠に阻まれて果せなかった。
慶喜擁立工作さらに戊午の密勅の降下に係ったとして安政の大獄に連座して辞官・落飾する。
村岡(むらおか)
演:星由里子
近衛家に仕える老女。当主・忠熙が独身のため、篤姫輿入れの際には母親代わりとなった。
朝廷工作に従事する西郷に月照を紹介し、また水戸藩への密勅にも関与。その活動をして安政の大獄の際に捕えられて江戸へ送られる。詮議の場に幾島を介して天璋院より届けられた袿(うちき)を身につけて臨み堂々と容疑を否認。30日の押込めという軽い処分に落ち着いた。
近衛忠房(このえ ただふさ)
演:三上市朗
近衛忠煕の子。天璋院の徳川慶喜助命嘆願書を持って現れた唐橋に朝廷への取り成しを頼まれるが、近衛家に咎が及ぶことを恐れて一蹴した。
郁姫(いくひめ)
演:早川ゆり
近衛忠煕の妻。島津家より忠煕へ輿入れした。器量がよくおしとやかな性格であったが、早くに亡くなっている。幾島は当初郁姫付きだった。
亀岡(かめおか)
演:山本郁子
近衛家の老女。忠熙の養女となった篤姫に近衛家の来歴などを教授した。

公卿

岩倉具視(いわくら ともみ)
演:片岡鶴太郎
下級公家の出身だが、その才覚を見込まれて孝明天皇の側近となる。
和宮降嫁に際しては降嫁と引き換えに攘夷の実行を幕府に要求するという案を上奏し、それが認められる事となる。和宮に従って江戸に下向し、幕府に二心無い旨の家茂直筆の証文を朝廷に提出するよう迫る。しかしそれが攘夷派志士の疑惑を買う所となり、京都で長州藩が台頭すると身を守るために岩倉村に逼塞する事になった。
慶喜が将軍に就任すると、大久保から討幕の趣旨を聞く。慶喜を警戒しながらも西郷・大久保とともに武力倒幕のための密勅を作り上げるが、大政奉還によって頓挫してしまった。しかし王政復古の大号令、慶喜への辞官納地要求など巧みに幕府を追い詰める。
新政府では副総裁に任じられ、太政官制移行後も政府の重鎮として政治に参画する。
大原重徳(おおはら しげとみ)
演:木村元
島津久光が幕政改革の建白書を奉じて率兵上洛した際に、薩摩藩兵に警護されながら勅使として江戸へ派遣される。老中たちと交渉するが一向に進まず、大久保一蔵らの脅しを利用して幕政改革を認めさせた。
九条尚忠(くじょう ひさただ)
演:磯部勉
関白。長野義言を通じて井伊直弼と交流を持っている。将軍継嗣問題では不干渉を主張した。公武合体を目指して和宮降嫁を主張する。
鷹司政通(たかつかさ まさみち)
演:光枝明彦
関白。孝明天皇の重臣であり、相談などを受けている。
鷹司輔熙(たかつかさ すけひろ)
演:江良潤
関白。上洛した家茂が攘夷の不可能を主張すると、その職性をもって攘夷を実行すべしと断言した。しかし長州藩が御所を襲撃すると、その戦火に怯える。
姉小路公知(あねがこうじ きんとも)
演:若松泰弘
京都で長州藩が台頭すると、桂小五郎らと接触して朝廷を攘夷に傾かせる。その後、勅使として三条実美とともに江戸へ下向し、家茂に攘夷の催促をする。しかし家茂が上洛の意思を伝えたのには絶句した。家茂の上洛には他の公卿とともに攘夷実行を主張する。
中山忠能(なかやま ただやす)
演:神崎智孝
上洛した島津久光を岩倉らとともに謁見し、久光に京都市中の警護を命じた。家茂が上洛した際には鷹司輔熙らとともに攘夷を唱える。王政復古の大号令を発した後は岩倉と並んで参朝する。
三条実美(さんじょう さねとみ)
演:小浜正寛
姉小路公知と共に攘夷派の長州藩士と協力して攘夷論を高揚させる。後に勅使として江戸へ下り、幕府に攘夷の実行を迫る。また家茂が上洛すると、家茂に攘夷を迫る。新政府では岩倉具視とともに副総裁に任じられる。
当初、姓は三條と表記されていた。

市井

太助(たすけ)
演:コロッケ
江戸の瓦版売り。ペリー来航をはじめ最新の瓦版を、顔芸を交えて売っている。維新後は写真技師に転向し、笑わない客にはやはり顔芸で笑わせている。
千吉(せんきち)
演:三谷昌登
江戸の瓦版売り。太助とともに瓦版を売っている。元は香具師であったらしく、独特の宣伝をしている。維新後は太吉とともに写真技師に転向した。太吉を兄貴と呼ぶ。

欧米諸国

ペリー
演:ニーノA
アメリカ合衆国の使節。日本ではペルリと呼ばれている。2度の来航で日本を開国させた。巷ではさまざまな憶測が飛び交っている。
タウンセンド・ハリス
演:ブレイク・クロフォード
アメリカ合衆国の総領事。伊豆の下田に来航する。将軍家定への謁見を求め、後に念願かなって家定と会見。強硬な姿勢を貫き、条約の調印に成功する。
ヒュースケン
演:マキシム・ツェリッシェフ
ハリスの通詞役。ハリスとともに下田に来航した。ハリスの側近として行動をともにし、条約調印にも立ち会った。
リチャードソン
演:クリストファー・メイ
生麦村を通行していたイギリス人。誤って島津久光の行列を妨害してしまったため、伊地知正治や海江田信義からどくように指示される。しかし言葉がわからずにうろたえてしまったため、激昂した奈良原喜八郎に無礼討ちにされた。この事件に際してイギリスは幕府と薩摩藩に償金の支払いを請求している。
ボラディル夫人
演:ハルカ・オース
リチャードソンと生麦村を乗馬で通行していたイギリス人女性。
マーシャル / クラーク
演:ガース・ネルソン(マーシャル) / デニス・ロングリー(クラーク)
リチャードソンと生麦村を乗馬で通行していたイギリス人男性。
庄蔵(しょうぞう)/ 寿三郎(じゅさぶろう)
演:佐々木洋平(庄蔵)
モリソン号に乗って山川港に上陸した日本人漂流民。船長らとともに交渉に立ち会った。
ニール
イギリス代理公使。生麦事件で自国民が殺害されると、償金の支払いと下手人の引渡しを薩摩に求める。軍艦ユーリアラス号で伊地知正治らと交渉するも決裂し、薩英開戦に至った。
グラバー
イギリスの貿易商。薩長同盟のために武器を長州藩に提供しようとする小松帯刀から商談を持ちかけられる。通訳としてジョン万次郎を交えて商談を進め、好意的な形で商談を受諾した。
ボードウィン
在日の外国人医師。大阪で療養する小松帯刀の担当医となり、焦る帯刀を励ます。
アーネスト・サトウ
イギリスの外交官。薩英戦争の際にニールらとともに薩摩藩との交渉に立ち会う。

その他

人影
演:麿赤兒
篤姫が産まれる直前にお幸の夢に現れた謎の行者。「その娘を江戸へ連れて参る」と篤姫の江戸行きを示唆する。

スタッフ

原作:宮尾登美子(『天璋院篤姫』より 講談社刊)
脚本:田渕久美子、松下和惠
音楽:吉俣良
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:井上道義
演奏:弦一徹オーケストラ
劇中歌独唱:和田由貴
題字:菊池錦子
時代考証:原口泉、大石学
建築考証:平井聖
衣装考証:小泉清子
脚本協力:井出真理、田渕高志、金杉弘子
撮影協力:鹿児島県、鹿児島県鹿児島市、指宿市、出水市、加治木町、茨城県つくば市、つくばみらい市、常総市、石岡市、桜川市、静岡県伊豆の国市、下田市、博物館明治村
雅楽指導:東儀秀樹
香道指導:三條西堯水
所作指導:西川箕乃助
武術指導:林邦史朗
書道指導:望月暁云、三條西堯水
仏事指導:金嶽宗信
囲碁指導:梅沢由香里
日本画指導:劉煐杲
写真指導:山本一夫
邦楽指導:本條秀太郎、藤舎千穂
箏指導:田村法子
鼓指導:藤舎千穂
華道指導:杉本康子
馬術指導:田中光法
茶道指導:鈴木宗卓、杉本康子
薩摩琵琶指導:須田誠舟
扇子製作指導:松井宏
貝合わせ指導:生越仁子
礼法指導:小笠原敬承斎
投扇興指導:淡路保孝
連珠指導:三森政男
刺繍指導:柿崎清
芸妓指導:青木かずこ
手芸指導:山本恭子
月琴指導:坂田進一
薩摩ことば指導:西田聖志郎
御所ことば指導:堀井令以知
京ことば指導:井上裕季子
土佐ことば指導:岡林桂子
タイトル映像:堀切園健太郎
資料提供:徳川記念財団、尚古集成館、苗木遠山資料館、二条城、武雄市歴史資料館、みちのく北方漁船博物館、長崎ハウステンボス、京都造形芸術大学、東京国立博物館、国会図書館、開陽丸、埼玉県さいたま市、福田東久、日本カメラ博物館、伊牟田志香人、吉岡幸雄、野本禎司、竹村誠、野村玄、高木頼雄
語り:奈良岡朋子
副音声解説:宇垣秀成
制作統括:佐野元彦
制作・プロデューサー:屋敷陽太郎
演出:佐藤峰世、岡田健、渡邊良雄、堀切園健太郎、上杉忠嗣、松川博敬

アバンタイトル

語り:滑川和男

篤姫紀行

ナレーション:内藤裕子
演奏
吉俣良×弦一徹(第1回 - 第14回)
吉俣良×柏木広樹(第15回 - 第26回)
吉俣良×千代正行(第27回 - 第39回)
吉俣良×吉嶺史晴(第40回 - 最終回)

放送
放送時間

総合テレビ

本放送 日曜 20:00 - 20:45
再放送 土曜 13:05 - 13:50

衛星第2テレビ

第39回まで 日曜 22:00 - 22:45
第40回から 日曜 22:05 - 22:50

編成の都合により時間変更されることが多かった。
デジタル衛星ハイビジョン

日曜 18:00 - 18:45

アンコール放送・特別編成

総合テレビ

第48回 12月12日 16:05 - 16:50
翌13日の第49回通常再放送と続けて、3日連続で放送されるように急遽編成された。

デジタル衛星ハイビジョン

第1回 - 第49回 9月29日 - 12月9日 17:00 - 17:45(土日・祝休日を除く)
宮﨑起用のきっかけとなった連続テレビ小説『純情きらり』とのセット[2]。

放送日程

第1回は15分拡大(20:00 - 21:00)、最終回は25分拡大(20:00 - 21:10)。

放送回 本放送日 題 演出 篤姫紀行 視聴率
第1回 1月6日 天命の子 佐藤峰世 篤姫の故郷(鹿児島県鹿児島市/指宿市) 20.3%
第2回 1月13日 桜島の誓い 尚五郎の故郷(鹿児島県鹿児島市) 20.4%
第3回 1月20日 薩摩分裂 岡田健 薩摩最強の武士団(鹿児島県出水市) 21.4%
第4回 1月27日 名君怒る 藩主 斉彬の功績(鹿児島県鹿児島市) 22.7%
第5回 2月3日 日本一の男 堀切園健太郎 万次郎の故郷(高知県土佐清水市) 24.0%
第6回 2月10日 女の道 薩摩藩の郷中教育(鹿児島県鹿児島市) 22.7%
第7回 2月17日 父の涙 佐藤峰世 篤姫ゆかりの港町(鹿児島県指宿市) 21.6%
第8回 2月24日 お姫様教育 黒船来航(神奈川県横須賀市) 22.4%
第9回 3月2日 篤姫誕生 岡田健 篤姫誕生の城(鹿児島県鹿児島市) 25.3%
第10回 3月9日 御台所への決心 徳川斉昭の功績(茨城県水戸市) 23.8%
第11回 3月16日 七夕の再会 渡邊良雄 古の香り漂う町(鹿児島県南さつま市) 24.7%
第12回 3月23日 さらば桜島 心のふるさと桜島(鹿児島県鹿児島市) 23.5%
第13回 3月30日 江戸の母君 佐藤峰世 篤姫 江戸への道中(京都府京都市) 21.6%
第14回 4月6日 父の願い 井伊直弼の故郷(滋賀県彦根市) 22.3%
第15回 4月13日 姫、出陣 岡田健 西郷隆盛ゆかりの寺(東京都目黒区) 23.7%
第16回 4月20日 波乱の花見 慶喜の生誕地(東京都文京区/千代田区) 22.4%
第17回 4月27日 予期せぬ縁組み 渡邊良雄 江戸の薩摩藩屋敷(東京都港区/渋谷区) 23.1%
第18回 5月4日 斉彬の密命 ハリスの暮らした港町(静岡県下田市) 20.9%
第19回 5月11日 大奥入城 佐藤峰世 篤姫が暮らした城(東京都千代田区) 24.6%
第20回 5月18日 婚礼の夜 小松家の領地(鹿児島県日置市) 24.2%
第21回 5月25日 妻の戦 堀切園健太郎 江戸城の面影・川越(埼玉県川越市) 24.4%
第22回 6月1日 将軍の秘密 阿部正弘の城下町(広島県福山市) 24.8%
第23回 6月8日 器くらべ 岡田健 藩主斉彬の足跡(鹿児島県錦江町/南大隅町) 24.8%
第24回 6月15日 許すまじ、篤姫 松平慶永の城下町(福井県福井市) 25.7%
第25回 6月22日 母の愛憎 渡邊良雄 堀田正睦の城下町(千葉県佐倉市) 22.6%
第26回 6月29日 嵐の建白書 月照ゆかりの地(京都府京都市) 24.7%
第27回 7月6日 徳川の妻 堀切園健太郎 将軍・家定の足跡(東京都中央区) 26.0%
第28回 7月13日 ふたつの遺言 斉彬の最期(鹿児島県鹿児島市) 26.2%
第29回 7月20日 天璋院篤姫 岡田健 久光ゆかりの地(鹿児島県姶良町/鹿児島市) 24.3%
第30回 7月27日 将軍の母 佐藤峰世 紀伊徳川家の城下町(和歌山県和歌山市) 25.8%
第31回 8月3日 さらば幾島 渡邊良雄 村岡ゆかりの嵯峨(京都府京都市) 24.6%
第32回 8月10日 桜田門外の変 堀切園健太郎 桜田門外の変(東京都千代田区/世田谷区) 26.4%
第33回 8月17日 皇女和宮 和宮が愛した京の都(京都府京都市) 27.7%
第34回 8月24日 公家と武家 佐藤峰世 坂下門外の変(東京都千代田区/福島県いわき市) 26.4%
第35回 8月31日 疑惑の懐剣 上杉忠嗣 龍馬のこころ息づく町(高知県高知市) 23.3%
第36回 9月7日 薩摩か徳川か 岡田健 寺田屋事件(京都府京都市) 27.7%
第37回 9月14日 友情と決別 渡邊良雄 勝海舟の足跡(東京都墨田区/千代田区) 26.1%
第38回 9月21日 姑の心 嫁の心 佐藤峰世 岩倉具視 隠棲の地(京都府京都市左京区岩倉) 26.1%
第39回 9月28日 薩摩燃ゆ 松川博敬 薩英戦争(鹿児島県鹿児島市) 24.7%
第40回 10月5日 息子の出陣 岡田健 蛤御門の変(京都府京都市) 28.1%
第41回 10月12日 薩長同盟 渡邊良雄 薩長同盟(京都府京都市) 24.2%
第42回 10月19日 息子の死 佐藤峰世 帯刀・龍馬 静養の地(鹿児島県霧島市) 26.3%
第43回 10月26日 嫁の決心 岡田健 家茂ゆかりの寺(東京都港区) 24.5%
第44回 11月2日 龍馬死すとも 渡邊良雄 二条城 大政奉還の舞台(京都府京都市) 23.5%
第45回 11月9日 母からの文 徳川最後の城砦(大阪府大阪市) 22.6%
第46回 11月16日 慶喜救出 岡田健 鳥羽伏見の戦い(京都府京都市/八幡市) 24.3%
第47回 11月23日 大奥の使者 佐藤峰世 大奥の女たち・その後(埼玉県川口市/鹿児島県鹿児島市) 25.1%
第48回 11月30日 無血開城 渡邊良雄 江戸を救った3人(東京都大田区/港区) 29.2%
第49回 12月7日 明治前夜の再会 岡田健 徳川家ゆかりの城下町(静岡県静岡市) 27.8%
最終回 12月14日 一本の道 佐藤峰世 幕末を駆け抜けた2人(鹿児島県日置市/東京都台東区) 28.7%
平均視聴率 24.5% (視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)[5][6][7][8][9]
総集編

いずれも総合テレビで放送。
放送回 放送日 放送時間 題
第1回 12月26日 19:30-20:43 御台所への決心
第2回 12月27日 19:30-20:43 大奥入城
第3回 21:00-21:58 天璋院篤姫
第4回 12月28日 19:30-20:43 徳川の母
第5回 21:00-21:58 無血開城
関連番組

篤姫SP〜クイズ大奥(総合テレビ 5月6日 13:05 - 13:30, 5月10日 17:30 - 17:55)
出演:堺雅人、鶴田真由、高畑淳子、稲森いずみ
「篤姫」スペシャルトーク(総合テレビ 8月20日 13:05 - 13:30)
出演:宮﨑あおい、堺雅人
「篤姫」トーク&コンサート(総合テレビ 12月27日 18:10 - 18:43)
出演:宮﨑あおい、樋口可南子、吉俣良

再放送・ネット配信・海外放送

2010年1月からNHKオンデマンドの「特選ライブラリー」で有償配信されている。第1回はNHKオンデマンド会員であれば無償で視聴できる。第2回以降は1回315円(税込、72時間視聴可能)、2から15回までが40日間視聴可能なパックが3,150円(税込、16から30回は2月、31から最終回は3月配信予定)である[10][11]。
2009年度には台湾のケーブルテレビにて放送開始したが、反響の大きさもあって合計10数回も再放送された[注釈 3]。本編以外にも鹿児島市の宝山ホールで収録された「篤姫」スペシャルトークや「篤姫」トーク&コンサートまで何度も再放送され、熱狂的ファンがツアーや個人旅行で日本まで観光に押し寄せるほどであった。
2010年4月9日から毎週金曜日(14時 - )に衛星ハイビジョンで再放送され、2012年4月7日から毎週土曜日(18時 - )にBSプレミアムで再々放送されている。また、2023年4月から毎週日曜日(11時30分 -)、毎週木曜日(18時15分 - ・再放送)に、BS4Kにて4Kリマスター版が放送されている[12]。
アジア以外では2012年にルーマニア、2013年春にはハンガリーでも放映され好評であった
チャンネル銀河で放送されている。ただし「篤姫紀行」は放送されていない。

ソフトウェア
DVD

篤姫 完全版 第壱集 DVD 7枚組
本編第1回から第27回と特典映像を収録。
篤姫 完全版 第弐集 DVD 6枚組
本編第28回から最終回と特典映像を収録。
篤姫 総集編 DVD 3枚組
総集編

サウンドトラック

NHK大河ドラマ オリジナルサウンドトラック「篤姫」
NHK大河ドラマ オリジナルサウンドトラック「篤姫 其ノ二」
Best Soundtracks〜篤姫BEST and more〜

関連書籍

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (日本放送出版協会) ISBN 978-4-14-923347-5
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (日本放送出版協会) ISBN 978-4-14-923348-2
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 完結編 (日本放送出版協会) ISBN 978-4-14-923349-9
NHK大河ドラマ 歴史ハンドブック 篤姫 (日本放送出版協会) ISBN 978-4-14-910655-7
NHK大河ドラマ 篤姫 完全ガイドブック (東京ニュース通信社) ISBN 978-4-92456691-0
NHK大河ドラマ「篤姫」 (角川ザテレビジョン) ISBN 978-4-04-895008-4

受賞

2009年 エランドール賞
作品賞 [TV ガイド賞](TV部門)[13]
2009年 橋田賞 [14]
第8回(2008年度)映像技術賞 [15]
山口類児、小味山 潤、日高一平、服部竜馬(第32回「桜田門外の変」の美術)

補足

NHKエンタープライズは、無秩序に使われるのを防ぐ目的で「篤姫」「大河ドラマ篤姫」を複数の品目で商標登録し、使用者には使用料を徴収する予定である。「篤姫」という歴史上の固有名詞を独占していいのかと批判が出ているが、NHKでは過去の大河ドラマでもやってきたこととしており、商標登録の撤回は行なわない模様である[16]。

脚注
[脚注の使い方]
注釈

^ 瑛太も父親が鹿児島県出身であることを制作発表で述べている。
^ 当初は常盤と表記されていた。
^ 一度にまとめて集中的に放送するため。

(出展; /Wiki)
 

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